ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第2部
「なんなんだ、あんた。俺の邪魔をしないでよ…」
「なるほど、貴様がこのヤミーの親か、欲望はあの学生への復讐といったところか。」
シグナムはメガネの学生をにらみつける。
「そうだよ…ひひひッ…あいつは俺をいつもいじめてくるんだ…だけど俺は、力を手にした!絶対に、絶対にあいつに復讐するんだ!はははははッ!!」
「そんなこと、させないよ」
映司が腰にオーズドライバーを巻き、シグナム達に近づいてくる。
「君は確かにあの学生くんに散々酷いことされてきたと思う、だけどね、君が今やっていることは、あの学生くんがやったことと全く一緒だよ」
映司はシグナムの横に立つ。
「うるさい、うるさい、うるさい!!!
あんたに何がわかる!『わからんな !』っなに!?」
シグナムが続いて話す。
「貴様が何をされたのは、私達には、わからない、だがッ!貴様のやろうとしている事は見過ごすことなど出来ない!」
シグナムは隣にいた映司に向かい少し微笑む。
映司も自然と笑顔になる。
「もういいよ…こいつらを殺してから、あいつも殺すんだから!」
「やっぱり欲望に飲み込まれた人間に説得しても無理か、準備はいいか、『映司』」
「ッ!うん、『シグナム』!」
映司は「タカ」「トラ」「バッタ」のメダルをセットしようとするが…
『またお前は、何一つ特にならないことを…』
「ッ!またこの声だ、なあ、お前って…」
『今度はこのメダルだ、使え!映司!』
空からまた二枚のメダルが降ってきた。
映司はそのメダルをキャッチして、まじまじと見つめた…
「映司、そのメダルは?」
「大丈夫、さあ、いくよシグナム!」
「セットアップ!!」
「変身ッ!!」
『Standby Rady 』
『クワガタッ!カマキリッ!バッタッ!
ガータッ!ガタガタキリッバッ!ガタキリバ!!』
シグナムは騎士甲冑を身につけ、
映司はオーズに変身した!
しかし、シグナムはオーズがいつもの姿とはまた違う事に気づく!
「映司、その姿は一体…」
オーズが変身したのは
コンボの一つ、
仮面ライダーオーズ ガタキリバコンボだった!!
太陽が沈みかけ、夕日が表れていた。
作品名:ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第2部 作家名:a-o-w