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鈴鳴の秘宝 第一章 予兆

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Episode.4 女神と子ども



空気がおかしいのは気付いていた。
それでも、探さないといけないと思っていたから。
「空気がおかしい…」
「そうですね……ケビン、まさか…」
「可能性はあるな。まさか早速ご対面とは…」
「…主な任務はアーティファクトの回収と聞きますが…クロスベルのどこかにアーティファクトが?」
「そうです。どういった物かは分かりませんが…」
「ティオちゃん、大丈夫?顔色悪いけど…」
「…大丈夫です。ただ…」
『ねぇねぇ。何で?』
ティオの足が止まる。それに合わせて皆の足も止まった。
「ティオすけ…?」
『私たち…怖かったの。辛かったの。苦しかったの』
目の前にいるのはエリィやランディ。ケビン、リースのはずなのに。
見えない。
子どもに埋まって。
『どうしてあなただけ生きてるの…!!!!』
血に濡れた子どもがティオに迫る。
「っ…いやああああああああああああああああ!!!」
「精神干渉…!!」
「ランディ、平気?」
「いや、俺は何とも…」
「指向性という事なの…?いずれにせよ――」
「本当に厄介な任務ですね」
リースが教典を取り出す。
「女神のご加護を…」
天から光が降り注ぎ、ティオを照らす。
「それ、そういう使い方出来るんか」
「うん。セルナート教官に教えてもらった」
「ティオちゃん!!」
「う……今の…」
「指向性の精神干渉みたいですね。不安に付け込むようなもののようです」
「……」
「ティオちゃん…」
「不安だったんですね。ロイドさんも、いなくなるんじゃないかって…」
「あ…」
「すみません。大丈夫です」
魔導杖を掲げ、再び探索を始めた。
「!!」
杖を下ろし、口を開いた。
「いました!ここから東に3セルジュです!!」

作品名:鈴鳴の秘宝 第一章 予兆 作家名:桜桃