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THWリレー小説 ~仁義なき麻雀戦争 千葉 VS 埼玉~

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「おやおや?碧風,随分具合悪そうじゃねーかwさっきまでの威勢はどーした?」
沢庵が楽しそうに声をかける。
つられて,碧風を見るシャック。
「・・・!!なんでも,ねーよ!」
碧風は精一杯強がるが,碧風の顔から脂汗がポタリと卓に落ちる。
それをジト目で見る千鶴。
「あんた・・・何やってんのよ・・・・」
「だ!だって千鶴さん!!あれ,ペットボトルに入ってたし・・!」
「あ,それロン」
パタン,と千鶴は,碧風の捨て牌で和了る。
明らかにホっとする碧風。
「・・・!助かった・・・!!」
「・・・サイン見逃してんじゃないわよ,色ボケ青魚コンビめ・・・」

ともあれ,これで埼玉+53,千葉―53。
半荘8回戦終了で,埼玉―27,千葉+27となった。

ニヤリ,とする沢庵。
その目線を受けて,ハッとする碧風。
も・・・もしや・・・ドリンクすり替えやがったのって・・・!!

「・・・ねぇジンさん。これ,面白い絵が撮れると思わない?」
「そうですね,めいみさん。兄弟船ですね。意味わかんないですけどww」

リング外には,注射器やらロープやらハンディカムを構えた二人の姿があった・・・・

(めいみターン)
「う…あうぅ…」

碧風は、抑えきれない声を漏らした。
牌を卓に置く振動さえ刺激となる。

(これはダメだ…、本格的に…ツラいww)

「あ、ちょっとだけ代…」

「却下♪」

ツモりながら沢庵は言葉をさえぎる。

「さっきは疑って悪かったな、碧風くん。今回はサマしてないっしょ?」

「理由が無いなら駄目だよな〜?碧風www」

しゃっくが舌をレロレロさせて目を細める。
物凄く嬉しそうだ。

((はめられた!))

碧風と千鶴は、心の中でハモった。

(ここにきて、青魚コンビを潰しにかかるなんてっ!…なんとか流局にもっていく事も難しい。この二人が相手じゃ、厳しいわ…)

千鶴は焦る。
代打ちさえも封じられてしまえば、この勝負、完全に負けてしまう。

「それ、チー。…ほらほら、どうした。手が震えてるじゃん」

(とりあえず、この変態魚を弟の元に行かせてやらないと、雀士として使い物にならない)

モジモジと何かに耐えている碧風を横目で見ながら、千鶴は頭をフル回転させていた…。



別室では。

「ふふふ。コレなんかココにどうかしら」

「わぉ、素敵ですねwww」
「ちょっ、まっ…スゲエ」

二人によって、道具がフル回転していた。

(千鶴ターン)
キュィイイイイイン!!

ドドドドドドド
   ドドドドドドド

高速ピストン運動を繰り返す極悪マシーンを片手に、もう反対の手でテンガを全身に魚屋に垂らすめいみ


「いやいやいや、そwwれwwはww」

嫌がる言葉を口にする魚屋だが、その表情は餌を求める鯉そのものだ


ジー…ピピ、ピピ、ピピ

「めいみさん、尺がそろそろ…」

「うふ、魚屋様しっかりと私達の愛を受け止めてくださいね♪」

キュィイイイイイン!!



――――――――
――――――


尋常じゃない汗の量、震える手、白眼をむきながら口をパクパクさせるアオカ

最早麻雀どころでわない

「ユー早く打っちゃいなYo」

「ユー早くフッちゃいなYo」

某大手アイドルグループの社長みたいな口調でアオカを煽る、沢庵とシャック

「おまえのおぉおるを、こおがっせっるなぁあああ!!」

「何故TOKIO!!」

いきなり歌い出した亜雁に痛快にツッコム天、その刹那!!

ドォオオオオオオオン!!!

亜雁は目が点になり、天は自分のツッコミの威力に疑い、固まり見つめあう二人


ぁぁぁぁああああああああああ!!


ドコオオオオン!!


アオカが座っていた所に落下するなにか


ドサッ

と同じに天と亜雁の前に飛ばされて来たなにか


卓には満面の笑みを浮かべ、何かをなしとげたような顔をしているテンガまみれの魚屋


「我が人生に一変の悔いなし!」


「こ、ここで劇的登場をした魚屋!アオカは強制退場だあああ!!」


状況を飲み込めないままマイクを入れてしまった亜雁

ジャッジ兼任の彼女の一言で、アオカと魚屋の交代を認められてしまった

「おーい生きてるか〜?」

ペチペチとアオカの頬を叩く天

二人の前に飛ばされたのはアオカだった


「あ…」

アオカは目を見開いた

それと同じに、別な意味で何かを成し遂げた表情を浮かべるアオカ


天はそっと、自分が先ほど鼻血を止めるのに使ったポケットティッシュを差し出した

――――――――
――――――――

「だからテンガとファブリーズを混ぜるなってアレほど…」

「ごめんなさぁあい」


穴を空いた天井を見つめる二人

魚屋がいたはずの拘束具の側には極悪マシーンが横たわり、テンガとファブリーズがまるで線香の用に供えられてられていた


(碧風ターン)
テカテカとヌメる全身をそのままに,卓上でラオウの昇天ポーズを取る魚屋。
もちろん全裸だ。
「俺は・・・・目覚めたのだ。もう何者も俺にはかなうまい!!あらゆる意味で!!」
ワッハッハッハと全裸でマッスルポーズを決めだす。
「そうよ♪私たちは,これを狙っていたのよ♪」
「そうそうwwこれこれww」
穴の開いた天井から,めいみとジンがうんうんと頷く。
「嘘をつけ,嘘を・・・・」
ティッシュのつまった鼻声で,天はえむのの眼を両手で隠す。
「ダンナ様w」
「俺も夢中で気遣えなくて正直スマンカッタ」
「今更www」

「くっ・・・!」
これは計算外だった。
沢庵は,思わず舌打ちする。
せっかく厄介者の碧風をハメられたというのに。
よもや魚屋が復活するとは。
しかもTENGAまみれで。
卓を見上げると,そそりたつソレをそのままに,昇天ポーズを決めている魚屋がいる。
「ヒーーーーハーーーーーーーー!!」
対抗して叫び,V字開脚をする沢庵ことイワンコフ。
それを合図に,シャックが高速舌を使い,TENGAを舐めとり始める。
「ちょwおまwそれ大丈夫ww」
「意外とウマいww」
流石シャックの高速舌。
みるみる卓上がキレイになっていく。


「ちょっとまてーーーーーーーーーーい!!!!」


その時,会場に響き渡る声。

「TENGAを舐めとるんじゃない!!!!
 マッスルの祭典よ!今ここに!!!!!!」

全員が,その声をする方向に顔を向ける。
その,VIP席のテラスには。
いつの間にか,拘束を解いたノスリが,腕を組んで仁王立ちしていた。

・・・脇には,泡を吹いて気絶したままのザビの姿があった・・・

(めいみターン)
「そのテカリは素晴らしい!マッスル祭典の開幕だっ!!!」

そう言うノスリこと仮面Xは、生まれた姿そのままに、そそり立つモノのみ仮面Xを装備している。

もはや、何が仮面Xかもわからない。

「キャアッ、必要以上にムキムキしてるっ!」

「変態だわっ」

観客席からはどよめきが起こっている。

「おおっっと、これはマッスル対決に突入かっ!突入なのかぁっっ!?」

半ば興奮気味に亜雁がマイクパフォーマンスを入れる横で、天がボソッとつぶやく。