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想いよ、届け 刺繍組編

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バレンタインデー前日。

「リヒお姉ちゃん、ハッピーバレンタインなのですよ!!」
シーランドはスイス宅を訪れていた。

「シーランドさん、いらっしゃいませ。ご機嫌麗しゅう。
まあ、素敵な薔薇ですこと。ありがとうございます」
リヒテンは、シーランドから差し出された一輪の赤い薔薇を受け取った。

因みに、この赤い薔薇はイギリスの庭から一番綺麗そうなものをシーランドが勝手に切り、スイス宅へ行く途中でフランス宅に立ち寄り、他愛もない話をしながらフランスにラッピングをしてもらったのだ。
リヒテンは早速、この薔薇を一輪刺しの花瓶に生け、自室に飾った。
シーランドはリヒテンお手製のお菓子を貰い、その日のうちに本国へと帰って行った。

因みにスイスも在宅していたが、シーランドにはあまり関心を示さなかった。
スイスはリヒテンが弟のように可愛がっているシーランドにキツイ事が言えないので、シーランドに対する態度は緩い。恐らく、シーランドをリヒテンの「害虫対象」として見ていないだからだろう。

なので、シーランドはイギリスに「リヒお姉ちゃんへのプレゼント、シー君が届けてやるですよ。シー君は愛のメッセンジャーなのですよ」と申し出たが、速攻でイギリスに断られたのだった。


シーランドは朝早くからイギリス宅を訪れていた。
理由は、一喜一憂しているであろうイギリスの様子を見届ける為、ただそれだけだ。

イギリスとスイスの時差は+1時間。
イギリスは日時指定で送ったらしい。

作品名:想いよ、届け 刺繍組編 作家名:桜飴♪