二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

【かいねこ】桜の季節に共に笑おう

INDEX|11ページ/14ページ|

次のページ前のページ
 

帰宅したマスターには、前のマスターを近所で見かけたとだけ伝えて、後は誤魔化してしまう。
けれど、何か感づいたのか、マスターは俺に「分かった。大丈夫だから」とだけ言って、後はにやにやしながら、こっちの様子を伺っていた。

「マスター、何笑ってんですか。気持ち悪い」

いろはさんが聞いても、マスターはにやにやしながら、「いやいや、別に」とだけ言う。


気まずいというか、居心地が悪いというか。
これだったら、はっきり言った方がマシだったかも。


「何ですか、気持ち悪い。言いたいことがあるなら、はっきり言ってください」
「いやいや。春ですなあ。いいですなあ」


くそっ、マスターじゃなかったら、ぶん殴ってるのに。


恥ずかしさに耐えきれず、さっさと風呂に逃げ込んだ。