幻想水滸伝ダーク系20題
「じゃ、まずは買うモン買って、それから釣竿作るか。こないだいい竹林見つけてな〜」
「ナイフの類いなら持っているが、針も必要だろう」
「毛針用の糸なんかもあるといいな」
「そのへんの蔓で代用できないか?」
「出来るか馬鹿。横着すんなよ」
どうせ、時間はたっぷりあるのだから。
何やかやと言い合いながら、まずは店の扉をくぐる。その後は、荷物を抱えて、竹林に言って、いい若竹を見繕おう。
ルイシャンは釣竿造りには慣れていないだろうが、教えるうちにすぐコツを掴むだろうし、そんなに手間はかからない。
そうしたら、後は2人で、のんびり釣竿を垂れていよう。
くだらないことを話したり、ちょっと昼寝なんかもしたりしながら。
約束通り、今日は1日、のんびりしよう。
せっかく、こんなに晴れた日なのだから。
作品名:幻想水滸伝ダーク系20題 作家名:物体もじ。