新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第3話
ジェイデッカー 『モード変更確認!!これより敵性を殲滅する!!』
ジェイデッカーがホバリングしながらレイバーズの展開ポイントへと舞い降りる。
ギュゴオオオオオッ!!
ジェイデッカー 『ガンレイバー、無事か!?』
ガンレイバー 『ああ、なんとか!!』
ショットレイバー 『俺も弾が切れて危なかった!!』
ジェイデッカー 『後は引き受ける!!後退するんだ!!』
ショットレイバー 『了解!!』
ガンレイバー 『頼んだぜ、大将!!』
ショットレイバーが後退するのを確認すると、ジェイデッカーはJバスターの銃身を左手で支えながら構える。
ジェイデッカー 『Jバスター、ロック・オン・・・!!』
ピピピピピ・・・・ビーッ・・・ピピッ!
ジェイデッカーのビジョンではC‐03を完全にロック・オンした。狙いに狂いは無い。
ジェイデッカー 『Jバスター・グレネード!!シュートッ!!!』
ディシュゴォガァアアアアアアアンッッ!!!
強力なエネルギー弾のグレネードが放たれた。
ディドゥヴァギャァアアアアアアアアアアアアンッッ!!!
C‐03の顔面に直撃したエネルギー弾が、爆炎を上げながらC‐03を粉砕した。上半身が砕け散り、残った下半身が地面に倒れこむ。
ジェイデッカー 『敵性1体を殲滅!!引き続きもう1体の殲滅行動に入る!!』
その時だった。吉崎が急接近する機影を捉える。
吉崎 「急速に接近する機影あり!!」
要 「機影だと!?」
葉山 「機種は?!」
吉崎 「解らない!!」
ゴオオオオオオオオオオオ!!
その機影は一直線にC‐04を目指していた。ジェイデッカー達も接近する機影を察知する。
ジェイデッカー 『?!・・・・この接近するものは?!』
ショットレイバー 『なんだ?!』
ガンレイバー 『今度は・・・何が・・・来るんだ・・・?』
その機影とは・・・ロコモライザーとライナーズの機影だった。彼らもまた現場に到着したのだ。
レバーを握り締めながら、舞人は気合を入れて叫び放った。
舞人 「さぁ、マイトガインッ!!俺達の勇姿を見せるときが来たぜっっ!!!」
マイトガイン 『ああ!!思う存分に悪を蹴散らすぞ!!』
舞人はマイティーブレスレットのスイッチを押して、ドッキングモードを発動させた。
♪BGM 「レッツ・マイトガイン!!」 Bパート
舞人 「レェエエエッツ・マァアアアイトッガァアアアアインッッ!!!」
後続していたライナーズが加速して、ジェット音を鳴らしながら。ロコモライザーの左右に就く。
ロコモライザーの後部がスライドし、左右のリヤウィングが持ち上がって足を形成する。
推進しながら下半身が反転する。左右のウィングライナーとガインライナーの各機がアームパーツに変形する。ロコモライザーの接続部から、レーザーセンサーが放たれて各機が導かれて合体する。
舞人 「マイトガイン、起動ッッ!!!」
舞人が戦闘システムを起動させる。蒸気を噴出しながら両手首が飛び出す。機体が起き上がってゆく。胸部がコックピットと共に前に倒れた。
そして中央から頭部が持ち上がり、メインカメラに光が灯る。完全に起動したマイトガインは、両腕の拳を激突させながら正拳突きをキメた。
その間にもC‐04は市街地へと進行を続ける。
器官を伸ばして逃げ遅れた市民を絡め獲り、口の中へと捕らえた市民を入れ込む。
ゴオオオオオオオオオオオオ・・・・ダズドォゴガァアアアアアアアアアンッッ!!!
ズズガゴゴァアアアア・・・!!!
突如として捕食中のC‐04の巨躯が吹き飛ばされ、コンクリートをえぐりながら転がる。
土煙が立ち込める中、その中からマイトガインが姿を現す。
ゴゴゴゴゴォォ・・・・
マイトガイン 『銀のつばさにのぞみを乗せて、灯せ平和の青信号!勇者特急マイトガイン!!定刻どおりただ今到着っ!!!』
要 「マイトガイン!?!旋風寺コンツェルンで独自に開発していたロボットか!!?」
葉山 「話には聞いてたっスけど・・・・めちゃカッケー!!スゲー!!」
吉崎 「私語は慎んで!!」
葉山 「はい・・・。」
マイトガインが戦闘を開始する。
舞人 「ナイスな一撃だった!!いくぞ!!マイトガイン!!」
マイトガイン 『うおおおおお!!』
ガギャアアアアンッ!!
C‐04 「ギュウウッ!!」
C‐04に接近し、左フックを繰り出すマイトガイン。連続で、右フックを炸裂させる。
ゴオオオオオオンッ!!
C‐04 「ギョオオオッ!!」
舞人 「マイトガイン、ナックルラッシュいくぞ!!」
マイトガイン 『よしっ!!はあああああっ!!!』
ゴオオン、ガギャン、ゴガアアンッ!! ドォガアン、ゴオオオンッ、ダガギャアンッ!!
鋼鉄の拳の連打がC‐04の顔面に炸裂していく。
C‐04 「ギョオオオオッ!!」
目玉がつぶれ、内部の骨も所々が陥没し、カタチが崩れる。
マイトガインの繰り出すパンチの威力は、戦車のキャノン砲に匹敵する威力を持つ。
更なるラッシュが続き、アッパーやストレート、ボディーブロー、フック等のパンチがC‐04にダメージを与えていく。
ゴガアアッ、ドォゴオオンッ、ズガアアッ、グォゴオオンッ!! ドォゴガアアアアッ!!
C‐04 「シュギャアアアアアッ!!」
叫びながら突如と反撃に転じるC‐04。長い器官がびゅっと伸び、マイトガインを突き飛ばした。
ドゴォオオオオオンッ!!
舞人 「ぐああああ!!」
マイトガイン 『ぐっ!!』
ズウウウウウン・・・・
舞人 「くそ!油断した!!」
マイトガイン 『来るぞ!!舞人!!』
C‐04の長い器官の先端から、硫酸弾が撃ち出される。
硫酸弾がマイトガインの左肩、のぞみの部分に着弾する。
ブチャアンッ・・・・・ジュウウウゥ・・・・
若干だが、装甲が熔け始めた。
マイトガイン 『まずい!!あの液は、私の装甲すら熔かすようだ!!』
舞人 「くっ!一旦距離を置くぞ!!」
マイトガイン 『ああ!間合いをとったほうがよさそうだ!!』
C‐04を見つつも後方へジャンプしながら下がるマイトガイン。
舞人 「よしっ!!動輪剣だっっ!!!」
マイトガイン 『動輪剣っっ!!!』
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第3話 作家名:Kブレイヴ