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みんなといっしょ!

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11:さぁ、明日も

「んー、今日も疲れたねぇ」
「らんたろ!」
「ん?しんべヱ、どうしたの?」
「膝枕して?」
「いいよ。おいで」
「わーい」
「あ、しんべヱだけずるいぞ」
 きり丸が不機嫌そうに言うと乱太郎か苦笑する。きり丸の言葉に乱太郎はんーと考える。
「でも、膝はもう埋まってるよ?」
「じゃ、ここ貰う」
 そういって、きり丸が取った場所は左肩に自分の頭を置いて、腕で腰を抱き寄せる。
「…きり丸の方がずるいぃー」
「しんべヱが抜け駆けするからいけないんだろ?」
「えー、だってきり丸の方がいる時間多いじゃない」
「でも、しんべヱの方がお茶してる回数は多い!」
「もー、二人とも」
 言い合う二人に乱太郎は笑っている。
 ただ、他愛もないこんな時間が乱太郎は大好きだった。
「笑うなよ、乱太郎」
「僕たちにとっては大切なことなんだよ?」
「ごめんてば」
「そう! 僕らにとっては大切なことだよね?」
 二人ではない声に乱太郎は部屋の外を見る。
「兵ちゃん、三治郎」
「やあ、乱太郎」
「きり丸、しんべヱ! お前らだけずるいぞ! 僕らだって乱太郎にくっつきたいのに!」
「そうそう、二人占めはダメだよ?」
「そのとーり!!」
 そして、また違う声。
「団蔵、虎若」
「同じ部屋だから、一番接触が多いくせにずるいんだよお前らは!」
「僕だって、乱太郎と話したいんだからね!」
「虎若にいうとーりだよね」
 そこにいたのは喜三太と金吾。
「僕らの乱太郎なんだからね? しんべヱ、きり丸」
 喜三太はそういってしんべヱの隣に寝っ転がって乱太郎の膝枕を堪能する。
「あ、喜三太もずるいぞ」
 金吾もそういいつつ部屋に入ってくる。
「まったく何をしてるのかと思えば…」
「何やってるのさ」
 最後に来たのは伊助と庄左エ門。そして、返ってきた言葉は。
「「「「「「「「「乱太郎に甘えてたの!!!」」」」」」」」」
 伊助と庄左エ門は返ってくる言葉がわかっていたのは、はいはいと適当に頷く。そこに乱太郎から声が返ってきた。
「で? 二人はどうするの?」
 笑う乱太郎に二人はニっと笑って
「「もちろん、甘えるよ!!」」

 と、は組のメンバーに突撃した。

 今日も明日もそのまた明日も 皆でいよう

 さぁ、明日も一緒に キミと一緒に!!

作品名:みんなといっしょ! 作家名:とーすい