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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第5部 前編

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023話 対面と過去と真実




現在、八神家はアンジュへの奇襲作戦を決行していた。
オーズは降り立った所は山頂のすぐ付近で、周りに木々はなく、ゴツゴツした大きい岩がそこらじゅうにあった。

上空からシグナムとシャマルが降りてきた。

「さて、作戦通りこれから二手に別れるぞ、地上からは私とシャマルと映司、空からはヴィータとザフィーラとリィン、主はやて のチームだ」

「エネルギー源の発生ポイントはこの山頂の更に頂上、すぐ近くね」

「もうすぐそこにアンジュがいるってことですね…気をつけないと」




その頃、上空では…



「主、アンジュは我々の接近に気付いている可能性があるのでは?」

「せやな、なにがあってもおかしくはないな、気を引き締めんとな」

「現れたら現れたでボコボコにしてやる!この前の借り、絶対返してやるからな!!」







山頂にある洞窟内、そこにはアンジュの姿があった。

『…遂にきたか、欲望の王と夜天の主、そして守護騎士達…だか…』


アンジュは奇妙なオーラを放ち始める!

『お前達がここまでたどり着けるのかどうか…試してやるッ!!』


そしてその瞬間、オーラは一気に放たれた…






オーズ達はゆっくりと山頂の更に頂上へと進行していた、だが…



「ッ!!映司!シャマル!なにか来るぞ!!」

シグナムは異変を察知した。
そして上空から数えきれないほどの屑ヤミーが堕ちてきた!
その数は数千はあった…


「ちょっと、この数…」

「不味いな、アンジュに気づかれたか…」

「すぐ目の前っていうのに、これじゃあ進められない!!」




「いや、大丈夫だ映司」

シグナムはオーズの肩を叩き、前にでてレヴァンティンを構える、それに続きシャマルもオーズの前に立った。

「ここは私達がなんとかするわ、映司くんは先にいって!!」

「で、でも…この数をたった二人で…」

シグナムは後ろを振り向かずに話した。

「映司、私達を侮るな、これぐらい準備運動にもならん!…直接アンジュと対決できなくて残念だがな…任せたぞ!『仮面ライダーオーズ』ッ!!」

「シグナム…」

続いてシャマルが話す。

「映司くん、仮面ライダーは正義の味方…なんでしょ?なら必ずアンジュをやっつけて!!任せたわよ!!」

「シャマル先生…ありがとうございます!!」


『ライオン!トラ!チーター!
ラッタ!ラッタァ!ラト、ラーターッ!!』

オーズはラトラーターコンボにコンボチェンジし、その場を切り抜けていった…


「シャマル、大丈夫か?」

「大丈夫、私だって戦えるのよ?」

「なら、いくぞッ!」

「えぇ!!」


二人は大量の屑ヤミー達に突っ込んでいった…。






一方、はやて達は…

「大変ですぅ!!シグナム達が大量のヤミー達に教われてるです!!」

「はやて!!私達もすぐ助けに…」



『それはできないな…』


「ッ!!」

ザフィーラが危険を察知し、はやて達の前にでる。そしていきなり何かが襲ってきた!


「ッグゥ!!」


『ほう…我の攻撃をガードするとわなぁ…』


ザフィーラの目の前には、鳥の頭をし、獣の体で背中には翼の生えたヤミーがいた。
アンジュから直接生まれてヤミー、「グリフォンヤミー」である。

「このヤミー、今までのとは違う!!皆、気をつけてな!!」



ヴィータがグラーフアイゼンを構える!

「はやて!リィン!ここは私達に任せて速く先にいってくれ!!」

それに続いてザフィーラも距離をとり、構えなおす!

「主、我とヴィータだけで充分だ!主とリィンフォースⅡはアンジュの元へと急いでくれ!!」


「ヴィータ、ザフィーラ…任せたで!」
「二人とも!気をつけるですよ!!」

はやて とリィンフォースⅡはそのままアンジュの元へと向かった。

『言っておくが我は他のヤミー達と一味違うぞ』

「上等だ…てめぇに勝てなかったら私は一生アンジュに勝てねぇ!!」

「行くぞ!!ヴィータ!!」











『タカ!トラ!バッタ!
タッ!トッ!バッ!タトバ!タッ!トッ!バッ!!』

「はぁ…はぁ…なんとかたどり着いたな…」

一足早く、オーズは頂上にたどり着いた。
それに続いて はやて も到着した。

「あ!映司くんですぅ!!」
「あれ、映司くん?なんでここに?」

「あ、はやてちゃん!それにリィンちゃん!…ヴィータちゃんとザフィーラさんは?」

「今は上空に出現したヤミーと戦ってるわ、シグナムとシャマルはどないしたん?」

「俺をここまで行かせるために今は屑ヤミー達と戦っているんだ…。ということは、三人でアンジュを倒さなくちゃいけないんだね」

「はやてちゃん!映司くん!ま、前を見てください!!」


そこには巨大な洞窟の入口があった。

「間違いない、ここにアンジュがいるんや…映司くん、リィン、…覚悟はできてるな?」

「うん、大丈夫だよ」

「リィンはずっと はやてちゃんと一緒ですよ!!」

「そんじゃぁ、いくで…」

三人はゆっくり洞窟内に入った。
不思議なことに光も刺さないのに洞窟内は明るかった。

「なんや、逆に不気味やね…」

「リィンちゃん、大丈夫?」

「ちょ、ちょっと怖いけど…ぜ、全然大丈夫ですよ…」

しかしリィンフォースⅡの手が震えていた。
それに気づいたオーズは優しく頭を撫でる。

「大丈夫だよ、リィンちゃん。リィンちゃんには俺と はやてちゃんがついてるから!」

「せや、リィン!なにも怖いことないで!リィンは私達が守ったる!!」

「ありがとうです…ちょっと落ち着いたです…」






『ようこそ!欲望の王に夜天の主!!』



ッ!!



三人は声が放たれた方向を振り向いた!!

そこにはアンジュがいた…!






「…アンジュ!」

「ついに追い詰めたで…アンジュ!!」

二人は臨戦態勢になる!
しかしアンジュは…

『まぁ落ち着け、よくここまで来れたな!少し疲れているだろう…少し話をしようじゃないか…よっこらせ、と…』

アンジュはその場にあった岩に腰を落とした。
その行動に はやて は苛立った。

「あんた…私らを舐めてるのか?どういうつもりや!!」

「お、落ち着いて、はやてちゃん!…アンジュ、話って…なに…?」

オーズは体勢を崩さないまま、アンジュに質問した。

『さすが欲望の王、オーズ…ずいぶんと冷静じゃないか…さて、お前たちは私の存在について…なにか疑問を浮かばなかったのか?』

「ど、どういうことや…」

アンジュはため息をし、呆れた口調で喋った。

『おいおい、夜天の主よ…ならわかりやすく言おう…なぜ、俺のコアメダルが貴様の守護騎士の体内とその夜天の魔導書のなかに存在したのか考えなかったのか?』


そうだ…一番の疑問だった。
なぜ、アンジュのコアメダルがシグナム達のなかに存在したのか…

そして、アンジュが話した夜天の書の隠された「667ページ」とはなんなのか…

「なら…聞かせてもらおか、全てな…」

「はやてちゃん…」

リィンフォースⅡは はやて を心配した。
そしてアンジュの口から語られた…