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ロケット歯ブラシ
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ペルソナ4 ~another persona player~

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「でも、それだと困ったわね、手がかりがないわ」
「雪子、大丈夫よ、本人に自覚がなくて、こういう事は、周りの人が分かってるものなの。私が少し調査するわ」
「本当?さすが千恵、頼りになるわ」
「それほどでも」
「じゃあ、ひとまず、花村を嫌いな奴を探すということで」
「なんか、あれだな、俺、欝だ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

3   ー堂島家ー 
 
「おかえり~」
「ただいま」
「お父さんね~、今日も遅いみたい」
そう言いながら、奈々子は机でお絵かきをしていた。
「何かいてるの?」
「んん、クマさん」
そっと、後ろから、除くと、それは、まさにクマであった。何故、奈々子がクマを知っている。
「どうしたの?」
驚きのあまり、暫くぼーっとしてしまった。
「え、いや、絵、とっても上手だなと思って。思わずみとれちゃった」
「ええ、奈々子嬉しい」そういって、純粋に微笑む奈々子。
「で、それは何か、アニメのキャラクターとかなの?」
「ううん、違うよ、何だったかな、どこかで見たんだったかな。お絵かきしてると、なんとなく書きたくなったから、書いたの」
どういうことだ?もうちょっと聞いてみよう
「ええと、どこでみたか覚えてる?」
「う~ん、どこだったかな~、え~とえ、う~ん・・・・・だめだ、思い出せない。ごめんなさい」
「いいよ、いいよ別に。それにしても絵上手だね」
「ありがと、今度、お兄ちゃんの絵も書いてあげる」
そういって、奈々子はお絵かきに戻っていった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

4   -高校(とある教室)-

「だよねー、花村最低、いっつもへらへらして」
「やっぱり、里中さんもそう思ってたんですね。仲良しなのかと思ってました」
「いやいや、勝手にあっちがよってくるだけだよ。私の魅力に」
「ふふ、そうかもね」
「でさー、他にも花村、いや、ジェネスのこと嫌いな人っているのかな」
「さあー、ジェネス君、みんなにいい顔してるからねー。あっ、でも、確か、四組の内海さんがジェネス君に告白して振られて、逆恨みしているらしいってのは聞いたことあるけど」
「えー、そうなんだ。そりゃ、ジェネスに振られれば、もうあれよね。」
「そう、あれだよね。もう、生きてられないって」
「ははははは」
(話合わせるの大変だわー、それにしてもまさか、あの花村に告る奴がいるとは・・・・・侮れん)

「ははは、ジェネス、マジサイテー」
「そうよね、もう、あのヘッドホンで首しめちゃいたい」
「きゅっとね、きゅっと」
(なんか、楽しくなってきちゃった。)

「ジェネス、マジ許さない。あの子、私をいやらしい目でみてくるの。ほら、あの、独特のなめるような目で。」
「そうよね、私も感じるわ。なんか、寒気がして。ひゅ~」
「やっぱり、里中さんも感じるんだ。私達団結しないと、花村、いや「ジェネス、ヘイト・クラブ」の設立よ」
「ええ、その」(な、何よ)
「そうよ、それしかないわ。」
「その~」(あれ、あの)
「じゃあ、代表を決めましょ。そうね、一番ジェネスが嫌いで、この団体を作るきっかけ、私たちが仲良くなるきっかけをつくってくれた、里中さんにがいいと思うんだけど・・」
「それ、賛成」
「私も賛成」
「私も」
「えええええ」(ええええええ)
「それじゃ、代表、何か一言」
「ええ~、その~」(こうなったら腹を決めるしかない。花村のため)
「我々、「ジェネス・ヘイト・クラブ」略して、えっと、ジェネクラは、今この時をもって、高らかに結成されたことをここに誓います。誇りと情熱を胸に。」
「きゃあー、かっこいいわ、里中さん」
「何かしびれた~」
「今、この瞬間、時代が動いたわね」
笑顔で、部下?をみわたす里中。(あれ、これでいいのかな・・・・・・・)