帝人受けまとめ
臨帝 学生パロ
「ねぇ、臨也。そんなに僕の顔見ていて楽しい?」
「そんな分けないでしょ、何?自意識過剰?」
にやりと笑って見せて、少し焦った心を隠す。帝人はため息を吐いてまたペンを走らせた。
帝人の視線が日誌に移って、ほっとした自分に笑いが漏れる。
(ほんっと自意識過剰なのはどっちなんだか・・・)
帝人の瞳が自分だけを映してくれることに喜びを感じて高鳴るこの胸。
いつか爆発してしまいそうで、とても怖い。
「そんなわけないでしょ。視線が痛いんだよ」
「視線が刺さるとかあり得ないだろ」
「あぁ言えばこういう」
「そういう帝人こそ」
ふっと笑った帝人の笑みに、また心臓がトクンとなった。
「ねぇ、臨也」
「何?」
「今日の帰りさ、ちょっと寄り道しない?」
「いいねぇ、何かあったの?」
「ちょっと、買い物付き合ってよ」
「・・・また冷蔵庫の中身切れたの?」
「・・・うん」
苦笑を漏らしながら書き終えたのであろう日誌を閉じて、帝人はふわりと笑った。
その笑みに、どこか苦い感触を味わいながら俺も笑う。
「じゃ、職員室いこうか」
「はーい」
帝人が立ち上がり、俺も立ち上がる。
たわいない話をしながら職員室へ向かうこの時間。
俺はともて幸せだと、思うんだ。