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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第2部

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009話 神速と現れた闇といつか聞いた『声』




ミッドチルダ上空、1人の魔導師が飛んでいた。

はやて「飛行許可取るのにえらい時間かかってしもた、映司くんとザフィーラ大丈夫かなぁ?」

機動六課部隊長、八神はやては映司とザフィーラが向かったと思われる場所に急いで向かっていた。
その時、隊舎にいたリィンから、突然連絡が入ってきた。

リィン『はやてちゃん!聴こえますか!?』

はやて「ああ、聴こえるで、リィン。どないした?」

リィン『今、映司さんとザフィーラが交戦している場所からとんでもないエネルギーを感知たです!』

はやて「なんやて!?」

リィン『あと…さっきから正体不明のエネルギー現がその交戦場所に向かっているのが探知されてるです…そのエネルギー現のパワーは、今、映司さん達のいる場所から出ているエネルギーと同等か、それ以上なんです…気をつけて下さい!はやてちゃん!!』

はやて「わかった、ありがとな、リィン!(正体不明のエネルギー現…なんか、嫌な予感しかせぇへんな…)」

はやては更に速度を上げ、オーズ達が交戦している場所へと向かった…。


-競技場-

オーズは全身黄色に変わり、頭はまるで『ライオン』を催した形に、胸には『トラ』の紋章が浮かび、足は『チーター』の形状をしたものになり、オーズのコンボの一つ、『ラトラーターコンボ』にコンボチェンジした!!

オーズは犬の形をしたヤミーに対して構えた。

ザフィーラ(この力は一体!?最初にみた赤黄緑の上下三色の形態の時より、かなり『気』が上がっている!これが、…オーズの本当の力なのか!?)

オーズ「ッはぁッ!!」
次の瞬間!オーズはザフィーラでさえ認識できない速度で、犬型ヤミーの体のあちこちをパワーアップしたトラクローで切り刻んでいた!

犬型ヤミー『ギャァぁッ!!!』

犬型ヤミーは身体中からメダルを吹き出し、悶え苦しんでいた。

現在オーズがメダルチェンジしているチーターレッグには、オーズの脚力によるスピードを最大限に上げる能力を持つ、さらにコンボになることにより、その力を数倍に上げ、究極の『速さ』を手にすることが、できるのだ!!


ザフィーラ「さあ、いくぞ、火野!」
オーズ「はい!」

そこから更にザフィーラのパンチとキックのコンボ技、オーズのトラクローによる高速の斬撃が決まる!

犬型ヤミー『グハァッ!…はぁ…はぁ…』

ヤミーに隙ができ…

オーズ「次で決めましょう!ザフィーラさん!」
ザフィーラ「ああ!」

ザフィーラは空へ高く跳び、
オーズはオースキャナーでスキャンする!

『スキャニングチャージ!!』


オーズ「セイヤぁぁぁぁぁッ!!!!」
ザフィーラ「ておぉぉぉいッ!!!!」

そのままオーズは頭のライオディアスを輝かせ、トラクローで切り刻むラトラーターコンボの必殺技『ガッシュクロス』を発動し、犬型ヤミーを切り刻む!!!!
ザフィーラは急降下キックをヤミーに食らわした!!!!

犬型ヤミー『ギャァぁぁぁぁぁッ!!!!』

犬型ヤミーはそのまま爆発し、辺りには大量のセルメダルを撒き散らした!


オーズ「はぁ…はぁ…やりましたね、ザフィーラさん!」

ザフィーラ「あぁ、やったな!火野!」

オーズとザフィーラは軽く拳と拳をぶつけ合った。
これでこの事件は終わるかと思っていた、
だが…

オーズ・ザフィーラ「ッ!?」


オーズとザフィーラはその場に近づく強大な力を感じた。『それ』は、少しずつこちらへと、近づいてきた!

オーズ「この感じ…もしかして」

オーズとザフィーラは構え直す!

そこに現れたのは…


???『ほう、貴様がオーズか…』


そこには、異形の怪人が現れた。しかし、今まで表れたヤミーとは違い、馬に角が生えたような頭、背中には翼があり、足にはとても鋭利な爪が生えていた。そして、とてつもないエネルギーを出していた!!

ザフィーラ「くそ、また『ヤミー』か?」

オーズ「違います!…間違いない、こいつが




『謎のグリード』です!!」


そう、この怪物こそ、映司や はやて が追っていた、『謎のグリード』であった!!


謎のグリード『初めましてだな、夜天の魔導書の守護騎士、…それと、他の世界のオーズ!』


オーズ「ッ!?(他の世界?ってことは、このミッドチルダにもオーズは存在したって事?)」

ザフィーラ「ッく!?…何をしにきた!?」


謎のグリード『なに…ただ俺は奪われた物を取り返しにきただけだ…さあ、…返して貰おうかッ!!!!』

次の瞬間!謎のグリードはザフィーラに目掛けて攻撃してきた!

オーズ「ッ!!速い!だけど!」

オーズはギリギリのところで謎のグリードの攻撃からザフィーラを護った。

謎のグリード『ほう、ラトラーターコンボをそこまで使いこなすとは、…しかし!』

そうグリードが話したとたん、オーズとザフィーラの周りの『重力』が一気に増加した!

ザフィーラ「ッなに!?」

オーズ「うそでしょ!?これって…『ガメル』の能力じゃ!?」

そして謎のグリードは…



ズシュッ!





ザフィーラ「ぐぁッ…!?」


オーズ「…ざ、ザフィーラさんッ!!!」




謎のグリードは…

ザフィーラの胸を貫いた…

その手には、ある「光る物」が握られていた…。





映司「ザフィーラさんッ!」

映司は重力攻撃から脱出し、ザフィーラの元へと駆け寄った、だがザフィーラは…


ザフィーラ「な、なんだ?痛みを感じないぞ?」
オーズ「えぇ?」


ザフィーラは全くの無傷だった。それを見ていた謎のグリードは高らかに笑った。

謎のグリード『はっはッは!だから言っただろう、ただ、返してもらうと!…あと4つ、あと4つだ!』

オーズ・ザフィーラ「ッく!」

謎のグリード『…だが、これ以上邪魔されるのも面倒だ、ここで二人とも死ね!』

再びオーズとザフィーラに、重力攻撃が迫る!

オーズ「ッくそ!」
ザフィーラ「む、無念…」

その時、空から高濃度の魔力砲が、グリード目掛けて降り注がれた!

謎のグリード『ぐぁッ!だ、誰だ!?』


そこには、やっと到着した八神はやて の姿があった!オーズとザフィーラは重力攻撃から解放され、はやて は二人の前に降り立ち、シュベルトクロイツを構えた!

はやて「それ以上やるんやったら、今度は私が相手や!」

オーズ「あ、ありがとうはやてちゃん、気をつけて!そいつがグリードだよ!」

はやて「なんやて!?」

そのとたん、グリードは はやて を凝視した!…そしてグリードは口を開いた…。

謎のグリード『お前が現在の夜天の魔導書の持ち主か…そうか、くっくっく…俺はついてる!俺の復活は近いようだな、あっはっは!!』

はやて「な、なんや、…気持ち悪いなぁ、私が本気になれば、ここであんたをふっ飛ばすこともできるんやでぇ!」

グリードは笑いを止め、両手を上げた。

謎のグリード『いやいや、今はやめておこう!まだ、俺の力もあまり戻っていないしな…しかし、時がくれば、その 夜天の魔導書 に封印された、 667ページ の物を 返して貰おう!』

はやて「な!?667ページ!?なんや、それ!?」