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いつまでも、貴方の幸せを祈っています。

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それからも、僕は毎日曽良くんの家に通い続けた。

やっぱり顔色が悪いけど、前より苦しそうな顔をしなくなっていて、少しずつだけど良くなっていってるようだった。

早く元気になってくれると良いな…この時の僕は曽良くんが痛み止めを飲んでまで苦しさに耐えていたなんて考えもしなかった…


妹「曽良くん最近少しずつだけど元気になってきたよね!」

曽「そうですね、これも妹子さんが毎日お見舞いに来てくれるおかげです」

妹「そんな、僕は何もしてないよ!!曽良くん自身の力だよ。早く元気になってまた、皆でたくさん遊びましょう!」

曽「…そう、ですね」

妹「?どうしたの??」

曽「いえ、その時はきっと太子さんがバカなことして妹子さんが大変なんだろうと思っただけです」

妹「ぁあ~~確かに…それじゃあさ、二人だけでどっか出かける?」

曽「…え?」

妹「ほら、太子のバカに巻き込まれたらまた曽良くんが体調崩しちゃうかもしれないしさ!だから、二人だけでどっか空気の綺麗な静かなとこ行ったりとかどうかなって」

曽「それは…とても楽そうですね」

妹 「本当に!?それじゃあ、曽良くんが元気になったら二人で出かけようね!!」

曽「……はい」

妹「それじゃあ、今日はそろそろ帰るね。また明日!」

曽「はい、また明日」






妹子が空の部屋を去った後


曽「ぅっ……げほっごほっ!!うぐっ…がはっ」


曽良の口からポタポタと真っ赤な血が流れていた。


芭「曽良くん、大丈夫!?っ!!また、血が…」

曽「はぁ、はぁ……ふぅ…芭蕉さん、騒々しいです」

芭「だって曽良くんここ最近ずっと無理してるから……」

曽「別に…無理なんか、してません…」

芭「……っ…どうしても妹子くんには言わないの?」

曽「…良いんです。妹子さんは知らなくて…」

芭「…曽良くん……」

曽「それより芭蕉さん、一つ頼み事を聞いてくれませんか?」

芭「頼み事?……」