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銀魂ログ寄せ集め

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「折角年に一度の逢瀬だっていうのに、雨だなんて可哀想ですね」
「行き成りロマンチスト気取りカお前。マジキモイ。近寄らないでくれるアルカ」
「大体雨っつても、確かカササギだか何だかが、ご丁寧に橋を架けてくれるんじゃなかったっけ?俺の屍を超えていけ的な」
「…その通りかもですけど、何でそう嫌な表現なんスか」
「世の中そんなに甘くないネ。犠牲の上に全てが成り立ってるアルヨ」
「そのとーりッ!良い事言ったな神楽。そもそもンな事言ってんのは、地球人だけだっつの。空を見ろ。考えても見ろ。惑星レベルだぞ?こっちで雨降ってたって宇宙に出りゃ雨も風も関係ねーよ。大体どんだけ距離あると思ってんだ。莫迦じゃねぇの」
「身も蓋も無い事言ってんじゃねーよ!話続かねーじゃねーかよォォォ!!!」
「七夕に託けてネタを探そうとする奴が悪い」
「同感アル」


*という訳で、下はちゃんとした?七夕話です(笑)

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「この様子じゃ、今日は拝めそうにありませんね」
「は、何が?」
「天の川ですよ」
「あー、あの」
「…ちゃんと解ってます?」
「わーってるって。おま、人の事莫迦にし過ぎじゃねえ?」
「してませんよ。適度に莫迦にしてるだけです。そんな過度に莫迦になんてしてません」
「…殴って良いか、新八君」
「嫌です。ああほら、神楽ちゃん、短冊貸して。つけたげるから」
「ヤーヨ。誰がダメガネなんかに任せるか。自分で付けるアル。銀ちゃん抱っこ」
「自分で付けるんじゃなかったのかよ。ん、ほれ」
「工場長は生産性があるから一番偉いアル。だから一番高い所に短冊を飾るネ。コレ常識」
「あーそうかい」
「ところで神楽ちゃん、一体何を短冊に書いたの?何か一生懸命書いてたみたいだけど」
「愚民共には秘密ネ!あ!銀ちゃん!なに人の勝手に手に取ってるアルカ!!」
「工場長ー、短冊をつけるのに一役買った俺には、礼として見ても良い権利を下さーい」
「そういう事なら仕方が無いネ。オイダメガネ。お前は見るなよ」
「何だよそれ!僕だけ仲間外れ?!つか何だよ、さっきからダメガネダメガネって!」
「「そういう事ダロ」」
「んだよチキショー!やってらんねー!つか銀さんも!悪ノリしないで教えて下さいよ!」
「あー?大した事は書いてねぇよ。コイツのこった。大体想像はつくだろ?」
「銀ちゃ、」
「ご飯ですよが掛かったヤツが、鱈腹喰いてーんだと」
「…何時もと同じじゃないですか」
「だからそう言ってんだろ。コイツの思考を深読みし過ぎだお前は。だから何時まで経っても新八なんだよ」
「そーネ。だから新八は何時まで経っても新八のままネ」
「侮辱か。侮辱かこのヤロー。新八というそんざ、
「新八ィ、俺腹減った。飯」
「あたしもお腹空いたネ」
「…あーもう!分かったよ分かりましたよ!作れば良いんでしょ!作りますよ今から!」
「………行っちゃったアル」
「だな」
「…銀ちゃん、さっき」
「あ?」
「さっき。何で、」
「だってオメー、そう書いてたろ?」
「…書いた、けど、端っこに小さく書いたアルヨ」
「ならちゃんと書いてんじゃねーか。俺ァ嘘は言ってねーよ」
「銀ちゃん、」
「何?」
「ありがとアル」
「おー」
「銀ちゃん」
「あによ」
「新八には内緒ネ」
「…わーってるよ」


*神楽ちゃんはメインの願い事はど真ん中に、ご飯ですよーなお願いをその横、端の方に小さく書いていた、という話。


作品名:銀魂ログ寄せ集め 作家名:真赭