情人好
放課後、HMが終わると同時にアーサーは学校を飛び出し、寮へ戻って私服に着替えてから花屋へと向かった。
「あれ…?」
花屋に着いたら耀の姿があった。買い物が終わったのか、寮のほうへ歩き出していた。
「!!あへ…………っ」
「よぅ。何買ったんだ?」
アーサーは耀の買ったものを見ようとしたら、後ろに隠され、お前には関係ないと言ってきた。
「人の買ったものいちいち気にしてんじゃねーある!」
「はいはい」
「そういうお前こそ何買いに来たあるか?」
耀はそう聞くとアーサーはにっと笑いこう言った。
「人の買うものをいちいち気にすんじゃねーよ」
「…そうあるね。じゃあ我は戻るある。再見」
「じゃあな」
耀に別れを告げると、花屋の中へと入っていった。
この時、アーサーは気づかなかった。耀の顔がほのかに赤かったことに…