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ルック・湊(ルク主)

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「・・・湊って、そんなに牛乳、好きだったっけ?」

レストランにて。目の前でゴクゴクと牛乳を飲んでいる湊に、詩遠が聞いた。

「ふーっ。え?うーんと、別に嫌いじゃないですよ?なんで?」
「いや、なんか最近よく飲んでるなぁ、と。」
「ああ。だってね、僕、がんばってルックの身長追い抜く予定なんです!」
「・・・へえ。でも・・・湊、残念なことを言うようだけど・・・もう君、多分身長、伸びないよ?」

その時、ルックがこちらに来ていたのが見えたが、詩遠達の会話が聞こえると、なぜか物陰に身を隠した。

「?」
「え!?な、なんで?」
「ん?あ、ごめん、ええと、・・・ああ、だって真紋持ちでしょ。残念だけど。」


不思議そうにルックを見たあとで詩遠が困ったように言うと、その瞬間、湊は雷でも落ちたかのような衝撃を受けていた。

「そ、そうだった!!って、知ってたくせに知ってたくせにぃ!ルックのバカアァァァァ!!!!」


そう言って、“うわーん!”と叫んで走っていった。

「・・・なんなの・・・?・・・ルック。お前、何かした訳?」
「・・・はぁ。」

隠れていたルックはため息をついてこちらに近づいて来、かいつまんでわけを話した。

「ッブ!!ちょ、え、何それ!!っくっくっく・・・湊って・・・っ!!っくくく・・・。」
「・・・笑いすぎだよ。」
「っだって・・・くくく。湊がああまで本気なんだし、お前も受けてあげたら?別に減るもんじゃなし。」
「・・・あんただったら受ける訳?」
「あっは、無理。・・・で?シーナ、そういえば今日は見かけないね?」
「とりあえず切り裂いてきた。湊のあの牛乳の事知ったとたん、僕から逃げてたみたいだけど、ようやく、ね。」
「っく、くくく」
「・・・いい加減笑うのやめないと、君も切り裂くからね・・・。」
作品名:ルック・湊(ルク主) 作家名:かなみ