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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第5部 前編

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024話 対決と再生と古代の力




「でぇぇぇぇぇいッ!!」

『ふんッ!!』


ヴィータのグラーフアイゼンとグリフォンヤミーの拳がぶつかり合う。
そこにザフィーラが接近する!

「はぁぁぁぁッ!!」

『…ッ!!』

しかしグリフォンヤミーは回し蹴りを放ち、二人をなぎ払った!!

「ぐっ!…くそ、やっぱ強ぇな…」

「まともに攻撃が当たらない…やはり一筋縄ではいかないな」


『どうした、その程度の力では我には到底及ばんぞ』


ヴィータはその言葉が気に食わなかったのか、ひどく興奮し始めた。

「うっせぇ!『グリフィス』みたいな身体しやがって!!本気はここからだ!!」

「…ヴィータ、『グリフォン』だ…、しかし、我らがまだ本気を出していないのは確かだ、覚悟するんだな、ヤミー…!!」



『ふん…最初から本気をだせば良いものを…さぁ、行くぞ!』


















「だめね…いくら倒しても、どんどんでてくるわね」

「くっ…思った以上に手こずるな」


シグナムとシャマルは屑ヤミー達と交戦していた。
しかしいくら倒しても全く数が減らなかった。

「こうなったら…レヴァンティン!」
『Schlangeform』

シグナムはレヴァンティンの「シュランゲフォルム」を発動し、鞭状になった刀身で次々と屑ヤミーを切り裂いていく!
しかし…



「ッ!!シグナム!」

「な…グアァッ!!」


発動中に背後から屑ヤミーの不意打ちを食らってしまい、体勢を崩してしまった。


「くぅ…、すまない、映司。応援にはまだ行けそうにない…」











その頃、洞窟内では…







「セイヤッ!」

「はッ!」


『ふんッ!!』

オーズはメダジャリバーで、はやて はシュベルトクロイツでアンジュに攻撃を放った、しかし二人の攻撃はアンジュの手によってとめられてしまった。咄嗟に二人はアンジュとの距離をとるためジャンプして後方に下がる。


「あかん、やっぱこのままじゃだめやな…リィン、ユニゾンや!!最初からフルパワーでいくでぇ!!」

「はいですぅ!!」



『ユニゾン、イン!!』

その瞬間、リィンフォースⅡは、はやて の身体の中に入った、はやての髪は白髪に近い色に変化し、背中の黒翼はさらに大きくなった!!

「さて、改めていこか!」


『なるほど…さっきのチビは融合型デバイスだったのか…面白いッ!!』

アンジュのテンションが上がり、さらに好戦状態になった。


「剣がダメなら、このメダルだ!」

オーズが懐から新たにメダルを取り出し、ベルトにセットしてスキャンする!

『クワガタ!ウナギ!ゾウ!』

オーズはガタウゾに亜種チェンジし、そのままウナギウィップをアンジュに放ち、拘束した!


『俺と綱引き対決か?面白い…ふんッ!!』


アンジュはウナギウィップを引っ張る!しかしオーズの足は現在ゾウレッグのため、いくら引いてもビクともしない!!

『な、何?』

「いまだ…せりゃッ!!」



オーズは一気に引っ張り、クワガタヘッドでアンジュに頭突きを放つ!その瞬間、クワガタヘッドとウナギウィップから電撃が放たれた!!


『ぎゃぁぁぁぁぁぁッ!!く…くそ!!』

「よし、このままッ!!」


オーズは空中へアンジュをほおり投げた!そして…






『はやてちゃん!チャージOKですぅ!!いきますよ!ディバイーン…』


「バスターッ!!!」


『ッ!?』





はやて のシュベルトクロイツからディバインバスターが放たれ、空中にほおり投げられたアンジュへと直撃した!その場で大爆発が起こり、致命傷を与えることができたと思われた…。




「よし、これで少しは…」

『ダメージを与えることができたと思ったか?』

「な…なんやて?」



その場には全くの無傷のアンジュの姿があった。

「そんな!無傷って一体どういうこと!?」

アンジュはオーズに向かって人差し指を出す。

『オーズ、喜べ!!お前は私が倒したオーズよりもはるかに強い!それは褒めてやろう!!ご褒美に俺の力を教えてやる!!……ッうぁぁぁッ!!!!』



ブチチチチッ!!!!


はやて はアンジュの行動に凝視した!!


なんと自分で左足を引きちぎったのだ…


「な、なにやってるんや!あんた!!……え?」





『…ふッふッふ……あッはッはッはッはッ!!!!』






その場にいた全員が息を飲んだ、

アンジュの引きちぎられた左足はセルメダルになり、傷口へ集まっていく、やがてもとの左足へともどったのだ…。


『これが俺の能力…再生だ!他のグリード達の能力が使えるのはただのおまけ、真の力ではないッ!!』


「そんな!?これじゃあいくらアンジュに致命傷を与えても意味がない…一体どうすれば…」




「いや…なにかあるはずや…考えろ、私…」


はやて は冷静に状況を把握する。

「あの時引き裂いた腕が治ったのは奴の能力やったんか…ん?まてよ…」








はやて は打ち上げの時のアンジュとの会話を思い出す…









−残念だったな、小娘、まぁコアメダルに当たっていたらさすがに不味かったがなぁ!−






ッ!!







−コアメダルに当たったら流石に不味かったがなぁッ!−









(そうか!アンジュのパワーの源はコアメダル!!それを砕くことさえできれば…)


『なによそ見している、小娘ぇッ!!』


「あ、しま…」


はやて の一瞬の隙を見つけたアンジュは一気に迫ってきた!!



『スキャニングチャージ!!』

「セイヤァァァァァァァァァッ!!!!」



『なにッ!!グアァァァァッ!!!!』


しかしそれより一歩速く気づいたオーズはすぐにタトバコンボにコンボチェンジし、アンジュにタトバキックを放った!!アンジュは直撃し、数メートル吹き飛ばされた。



『くそ、いまのは効いたぞ、オーズ…まぁ俺には意味がないがな…!!』

アンジュの体の傷が少しずつ再生していく、しかし重傷だったのか、再生するのに時間がかかる…









「だめじゃないか、戦闘中によそ見してちゃ!」

「ごめんな。映司くん…」


はやて は頭を下げる、
…しかしすぐに上げ、映司に質問した!


「な、なぁ映司くん!突然やけどちょっといい!?」

オーズは はやて の切り替えの速さに驚いた。

「わぁ!切り替え早ッ!!な、何?」



「アンジュのあの再生の能力って、コアメダルによる力でしょ…ってことはコアメダルさえ砕けばその力がなくなるって事なんよなぁ!?」



「そうか!そうだった!!別に身体を攻撃しなくてもいいんだ!お手柄だよ、はやてちゃん!!」

「ただ、どうやってコアメダルを砕けばえぇんやろ?」

『リィンもわからないですぅ…』


しかしオーズには秘策があった…。


「いや、大丈夫だよ…一つだけ、方法がある!!」


「…?」











そのころ空では…



『ふん…弱い…弱すぎる…』


「はぁ…はぁ…」
「くッ…!!」