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成王ログ

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※ラメントパロです。
会話文です。以下、要注意事項。

 ・ドの音がどの音かも分からないナルホド君が賛牙なんかやれるの?
 ・それでなくとも公式では、一曲弾いたら客は黙るとかって言われてるのに。
 ・そんな人(猫?)が歌ったりしたら、そりゃもう凄まじい破壊力だよね!

という悪ふざけの産物です。
他の猫パロとは全くの別物としてお考え下さい(※ここ重要)

以上を踏まえた上でお読み頂ければと^^;





「ッ…!オドロキくん!!」
「っは、げほっ!……リュ、イチさ…」
「大丈夫かい?!怪我は?」
「…はあっ、は、…なん、とか」
「良かった。まだいけそうかい?」
「…―――大丈夫、です」
「でもそろそろ何とかしないと、キミの方がもたないね」
「済みません…」
「気にする事はないさ。今回は相手が悪すぎた」
「でも…」
「さ、立って。今日は僕も手伝ってあげるから」
「…ありがとう、ございます」
「うん。じゃ、ちょっと相手を引き付けておいてくれるかな」
「あ、はい。―――って、え、ちょ、何やって…」
「何って準備だけど」
「一応聞いて良いですか。何の準備で?」
「何って見れば分かるだろう?歌うじゅん…」
「結構です!一緒に闘ってくれればそれで十分なんで!」
「だから一緒に闘おうとしてるじゃないか」
「いやいやいや!そういう意味じゃなくて!普通に闘って下さい剣持って下さいアンタ強いんでしょう?!」
「そう言われてもねぇ…。僕はオドロキくんの賛牙だから、やっぱり歌ってサポートしないといけないかなーって思う訳だよ。偶には歌わないと鈍るし」
「剣も使わないと鈍ります!寧ろ歌は鈍って結構ですから!つかいっそ歌えなくなって下さいお願いします!」
「…酷い言われようだな。あ、オドロキくん、前」
「は?って、うおわああああ!」
「危ないトコだったねえ。僕もその反射神経、見習いたいよ」
「そりゃどうも!って、ちょ、うわっ!」
「はいはい、その調子。暫くそうやって逃げ回っててね」
「好っ…きで、逃げ回っ……わあっ!」
「よし、こっちは準備オッケーだよ」
「だああああ!良いから剣持って下さい、剣!!」
「それじゃあオドロキくんの為に、頑張っちゃおうかな」
「お願いだから止めて下さい殺す気ですか!!」
「そりゃ魔物は仕留めてなんぼだからね」
「魔物じゃなくて俺はどうなるんですか!!」
「大丈夫だって。キミ、今まで一度も死ななかったじゃないか」
「そういう問題じゃ………って、待っ…!!!!」










「おはよう、オドロキくん」
「………おはようございま……って、え?あれ?」
「良く寝てたよ。これが何本だか判る?」
「え?ええ…と、2、本?」
「よし、OK。今先生呼んでくるから」
「あ!あの、リュウイチさん。俺一体…」
「ん?ああ、キミあの後ぶっ倒れちゃってね。大変だったよ、此処まで運ぶの」
「済みません…。ん?倒れた?」
「うん。丸二日昏睡状態。流石の僕ももうダメかと思ったね」
「何アッサリ物凄い事言ってんですか。あーもーだから歌うなって言ったでしょう?!」
「良いじゃないか。魔物は即死、お金はたんまり懐に入り、キミは…まあ黄泉の世界を彷徨ったかもしれないけど、こうして無事なんだし。結果オーライだろ?」
「それは無事とは言いません!」
「それだけ喚ければ大丈夫だね。いやあ、僕の歌もまだまだ捨てたもんじゃないって事かな」
「仲間まで一発KOする歌のどこがですか!もうほんっと賛牙から足を洗って下さい後生ですから!」
「後生ってキミ…イマドキそんな古臭い言葉を…」
「そんな突っ込みは結構です!でなきゃつがいは解消しますよ!」
「…そこまで言うなら仕方ないな」
「っ!分かってくれましたか!」
「キミと別れるのは嫌だしね。大人の僕がここは引く事にするよ」
「リュウイチさん…!」
「今度からはオドロキくんにダメージがいかない様に、もうちょっと練習してから歌う事にするよ。これで良いだろ?」
「ちっとも分かってねえーーーーー!!!!」


end.

作品名:成王ログ 作家名:真赭