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緊急指令!鹿目まどかを抹殺せよ! リリカル☆マギカ(第2話

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 大慌てで、同行を承諾するナーガ。

「んじゃ、そう言う訳だから、
桜ちゃん、アッコちゃん、後をよろしくっ!」

「分かりました!」

「任せてっ!」

 リナの指示に、こっちに戻ってきた桜と、
『アッコ』と呼ばれた、少女、
『加賀美 あつ子』が返事をした。

 ナーガの首根っこを掴み、高速飛翔していくリナ。

 ――アッコと、桜の周りに円陣を組んで、集結する、
魔法少女と、魔女っ子達。

「サリー先輩!
 あたし、必殺技とか、何も無いけど、
精一杯、魔力で皆をサポートします!
 だから、どうか、見ていてください」

「メグ!
 そんなの、あたしも、同じよ!
 一緒に頑張りましょう!」

「ルンルン?!」

 ――互いに、励まし合う、少女達。

 戦闘技術には劣るが、魔力の大きさにだけは、
自信のある、――古(いにしえ)の、
魔法少女と、魔女っ子達は、桜とアッコの、
サポート役に徹する事に、覚悟を決めたようだ。

 彼女達が、桜とアッコの、2人に、
自分達の魔力を供給していく。

 『ひみつのアッコちゃん』こと、アッコは、
魔法のコンパクトを開いて、魔力を持つ鏡に、
映る自分の姿を見ながら、魔法の呪文を唱えた。

「テクマクマヤコン。

 テクマクマヤコン。
 
 リナ・インバースになーれ!」

 鏡の魔法が、発動して、アッコを、
リナ・インバースの姿に変身させた。

「今度は、私の番!」

 桜が、リナに変身したアッコの前に立つ。

「契約のもと、さくらが命じる!

 ミラー!!」

 桜が、『ミラーのさくら・カード』で、
今のアッコの姿をコピーして、同じく、
リナ・インバースの姿に変身した。

 ――そして、リナの姿の2人は、
即座に魔法の詠唱を始めた。

 本来、この魔法を行使するには、
2人の魔力は、小さすぎる。

 ――だが、今は
魔法少女と、魔女っ子、数十人分の魔力が
2人に集中していた。

「「黄昏(たそがれ)よりも昏(くら)きもの、
  血の流れより紅(あか)きもの、
  
  時の流れに、埋れし、
  偉大な汝の名において、
  我ここに闇に誓わん、

  我らが前に立ち塞がりし、
  すべての愚かなるものに、――

  我と汝がチカラもて
  等しく滅びを与えんことを!!」」

 2人の手の中に、強い輝きを放つ
紅い魔力光が生じた。

「「ツイン・ドラグ・スレェェ――――イブ!!!!」」

 2人は、まどか軍団に手を向けて、――

 ―――― 発射された、2本の紅い魔力砲撃が、
まどか軍団に突き刺さった。

 さすがに、その威力は、本物のリナ・インバースの
『ドラグ・スレイブ』には、遠く及ばないが、――
それでも、まどか軍団の動きを止めるには、
充分だった。

◇ ◇ ◇

「覇王――断空拳!!!!」

「がはあああああぁぁぁ――――――ッ!!!」

 月面では、ザフィーラが、青まどかの猛攻に、
追い詰められていた。

 独特のモーションから繰り出される、
中国拳法の奥義『虎の拳』に良く似た技の衝撃が、
ザフィーラの肉体を貫通し、――
最後に残っていた反撃する為のパワーを、刈り取る。

 崩れ落ちるザフィーラ。

「ザフィーラ?! 大丈夫?!」
 シャマルだった。

 同じ月の上で戦う三組は、いつの間にか、
戦闘エリアが、重なっていた。

 しかし、シャマルも、黄色まどかの攻撃を何発も、
もらっており、ザフィーラやヴィータのサポートを
している余裕はなかったのだ。

「てこずらしてくれましたね、ザフィーラ。

 それにしても、――何度も試してみたが、
さくらカードが全く使えなくなった。

 これは、本来の所有者である『木之本 桜』が、
他者に、カードを使用できないように、
魔法で封印をしているのか?

 我々のチカラを撥ね退けるとは、
さすがは、伝説の魔法少女
『カードキャプター・さくら』と言うことか」

 青まどかは、桜のチカラに、驚嘆した。

「す、すまねえ、シャマル。

 ほ、本当なら、あたしが、皆を
守ってやらないと、いけないのに、……」
 そう言って、うずくまる、ヴィータも全身傷だらけで、
シャマルはすぐにでも、回復魔法をかけてあげたかった。

 しかし、――

「回復する時間など、与えませんよ。

 もう、終わりです」

 3人のまどかが、シャマル達に迫る!

 だが!

 もう、一度立ち上がる、ザフィーラ!!

「どうにか、戦えるのは、もう、
俺だけか、………………」

「ザフィーラ! だめよ!

 そんな体で、これ以上戦ったら、
本当に死んでしまうわ!!」
 ザフィーラの身を案ずるシャマル。

「それでも、守らねばならん、
仲間達を! 大切な者達を!」
 
「ザフィーラ、…………

 あんた達、よくも、……よくも……

 よくも、ここまで、やってくれたわね!!」

 シャマルの目が異様な光を帯び始める。

 だが、青まどか達は、シャマルの、この異変には、
全然、気付いていないようだった。

「だから、何?!

 …………

 うふふふふふふっ、 

 あはは、

 あははははははははははははははははっ!!

 何か、反撃出来るものなら、やってみなよ!

 お ば さ ん!!!」

 さもバカにしたように、シャマルを挑発する青まどか。

「お、……お……お……お……」

 シャマルの顔つきが、『変』になった。

 そして、――

 ―― ぶちッ ――

「ぶちッ???」
 
 青まどかの顔に『?』マークが3個ほど浮かぶ。

「うふ。ふふふふふふっ。

 うふふふふふふふふっ」

 妙なテンションで、笑い始めたシャマル。

「や、やべえ! シャ、シャマルがキレタっ!」
 顔色を変えるヴィータ。

 彼女は、知っていたのだ、――
シャマルを本気で怒らせたらいけない事を。

 (昔、と言うか、前回は、国が1つ余計に滅んだっけ?)

 ヴィータは、はやてと出会う前の事柄を、
最近夢に見る事がある。

 その中でも特に恐ろしい夢があったのだ。

「ふふふふふっ!
 
 仕方ないわね。

 これだけは、使いたくなかったけど」

 やや冷静になったのか、シャマルが、
そんな事を言う。

「今更、何をするつもりですか?」
 銀まどかが、訝しげな顔をして、質問した。

「さあ! ザフィーラ!

 やっておしまい!!」
 変な事を言い出すシャマル。

「シャマル?! いったい何を言って――?」
 ザフィーラも、訳が分からない。

「術式開放!!

 ビースト・ブレイク!!!」

 シャマルが、叫ぶと、ザフィーラに異変が起きた!

「う?! うううううっ?!

 うおおおおおぉ――――ッ!!

 フゥ――――ッ!  

 グルルッー!!

 ガルルルルル――――!!!!!」

 全身の筋肉が盛り上がり、…………
変身していくザフィーラ!

 それは、まさしく、蒼きオオカミ、――
ザフィーラのビースト・モードだった。