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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第3部

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014話 幻獣と凍てつく古代獣と2つの閃光




「うん、とっても美味しいよ!良いネタ使っているね!」



はやて は漠然とした。
いくら映司といってもわさびたっぷりの寿司を食べて平気でいられるわけがない。

彼の気遣い?

いや、彼がそんな事できる訳がない。
笑わせるつもりでとんでもない事を発見してしまったはやて は動揺してしまった。

「ど、どうしたのはやてちゃん?」

「あ、なんでもなぃよ!じゃ!」

「…? うん!」

はやて は会場から逃げた。今起こった現実から逃げるために…

「はぁ…はぁ…はぁ…」




気づいたら はやて は機動六課から少し離れた海岸沿いにいた。

「はぁ…はぁ…私、なにやってるんだろ…」

はやて は苦しかった、冗談のつもりで映司のとんでもない秘密を知ってしまった罪悪感で心がいっぱいだった。
気づいたら はやて の目から涙が流れていた。

「ヒグッわたし…最低や…うッ…なんで…こんなことに…」




『おやおや、お嬢さん、こんな所で何やっているんだい?』

「ッ!?」

そこには、アンジュの姿があった。


『ハッハッハッ!今から機動六課を襲撃して、お前の夜天の魔導書を頂こうとしたが、これは都合が良い!まさか自分から来るとは!』

はやて はアンジュを睨み付けた。

「今、私は機嫌がすこぶる悪いんや…それとな…」

はやて はシュベルトクロイツを右手にもち、アンジュに対して構える!

「機動六課をまた火の海にすることは、私がゆるさへん!…セット・アップ!!!」

はやては騎士甲冑を身に付けた!


『いくぞ、小娘ぇぇッ!!』

「はあぁぁぁぁッ!!」







「ッ!」

「どうしたんだ?火野」

映司は微かだが、グリードの気を察知した。

「すいません、クロノさん!ちょっと出掛けてきます!」

映司は急いで察知した場所へ向かう!
その姿をシグナムが見ていた。

「ん?映司か、どうしたんだろうか…」

「なぁシグナム~」

「どうした、ヴィータ」

「はやて がいないんだ、シグナムなにかしってるか?」

「…ッ!ヴィータ、シャマルとザフィーラに伝えるんだ!映司の後を追うぞ!」


映司はいち早く外にでて、ライドベンダーに乗り、グリードの気を追う。

(なんだ、何か嫌な予感がする…)




『なかなかやるな、小娘。』

「はぁ…はぁ…」

はやて は苦戦していた。はやて はもともと広域戦闘型である。近接格闘戦は苦手ではないが、相手はグリード、太刀打ちするのがギリギリである。

「くそっ…なら…これならどうや!」

『…?』

シュベルトクロイツの先に魔力が集中する、そして魔力が『鎌』の形になっていく!


「ハーケン…セイバーッ!」

『ッ!グゥッ!!』

次の瞬間!鎌の形の魔力はまるでブーメランのように飛んでいき、アンジュの右手を切り裂いた!しかし…

『…ふふふ…』

「ッ!!」

なんと切り裂いた右手がセルメダルになり、再び腕にくっつき再生した。

「そ、そんな…」

『残念だったな、小娘、まぁコアメダルに当たっていたらさすがに不味かったがなぁ!
…さて、次は俺の番だ!』

「ッな!あああああァァァッ!!!」

はやてが気付いた時には遅かった。アンジュの脚にある鋭利な爪で、はやての体のあちこちを引っ掻かれていた。
騎士甲冑はボロボロになり、傷口からは血が流れていた。

「うぅぅ…」

はやて はその場に倒れてしまった。

『さて、返して貰おうか…』

「…じ、くん…」

『…?』

「映司くん、たす…けて…」

『何を言っているかと思えば…死ねぃ!』

(えいじくん…助けて!)




『ブォォォォォォンッ!』

『ッ!』

一台のバイクがこちらに近づいてきた。

『タカ!トラ!バッタ!
タッ!トッ!バッ!タトバ!タッ!トッ!バッ!!』

不思議な歌を流し、アンジュをバイクで体当たりする!

『グゥッ!お前は!』



「オーズ、『仮面ライダーオーズ』ッ!」

オーズは直ぐ様倒れているはやて の元に向かった、はやては弱々しい笑顔でオーズに呟いた。

「映司…くん…願い、届いたなぁ…」

オーズは はやて の手を握る。

「なにやってるんだよ、はやてちゃん、こんなにボロボロになるまで戦って、ほんと はやてちゃん はバカだよ」

オーズはそのまま はやて を優しく抱き寄せる

「映司…くん?」

「大丈夫だよ、はやてちゃん は俺が守るから、だから…安心して。」

オーズは はやて を抱き抱え、近くの木に丁寧に座らせた。そして、アンジュを睨み付けた。

「アンジュ…覚悟はできているんだね…」

『ふん!オーズとて、すでに俺の敵では…グァァッ!』

次の瞬間!オーズはアンジュの元に跳び、蹴りを放った!

『クソッこれならどうだ!』

アンジュは液体化し、オーズに攻撃しようとするが…

「させないッ!」
『ライオン!トラ!バッタ!』

オーズは直ぐ様ラトラバに亜種チェンジし、頭のライオディアスを放つ!

『ギャアァァァッ!!』

アンジュの液体化が解かれる。

「まだまだッ!」
『ライオン!ゴリラ!チーター!』

オーズは更にラゴリーターに亜種チェンジし、助走をつけ、腕のゴリバゴーンでアンジュを殴る!

『ガァァッ!調子に乗るな!』

アンジュも負けじとオーズを殴った!

「グッ!ならばッ!」
『クワガタ!カマキリ!チーター!』

オーズはガタキリーターに亜種チェンジし、アンジュに回転斬りを当てた!

『クソッ…オーズ…まさか俺をここまで本気にさせるとは、許さんぞぉッ!』

「ッ!」

アンジュからとてつもないエネルギー波がでて、オーズをぶっ飛ばした!


「ああッ!…ッ!?」

『遅いッ!』

アンジュは猛スピードをだし、オーズを殴った!

「グアァッ!!」

『まだまだァッ!!!』

アンジュの脚の爪による連続攻撃がオーズにあたった!オーズの体には火花が飛び散り、そのままオーズは変身が解除され、その場に倒れてしまった。

「あ、ああ…」

『こんなものか、オーズ、…?これは…』

アンジュは映司から沸く謎のエネルギーに気がついた。

しかし、次の瞬間!

「でえぇぇぇぇいッ!」

『ッ!!』

ヴィータのグラーフアイゼンがアンジュの体に当たった!

「映司ッ!主はやてッ!」

そのまま、シグナム、シャマル、ザフィーラ、リィンフォースが到着した!

「大変!はやく治療しないと!」

シャマルはボロボロの はやて を見て、すぐに治癒魔法を開始した。近くにリィンとザフィーラも寄って来る。

「はやてちゃん!」
「主!」

「大丈夫や…ちょっと…調子に乗りすぎた…だけや…」



「てめぇがアンジュか、はやて と映司をやりやがって!許さねぇ!!」

「私は今、最高に怒っている!覚悟しろ、アンジュ!!」

シグナムとヴィータは構える!

だが…






「駄目だ!い、今は逃げッ………ッ!!」



ヒュンッ!





「…う、うそだ…ろ…」
「があ…あ…あ……」


『ん?なにか、言ったか?』