二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

君が愛しいと気づいたから

INDEX|4ページ/6ページ|

次のページ前のページ
 


「ごめん、なさい」

いきなり謝りだす彼女に、今度は俺がおかしくなりそうだ。
何がどうなってる。そう聞きたくても、なんて言えばいいかわからない。

だけど次のルーシィの言葉で俺は無意識に彼女の頬を叩いていた。
無意識だったけれど、一応加減はしていたようで平手打ちだった。

「ナツの迷惑にならないように…この子を、殺す…から、っ!」

パチンッとかなり大きな音が聞こえて彼女の頬を見れば、もう真っ赤になっている。
だが、そのことを気にかけられないほど、俺は怒っていた。

「殺す…?お前、それ本気で言ったのか?」
「ナ、ツ…?」
「ふざけんなよ…なんでお前との子供を殺さなきゃなんねーんだ!」

怒りに任せて激昂した俺は彼女の肩を激しく揺さぶった。
ルーシィはただ呆然と俺を見ているだけだった。

だけどそんな彼女の頬に涙が流れたのを見て、俺は揺さぶる手を止めた。
ぼろぼろと涙を零すルーシィに俺は今までの怒りも忘れて戸惑った。

「なんで、泣くんだ」

こんな時、どうしたらいいのかわからない。
頭を撫でたらもっと泣かれて俺は困った。