past 後編
エピローグ
「全員そこに並べ!!」
理解した人達は急いでその場に並ぶ。
ブレダとフュリーが後ろで肩を組んだ。
「よし良いぞ!!」
その横でそれを見たアームストロングがキランと目を光らせマリアを見つめる。
「ちょっ何する気ですかっ!!?」
前の列でリザはブラックハヤテ号を抱き上げる。
「おいで。」
アルフォンスは前の列では邪魔になると思い、急いで後ろに回込んだ。
「ちょっちょっと待ってくださーい!!」
エドワードは隣に居るロイをチラリと盗み見る。
ロイがその視線に気づきエドワードを見てフッと笑う。
「君は前に居る方がいい。」
「・・・・んなっ!!どういう意味だそりゃっ!!!!」
ハイチーーーズ!!!!
ワンワンワン!!
「・・んぎゃあっっ!!!」
「・・・・鋼のっ」
パシャ――
「今の取り直しじゃねぇか!!?」
「時間無いよ兄さんっ早く!!!!」
二人は皆に背を向け、走り出す。
一番後ろでアルフォンスがピースをしている。
その前でブレダとフュリーが肩を組んで笑っている。
その横でアームストロングがマリアと無理矢理肩を組んでいる。
その前でリザが困った顔で笑っていて、
ブラックハヤテ号はエドワードに飛び掛っていた。
エドワードが驚いて転びそうになり、それをロイが慌てて受け止めようとしていた。
よし、じゃあちょっくら行って来る―――
end