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THW小説4.5 番外編 ~ insanity ―狂気― ~

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小瓶の中の液体は,冷たくて甘い。
俺が,闇市で苦労して手に入れたものだ。
そのまま,ザビの口の中へと,口移しで流し込む。
「〜〜〜〜!!!」
呑みこむまい,と必死で抵抗するザビ。
俺は,ザビの鼻をつまんでやる。
ぷるぷると,震えたかと思うと,ようやく喉仏が上下し,嚥下した。
「・・・ぶあっ!!!殺す気か!?おまえっ!!」
「殺しはしねぇよ,殺してどうすんだよ?」
「・・・くっそ!何,飲ませた!?」
「・・・すぐに,わかると思うよ?」
俺はまた,向かいの椅子に座って,ザビの様子を観察する。
すると,すぐにザビに変化が表れてきた。
「・・・!?」
頬は紅潮し,呼吸が短く浅くなる。
そして,身体を微妙によじらせるような動き。
「・・・効いてきたみたいだな」
「・・・まさか・・・これ・・・!?」
「そ。即効性の媚薬。手に入れるの,苦労したんだぜ?」
「おま・・・!ほんと,変態っ・・・!」
「なんとでも言えよ。イニシアチブは,こっちにあんだからな」
「あとで・・・!覚えとけよ・・・!」
「後?後なんてないさ。俺は今が良ければいんだよ」
そう言いながら,ザビに近づき,服を脱がしにかかる。
「・・・!!」
俺が触れるたびに,ザビはビクンと身体を振るわせる。
「・・・かわいいな。ドSを自称してても,そんな反応すんだ?」
またもや,俺をキッと睨みつけるザビ。
だが,その目元は紅潮し,眼は潤んでいる。
「たまらねぇ。その眼。俺を煽るだけだぜ?」
バッと一気に,下半身を覆っている衣服を下ろす。
「・・・・・!!」
サビは,羞恥で目を閉じ,顔をそむける。
そこには,完全に反応したモノがあった。
「ほら,こっちはやる気だよ?」
俺はニヤリ,と笑って,小瓶の中身を手に取り,
どろっと冷たい液体を,両手で温める。
そして,それを,ザビのモノへと塗りつけた。
「・・・あっ!!」
思わず,腰を引こうとするが,許さない。
左手を腰に回し,固定した。
右手は上下に擦り上げ,左手を後ろの穴へと伸ばす。
「ちょ・・・・!!そっち,まじかよ・・・!」
「まじだよ?俺だって,同じ薬飲んでるんだよ。こんなお前の姿見て,止まるわけねぇだろ?」
言うが早いか,ズブリ,と後ろの穴へと,指を突っ込む。
「ひあっ・・・・!!」
「なんだ?狭いな。弟とヤりまくってたんだろ?」
ザビの穴は,思ったよりも俺の指の侵入を拒む。
「だっ・・・!だからっ・・・・・!ちがうってっ・・!」
慣れない刺激からか。
ザビの右目から,ポロリ,と涙がこぼれた。
それを,ベロン,と舌で舐めとる。
「あ?そうなの?んじゃ,処女か,お前」
カッと,ザビの顔が一層赤くなる。
「・・・光栄だな。作戦変更だ。できるだけ,やさしくしてやんよ?」
赤くなったザビが可愛くて,また深いキスをする。
「・・・ぁ」
快感には抗えないのだろう。
ザビの瞳が,トロンとしたものに変わってきた。
「よし,イイコだ。」
俺はまた,前を上下に擦りながら,後穴の周りに液体を塗りつける。
「・・・あっ・・・ぅん・・・はあっ・・・」
ニチョッ,ニチョッという淫靡な音が,また欲望をそそる。
ザビの息遣いも,段々と色を含んだものになってきた。
先走りの液が,トロトロと溢れ出し,それをまた擦りつけてやる。
「・・・ん!ぅうっ・・あっ・・・・!!」
喘ぎ声が,切羽詰まったものになってきた。
「かわいい声で鳴くじゃん。ほんとにS?」
「・・・はぁっ・・うるせっ・・・うんっ・・・・!!!」
時々,ビクビクっと身体を振るわせては,はぁはぁと息をつく。
それは,絶頂が近づいていることを意味していた。
「・・・イきたい?」
「・・・!くそっ・・・!イきたくなんか・・・・!!」
「ラクになっちまえよ。プライドなんか捨てて,俺の手で吐き出してしまえ」
もうすぐだ。
もうすぐ,ザビは俺の手に堕ちる。
俺は,歓喜に身を震わせた。
一層,擦る速度を上げる。
「・・・っ,はあっ・・・!うあっ・・・!も・・・・!!」
俺が,左の指を後穴にズプッと突き入れた瞬間。
「ああああああああああああっっっ!!!!!」
ザビは,俺の手の中に,全てをぶちまけた。