二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第5部 前編

INDEX|4ページ/8ページ|

次のページ前のページ
 

『あれは、遠い昔の話だ…俺は、その昔、他のグリード達と欲望の王、オーズを倒した。』


「う、嘘でしょ?」
オーズは驚きを隠せなかった。
アンジュは他の世界にかつて存在したグリードとオーズを倒していたのだ…


『そして俺はウヴァ、カザリ、メズール、ガメルのコアメダルをすべて取り込み、メダルの器となり、一つの世界の終焉をみた…夜天の王よ、たしかお前たちの世界では…アルハザードと言われているそうだな』


「な…なんやて…?」

はやて は言葉がでなかった。
アルハザード…その名を知らない魔導士は少なくない。

(アルハザード…本当に存在したんか?…そうか…全部こいつの仕業だったんか…)


『そしてメダルの器となった俺はこの世界に移動し、再び世界の終焉を行おうとした!!そこまではよかった!!…だがッ!!俺は奴に出会ってしまった!!そう!!その夜天の魔道書…いや!闇の書の意思になぁッ!!!』




ッ!!!!

「リィン…フォース…に?」








………





次元移動した俺は、さっそくこのミッドチルダに世界の終焉を実行しようとした。
俺は家や街、様々な国を破壊しつくした!

しかし、目の前に昔の夜天の主が現れた…。
その主は勇敢な心を持った男だった。


「貴様!このミッドチルダから今すぐ出て行け!!出ていかなければ僕がお前を倒す!!」

『ほう…貴様に何ができる!!』

「く、くそ!頼むぞ!!『闇の書』ッ!!」

俺はその男と戦った。しかし器の存在になった俺にはなんの障害にもならなかった。

『はッはッは!!弱い!弱すぎる!!』

「く…くそ…歯が…立たない…」

そして俺は…

『残念だったな…貴様に、安寿のときを…』

「…ッ!!」


グシャッ!!







『もう、良いか…さらば、ミッドチルダよ…』

しかし、その時だった。


「またか…私はいつになったら安らかに眠れる…」

『…あぁ?』

夜天の主の死体のすぐそばにあった夜天の書が光り出し、
目の前に「奴」があらわれたのだ!!



「お前はなぜ…破壊を楽しむ?」


『破壊?違う!!世界の終焉だ!!俺は壊しているんじゃない!終わらせているだけだ!!どんな物語だって話には終わりが存在するだろ?』




「いや…お前はただ単に破壊を楽しんでいるだけだ…まぁ…私も似たような存在だがな…」


そいつは泣いていた、俺にはなぜ泣いているのかわからなかった!それより奴の言葉の一つ一つに腹が立ってしょうがなかった!!


『いちいちうるさいんだよ!お前もそいつと一緒に死ねぇ!!』

俺は奴、闇の書の意思に攻撃をしようとした!!
だが…その判断は間違いだった…。


「あなたこそ…私の真の主かと思ったが…あなたもその『名』で呼ぶのだな…


さぁ…


お前には少し…眠ってもらおう…


『破壊者』は…


二人もいらない…」



『な、何!?』



その瞬間!奴の手にあった夜天の魔道書が開かれ、俺の身体の周りが光で包まれた!!


『や、やめろ!!…なッ!!』


そして俺の身体からコアメダルが取り除かれ、
…俺以外のすべてのコアメダルは砕かれてしまったのだ!!



『あ、あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!
き、貴様ぁぁぁぁッ!!!!』


「…何?すべて砕いたつもりでいたが…まぁいい…砕けないなら…
封印させてもろう…」


『なんだとッ!?…ッ!!』




俺は抵抗する時間すら与えられないまま、身体から俺自身の9枚のコアメダルを
取り除かれ、その内「5枚」を夜天の魔道書のなかに封印させられてしまった!



そして…残りの4枚のうち、3枚はミッドチルダの各地に吹き飛ばされてしまった。

俺の意思があるコアメダルは奴のすぐ足元に転がりおちたのだ…





「すまないな、お前達…これはお前達のなかに一枚ずつ封印させてもらうぞ…あと…この『メダルを解放する力』は、私の中に封印させてもらう…誰にも見つけられない、『667ページ』としてな…さて…私は再び長い眠りにつかせてもらおう…」





そして奴はそのままどこかに消えていった…



それから…また時間が流れ…
今から数ヶ月前、俺は長い年月をかけ、自力で身体を再構築したのだ!!









………




三人は驚愕して口から言葉がでなかった…
あまりにも衝撃的すぎた。

(リィンフィース…私に出会う前にそんなことがあったんか…)



しかし、オーズは驚いているなか、少し疑問がでたのだ…

(グリードの名前が出たとき、アンクの名前がなかった。…て、いうことはアンジュはアンクを知らないのか?)




『ふぅ、少し喋りすぎたかな?』

アンジュがその場に立った!

『さて、前にいったとおり、俺の残りのコアメダルはその夜天の魔道書の中にある一枚だけだ!!…返してもらうぞ!!』


「…ハッ!!…あかん、気が抜けてたわ!!」

はやて は両手で自分の頬を叩いた。
そして改めて戦闘体勢を整える!

「さて、長い話はもうおしまいか?…なら、あんたをさっさと倒してこの事件、終わらしてもらうわ!!かつてリィンフォースがしたようになぁ!!」

「私もいきますよ!はやてちゃん!!」

「オーズすら超える力…ほっとくわけにはいかないでしょ!!いくぞ、アンジュ!!」

オーズはメダジャリバーを取り出し、アンジュに向ける!

『さぁ来い!!お前たちを倒して私の欲望を叶えさせてもらおう!!いくぞぉッ!!』





ついに、最終決戦がはじまった!!
勝つのは一体、どちらなのだろうか…。