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とある人の(非)日常?[後編]

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「(今、帝人君には起きて欲しく無いな…顔、見られたくないし…)」

臨也は熱を帯始めた頬を帝人を抱き締める事で隠した
そして、少し熱が退いてから顔を上げた
若干まだ赤いのは気のせいにして

帝人を布団に寝かせ臨也も隣に寝る
簡単に言ってしまえば添い寝の状態

臨也にとって至福の時間
しかし、その時間も10分後には無くなってしまう

情報屋としての仕事が待っているのだ

臨也は帝人の頭を撫でた

「ごめんね、帝人君」

そう呟くと布団から出るが帝人が掴んでいるコートをどうするか悩んだ
本当は、外そうと思ったら外せる
臨也はそうせず慎重にコートを脱いだ
脱ぎ終えると、帝人の上に掛けた

「今は、これで我慢して」