生徒会の一存パロ 2
臨也「じゃあ・・・気は進まないけど始めようか」
正臣「テンション上がってきたー!」
静雄「何だよ紀田、妙にノリ気だな」
臨也「そうだね、えぇと……じゃ、折角だし、何か質問とかしたほうがいいのかな。んーと…新羅は、ラジオとかよく聴く?」
新羅「それは秘密」
臨也「うわっ!俺たちのトークに協力する気、一切ないのっ!?」
静雄「んじゃ、紀田はラジオとか……。あ、アイドルのラジオとか聴きそうだな、お前は」
正臣「テンション上がってきたー!」
静雄「もはや『アイドル』って言葉だけで盛り上がるのかよ、お前はっ!」
新羅「それは秘密」
静雄「なんで新羅が答えてんだよ!?」
新羅「それは秘密」
静雄「あ、相変わらず意味不明なヤツだな……」
臨也「なんか、俺たちだけ頑張ってる気がするね……」
正臣「テンション上がってきたー!」
臨也「やる気だけは、すごく伝わってくるんだけど」
静雄「なんかおかしいな…。変な企みでもあんのか?」
新羅「それは秘密」
静雄「ちっ……。仕方ねぇな。こうなったら、死ぬほど嫌だがノミ蟲と喋るしか……」
臨也「そうだね。不本意だけど、帝人くんから司会任されたわけだし」
正臣「テンション上がってきたー!」
静雄「変なこと言ってんじゃねえよ!BLとかじゃねーからな!」
臨也「そうだよ!俺が好きなのはあくまで――」
新羅「それは秘密」
臨也「ええっ!?なんで自分のこと語るのも新羅に禁止されるのさっ!」
静雄「なんか変だとは思うんだが、この二人はいっつもこんなだから、これはこれで普通だという気もしてきたな……」
臨也「二人に何かあったのかな……」
新羅「それは秘密」
臨也「だよね…。ところで、シズちゃんはラジオとか聴くの?なんかイメージできないんだけど…」
静雄「特にこれといって興味あるわけでもねーからあんま聴かねえ。たまに暇つぶし程度に聴くぐれえだな」
正臣「テンション上がってきたー!」
静雄「なんでだよ!今の会話のどこにそんなスイッチあったんだよ!」
新羅「それは秘密」
静雄「がぁーーーーー!」
臨也「ちょ、シズちゃん落ち着いて!パイプ椅子を下ろして!」
正臣「テンション上がってきたー!」
臨也「紀田くんまで戦闘モード!?」
静雄「おうおう、紀田。やるってぇのか?いい度胸だ。俺を、誰だと思ってやがる!」
新羅「それは秘密」
静雄「誰だと思ってるんだぁぁぁああー!俺、誰だと思われてるんだよぉぉお!」
臨也「し、シズちゃん、落ち着いて。ほら、深呼吸、深呼吸」
正臣「テンション上がってきたー!」
臨也「シズちゃん落ち着かせてる時に何で叫ぶのさっ!」
新羅「それは秘密」
静雄「もう、殴る!新羅含めてこいつら、一回殴る!」
正臣「テンション上がってきたー!」
静雄「ドM!?」
臨也「ああもうぐっちゃぐちゃだよ!このコーナー、いつ終わるのかな……」
新羅「それは秘密」
臨也「パーソナリティなのにコーナーの時間配分も秘密にされるのっ!?」
静雄「もうやめだやめだ、こんなコーナー!やってられっか!」
正臣「テンション上がってきたー!」
静雄「終わりだっつってんのに何でまたエンジンかけてんだよ!つうかお前のテンションは何段ギアなんだよ!」
新羅「それは秘密」
静雄「うがぁーーーーーーーーー!」
臨也「し、シズちゃんが壊れたっ!帝人くん……いつもなら別にシズちゃんなんてどうでもいいし、本来は新羅の役目だけど…ドクターストップを申請するよっ!」
帝人「仕方ないなぁ。じゃ、コーナー終了。正臣、新羅、お疲れー」
正臣「おう、お疲れさん」
新羅「お疲れ様」
静雄「なんで帝人とはマトモに喋るんだよーーーーーー!」
臨也「……俺はもう、紀田くんと新羅がわかんないよ。結局このコーナー、何だったのさ……」
新羅「それは秘密」
戦争コンビ『うがぁぁあーーーーーーーーーー!』
帝人「さて、戦争コンビが面白い感じに壊れたところで、次のコーナー行こうか」
正臣「……正直、すげー罪悪感あるけどな」
帝人「そう?新羅も?」
新羅「それは秘密」
帝人「…確かにこれは、想像以上にムカつくね」
正臣「テンション上がってきたー!」
帝人「うん、正臣は、なんかいつも通りだね」
正臣「俺ってそんな認識!?」
帝人「さてさて、そんなことより次のコーナー。『懐かしのメロディ』」
正臣「わ、なんかすっごいマトモそうだな!」
静雄「俺らのコーナーとは大違いだ……」
臨也「なんか、ラジオで苦労するのはいつも帝人くん以外だね」
帝人「このコーナーでやることはね…」
新羅「それは秘密」
帝人「それはもういいよ!このコーナーは、皆が懐かしいと思うようなメロディを、どんどんかけていっちゃおうよというコーナーだよ」
新羅「ああ、ホントに普通だね」
帝人「それじゃあいくよー。一曲目」
♪ 団○三兄弟 ♪
静雄「懐かしっ!」
臨也「小さいころに、誰もが一度は聴いたことのあるフレーズだよね…」
帝人「改めて二番三番歌ってみると案外ハマるよ」
正臣「てかこういう方向性かよ」
帝人「さ、どんどんいくよ」
♪ おし○かじり虫 ♪
臨也「…これは……懐かしいって言うか…」
帝人「とりえずN○Kっぽいのでまとめてみたよ。前半だけ」
正臣「どうせなら最後まで統一しろよ!」
帝人「まあいいじゃない。お次はコレ」
♪ ぼうけんのしょが消えた音 ♪
正臣「……ちょっとでもゲームにのめりこんだことがあるやつには、トラウマだな…」
帝人「狩沢さんと遊馬崎くんも呼んでおけばよかったね」
臨也「鬼畜!?」
帝人「お茶目な悪戯心じゃない」
静雄「あいつらには致命傷だがな」
新羅「セルティも昔よくやってたなぁ…。その度に半泣きになって……」
帝人「ノってきたところで次はこちらー」
♪ 居間から深夜漏れ聴こえてくる、父と母の罵りあい ♪
正臣「いやだっ!そんな経験ないのに、なんか凄くいやだぁぁっ!」
新羅「このくぐもった感じが、なんとも言えないリアルさを生み出しているよね」
静雄「自分の親じゃないって分かってても、なんか辛いものがある!」
帝人「畳み掛けるように、最後はコレだよ!」
♪ 調子に乗ってブランコこいでいたら、誤って転落してしまった際の音 ♪
帝人以外『いやぁぁぁぁぁああああああああ!』
帝人「きーこ、きーこ、きー……ずるっ、どがしゃああ!うぇーん、うぇーん」
帝人以外『口でリピートやめてぇーーーーーーー!』
帝人「ふぅ。とてもインパクトのあるラジオになったね、うん」
正臣「かなりの数のリスナーが、チャンネル変えた気がするが」
臨也「このラジオを好むヘビーリスナーとは、友達になれないと思うよ、俺」
帝人「≪懐かしのメロディ≫のコーナーでは、封印された記憶を無理やりこじ開けてしまうような、インパクトのある楽曲を募集してるからね!」
静雄「コーナー名、≪トラウマメロディ≫に変えたほうがいいんじゃねえ?」
帝人「と、いうわけで。エンディングトーク&感想メールのコーナー!」
新羅「やっと終わりか……。長かったね…」
帝人「早速お便り。ラジオネーム『正臣は俺の嫁』さんから」
正臣「誰だお前!ラジオネーム変えろ!」
作品名:生徒会の一存パロ 2 作家名:刻蝶