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棗(● ´艸`)デス
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桜色~薄桜鬼×銀魂~

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倒れる白髪BとC。だが彼達はすぐに立ち上がる。よく見てみると白髪Bの傷はみるみる塞がっていった。


『なるほど…そりゃ、すぐに動けるねぇ。』


私は刀を持ち直し殺す構えをした。


『もしかしてあんたら天人?』


だが白髪たちはただ笑うだけだった。


「血ィ、血をくれぇぇぇぇ!」


『……ダメだ。頭までやられてるよ。おい…新八くん、斬っていい?いいよね?』


私はそれを合図に彼らに一気に斬り込んだ。


ブシャッ…


心臓を刺したので倒れた彼らは動かなくなった。


「なつさん!!」


『新八くん!怪我してな…「血ィ、血ィィ!!」…まだいたのかよ?!』


また仲間が現れた。彼らはそのまま死んだ仲間の元に行き、血を舐めている。気持ち悪い。


「ひぃぃ!」


『おたくら…吸血趣味でもあるの?止めときな、ケチャップの方がいいよ。あ、マヨはやめてね。人格的な意味でも。』


「なつさん!?そんなこと言ってる場合かァァ!!」


新八くんのうるさいつっこみに彼らは私たちに顔を向けた。


「僕のせいですか?…うわぁ!!なつさん!?」


新八くんを背に庇って、再び刀を構える。



ドサッ…


『……え?』


突然目の前までに迫っていた白髪3人が倒れた。


「なつさん!!」


ひと安心もつかの間。刀が向かってきた。瞬時に受け止める。


『おいィィ!本日何度目だよコレェェ?!今日って何かのイベント?斬りかかりデー?!』


「へぇ、僕の刀を受け止められるんだ。強いね、君。」


『今度は茶髪かよ!!』



刀を弾いて距離を保つ。そこにいたのは茶髪と黒髪の男だった。茶髪は楽しそうに笑っている。まるで神楽ちゃんのお兄さんのようだ…。


「(こそこそ)なつさん、やばくありませんかコレ?」


『(こそこそ)うん。そう思う。せーので走れ!あそこの二人を峰打ちにしたらすぐ行く!』


「なつさん?!」


新八くんに何かあったらお妙さんに殺されること間違いなし。どちらにしても命懸けだ。そう意気込んで構えた時だった。


背後に人の気配がしたと思ったら、首元にあたる刃。銀色の刃に映る私の横顔。

「動くなよ。」


『ちっ…』


私は仕方なく刀を納め、男の方へ顔を向けるとどうやら茶髪たちのお仲間さんのようだった。


「………背を向ければ斬る。」


『………。』


私が頷くと彼は刀を納めた。ちょっと拍子抜けだ。