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かぐたんのよせなべ雑炊記

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特別寄稿(一)叔父上と私



叔父上はとても素敵な肩でした。少し猫背で、心持ちなで肩で……、あっ、肩じゃなくて方の方(ほう)でしたね。そうそう、叔父上はとても素敵な肩で……、すみません、それくらい叔父上の肩が素敵だったってことがどーしてもすごく言いたかったみたいです私。えいっ、こんどこそ「方」っと……、やったっ! えっと、それでですね、そーなんです、叔父上は素敵な方でした。どこが素敵ってまず肩が素敵で知的で穏やかで物静かでイカすバリトンヴォイスの持ち主でもちろん顔も……あれっ? おかしいな、なんかどーしても顔のパーツも輪郭も思い出そうとすると途端に映像がボケるんですけどー、……まっ、仕方ないですよね、自分の顔もはっきりしないのにその上ほぼオリキャラの叔父上の顔思い出せっつー方が無茶っちゃ無茶ですよね、アハッ☆
まっ、そんなこんなの諸事情で叔父上の後ろ姿、猫背でなで肩の背中だけはやたらしっかり覚えてるってわけなんです。書斎でひとり、よく書き物をしていらっしゃった叔父上の後ろ姿は凛としてるんですけどなんだか少し寂しそうで、それを襖の陰からじっと見ているとどーしてもそこにぴゃいっと貼り付きたくなって、お仕事の邪魔しちゃ悪いとわかってるんですけど、時々我慢できなくて、そしたら叔父上に「こらこら」って優しい声で窘められて、私がエヘヘと笑うと叔父上は書き物の手を止めてふぅと短い息をついて、――しょうがないなぁ、という顔をして(あっ、顔のつくりはやっぱりよく思い出せないです)、私にいろんなお話をして下さるんです。
……そーですねぇ、だいたい霊界大殺法とかここからアフターとか、そーいうスピリチュアル系が多かったですね。やっぱね、声がイイとそれだけで説得力が増すんですよね。胡散臭いなんて一切思わずに、おやつこんぶ片手にすごいワクワクしながら聞いてました。
あと、よく一緒にやったのが天界交信! 霊気の集まってる山に登って、手作りの増幅器械使って、天に向かって念波を発信するんです。最初はね、誰に向かって何やってんのかよくわかんないなーなんて思いながら漫然と手伝ってたんですが、そしたらン年後、リアルに天からごっそり使者来ちゃってね(笑)、世の中大騒動ですよ、――マジすか叔父上コレだったんすかさすが先見の明ハンパねー!ってね、もっとも、その頃には叔父上とっくに別件で腹切っちゃってたんですけど(涙)
……まぁねぇ、ネタばらしすると私の立場?的に?自分らで呼んどいたモンに帰れ!ってのもおかしな話だとは思うんですけどね、ええ、その点はちょっと勇み足だったかなーって反省している部分でもありまして……、でも、何て言うんですか? 期待が裏切られた分失望も大きいと言いますか、可愛さ余って憎さ百倍?的な?
叔父上と私はもっとこう、友好的な気持ちを込めて念波を送っていたわけです、いわばペンパル募集中!みたいなフレンドリーな感じでね。それをねぇ、こっちの住所キャッチしたからっていきなり着払いで冷凍ガニドカドカ送りつけてくるようなやり方、礼儀に反するでしょう? この際私はそのことを強く訴えたい! まずは返信用切手同封の上、丁寧な文面を心掛け、相手に失礼のないように、またチェーンメール等は絶対に送らない! それが常識ってモンでしょう? なのにそういう基本的なルールもわきまえない身勝手な連中が多すぎる!
……なんてね、いつになく熱くなっちゃいましたが(笑)なんか叔父上と私、ってタイトル途中からあんま関係なくなっちゃってませんでした? 叔父上ラヴラヴ話なら他にもっといっぱいあったんですけどぉー、……え? いらない? いらないですか? そうですか……、残念だなー、じゃっまた次の機会にでも! 絶対ですよっ!?


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