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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第5話

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  ジェイデッカーのアイサーチがターゲットの一部分をロックオンする。高速で撃ち放たれるJバスターのレールガン。

    ディギイイィンッ、ディギィイインッ、ディギイイインッ・・・ディギイイイインッ!!!

    ズギャダァアアン、ズドォシャアアン、ズゥウウンッ!!! ズズドォオオンッッ!!!

  胴体部分の表面が激しく爆発する。

  C‐06もこの攻撃に対して反撃に出る。大きく揮われた前脚がジェイデッカー目掛けて襲い掛かる。

  ジェイデッカー 『くッ・・・・!!!』

    ディギン、ディギン、ディギン・・・・・・ズドォガァアアアアアアアンッッ!!!

  ジェイデッカー 『ぐあああああ!!!』

  Jバスターの弾丸が前脚をかすめ、攻撃がジェイデッカーの胸部に直撃し、落下する。

  吉崎 「ジェイデッカーの胸部に攻撃が直撃!!損傷率25%・・・・幸い、内部の機器に支障はありません!!」

  要 「ジェイデッカー、一旦敵から離れて間合いを作れ!!」

  ジェイデッカー 『了解!!』

  C‐06は次にマイトガインに標的を絞った。やけくそのように溶解液を撃ち放つ。

    ビュドォオオ!! ビュドォッ、ビュドォッ、ビュドォオオッ!! ビュドォオオ!!    
  マイトガイン 『ちぃっ!!』

  その場をジャンプしてかわすマイトガイン。だが執拗な攻撃は続く。

  マイトガイン 『このままでは間合いが取れん!!』

  舞人 「かわし続けても時間の問題・・・マイトガインッ旋回してやつの側面に回るぞ!!そこから動輪剣で一気に攻めるっ!!!」

  マイトガイン 『了解っ!!!』

    ドォオオオオオオオオオッッ!!!

  バックスラスターを点火させて一気に旋回行動をとるマイトガイン。地面をスライドしながら止まり、引っさげていた動輪剣を装備した。

  マイトガイン 『動輪剣っ!!!』

  舞人 「動輪剣、スラッシュエネルギー作動っ!!」

  舞人の操作で動輪剣の刀身にエネルギーが帯びる。フォンと構えると、一気に側面に突撃した。

  マイトガイン 『おおおお・・・・でやあああああ!!!』

    ザズギャアアアアンッ!!!

  薙ぎの一線が一本の脚を吹き飛ばした。態勢を崩すC‐06。

  C‐06 「ギイイイイイイ??!」

  マイトガイン 『攻めこそ最大の防御っ!!!被害はこの一帯だけに止めるっ、でやああああっ!!!』

    ズドォザッギャアアアアアアアンッ!!! ズダシャアアアアアンッ!!!

  マイトガインは更にそこから踏み込んで、素早い連撃の太刀を入れた直後に力強い袈裟斬りの一刀を見舞う。

  舞い上がったジェイデッカーもJバスターで攻撃を敢行する。

  ジェイデッカー 『敵はまだいるんだっ!!ここで苦戦していてはいけないっ!!!』

    ディギイイィィンッ、ディギイイイインッ、ディギイイイイインッ!!!

    ズドォオオオシャアン、ダギャガアアンッ、ズガドォオオォオンッッ!!!

  2機が攻め込む中、この戦場の片隅を走る車両をショットレイバーが確認する。

  ショットレイバー 『隊長!!市内を走る車両を確認!!このままですとC‐07の付近に接近してしまいます!!』

  要 「何!?避難勧告に従わなかったのか!!直ぐに追ってくれ!!」

  ショットレイバー 『了解!!追うぞ!!ガンレイバーッ!!』

  ガンレイバー 『あいよっ!!』

  走り出すガンレイバーとショットレイバー。だが、追う車両は並大抵のスピードではなかった。

  ガンレイバー 『何キロ出してるんだ!!?スピード違反もいいトコだぞ?!逮捕だ!!逮捕ぉおおっ!!』

  そしてその車両はついにC‐07のところまで来てしまう。C‐07の通った後は人々の営みを築いた家、道路、ビルや各店舗が無残にも踏み潰されていた。

  ショットレイバー 『そこの車両!!ここは避難勧告区域だ・・・・。』

  そのとき、ガンレイバーとショットレイバーの目の前で車両が飛び上がる。そう。その車両こそ平沢家から駆けつけたエクスカイザーだった。エクスカイザーの意思のとおりに走る為、壁だろうと崖だろうと走ることが可能となっていた。故に、短時間で相模原から埼玉間を駆け抜けてこれたのだ。

  空中でエクスカイザーに変形するエクスGT。

  エクスカイザー 『チェエエェエンジ、エクスカイザー!!』

  ガンレイバー 『何ぃ!??あんなロボット、データにないぞ!!?』

  ショットレイバー 『あれが例の謎のロボットなのか?!!』

  更にエクスカイザーは空に向かって腕をかざす。エネルギーが腕の甲から放たれた。

  エクスカイザー 『キングローダァアアアアアアッッ!!!』

  エネルギーを放った先からは、巨大なトレーラーマシンが姿を現する。その姿はトレーラーというより、地上戦艦のようだ。空中を走るそれは、変形を開始した。後部左右の2軸タイヤユニットが横一直線の真っ直ぐな位置に可動。バックスラスターユニットもバキンッと折りたたまれた。そして垂直に空中に浮かび、各ハッチがオープンされた。

  エクスカイザー 『とうっ・・・・・フォームアップッッ!!!』

  エクスカイザーは、変形したキングローダーの内部へ飛び込む。そして各ハッチが閉まりエクスカイザーは中に収容された。そして新たな頭部ユニットに顔が宿り、口許にファイバードと同様、フェイスガードが装備された。両手首が現れ、胸部に新たなライオンの顔が宿る。

  キングエクスカイザー 『巨大合体!キングエクスカイザー!!』

  キングエクスカイザーはC‐07の目の前に降り立つ。

  キングエクスカイザー 『どんな命にも尊重すべきものがある!!だが、命を当たり前のように砕く貴様達の命だけは尊重できん!!この宇宙警察キングエクスカイザーが貴様達を駆逐する!!』

  ショットレイバー 『宇宙警察!??』

  ガンレイバー 『おお♪俺達も警察だぞーっ!!』

  ショットレイバー 『そういう問題か!!?』

  C‐07 「キュイイイィイイイイ!!」

  C‐07の甲羅の穴の部分から触手のようなものが8本程姿を現す。その先端から、ビームが放たれる。

    ビビビビビギュィイイイイィイイイイッッ!!
  
  背部のスラスターバーニアで瞬時にこれをかわすキングエクスカイザー。

  キングエクスカイザー 『中らん!!』

    ドォガオオオオオオッ!!

  C‐07 「ギュイイィイイイイ!!」  

    ビビビビビビギュウウイイイイイイッッ!!!

    ドォドォドォドォドォガガガアアアアアアアッッ!!!

  C‐07の放つビームが面前の街を破壊していく。

  キングエクスカイザー 『しまった!!このままではこの星の人々の街が!!!』

  その時だった。

     ドォヴォオオンッ!!! ドォガァンッ、ドォガァンッ、ドォガァアアンッ!!!

  C‐07 「キュイイイイイイイ?」