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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第7部

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036話 仲直りと火災と過去のLeft





−ちょっと待ってよ~!−

−なにやってるんだよ!置いてくぞ!!−


「ん?今の声どこかで…」


はやて は現在、海鳴市で大きい分類に入るデパートにいた。
いつもなら誰かと同行しているのが、今回は一人である。

まぁ事実上全員すぐ近くにいるのだが…。



何かを買い終えた はやて はデパートから立ち去ろうとしていた。
だがその時、はやて のすぐ後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
はやて は顔だけ向け、その声が聞こえた方向を見た。

そこには自分とだいたい同年代の小学生の男の子二人が走っていた。
一人は小柄でメガネをかけた子、
もう一人はここらへん近辺では見かけない小学生のわりには整った顔をした長身な男の子だった。

と、いうか…その子供たちはいつか自分にいじわるしたあの男の子達であった。


「っ!見つけたで~!!」


はやて は車椅子を巧みに操り、走っている男の子達の前に止まった!


「へへ~ん!…っ!危なッ!!」


整った顔立ちをした男の子は突然前に はやて が現れて、すぐ目の前で急ブレーキをした。


「お、おい!あぶねぇだろ!!…て、あぁ!!お前あの時の!?」

「そや!…あの時はようやってくれたなぁ~」


はやて はドス黒い微笑みを浮かべ、男の子を凝視した。
男の子は冷や汗をかき、後ろへ一歩のけぞった。

「まさか忘れたとは言わせへんでぇ!!このガキンチョ!!」

「なんだよ!?お前も俺とそんなに大差ないだろ!!」

「うっさいわぁ!!あのあとどんだけ苦労したと思ってるねん!!」

「ッ!!…う、うるさい!!別に俺は悪くねぇし!」

「な、なんやてぇ!?自分でやっといてよくそんな口言えるなぁ!!」


まぁ実際あのあとすぐにオーズに変身した映司が取ってくれたのだが…。
そんな会話をしている中、あとからもう一人のメガネの男の子が向かってきた。


「も、もう…はぁ…はぁ…翔ちゃん足速いんだから…って!き、君!!」


メガネの男の子は はやて の顔をみて思い出したのか、すぐ頭を深くさげて はやて に誤った。
はやて は何か文句を言おうとしたのだが、突然すぎる行動をみて何も言え出せなかった。

「ごめんなさい!…ほ、本当はあの後大人の人に頼んで靴を取ってもらうつもりだったんだ!!本当にごめんなさい!!」

「お、おい謝ることなんてねぇだろ!!」


男の子がかたくなに意地を張った。
しかしメガネの男の子がキョトンとし、男の子の方へと見た。


「えっ…でもこのことは先に翔ちゃんが言い出したんじゃ…」

「なぁぁッ!?う、うるせぇッ!!!!」

「…?」



はやて は考えた。
もしかしてこの二人…、


そんなに悪い子達では、ないのではないだろうか?




「なぁ、二人とも」

「ッ!は、はい!!」

「な、なんだよ!?」






「もしかして、あのあと…私のこと助けてくれるつもりやったんか?」






「あたり前じゃないか!僕たちだってやりすぎたとは思っていたんだよ!!」

「おい、もういいって!…たくっ…」


メガネの男の子は自分たちも悪いことをしたという罪悪感があったのか、はやて に申し訳なさそうになんどもなんども頭を下げていた。
だが、もう一人の男の子は相変わらずそっぽを向いたままだった。





しかし、その言葉を聞いた はやて はもう心の中には憎悪心はなくなっていた。


「そか、ならえぇわ!」


「え…、いいのかよ…」


この時、今までそっぽをむいていた男の子は急に はやて の方を向いた。


「えぇよ!自分たちが悪いって思っていたらそれでえぇ」

「お…おう…」


はやて は満足したのか、そのままデパートの出口に行こうとした。


「お、おい!待てよ!」

「ん、なんや?」


はやて は呼び止められた。
なぜ自分がまた止められたのかよくわからなかった。


「なんや?まだなんかあるのか?」


「あの…よ…









少し、時間あるか?」

















………







はやて は男の子達に連れられて休憩スペースのある屋上へとたどり着いた。
外は青空で、少し寒かったが気分転換にはちょうどよかった。

メガネの男の子はもう一人の男の子に何か頼まれたのか、再びデパートの中に入っていってしまった。
現在、はやて とこの男の子の二人きりである。

男の子は自販機でジュースを2本買い、一つを はやて に渡した。


「おぉ、ありがとな!」

「あぁ、気にするな」


男の子はベンチに座り、すぐ隣りには はやて が車椅子に座っていた。


「あの…あの時はすまなかった」

「なんや、まだ気にしてたのか?…男の子のくせに女々しい奴やなぁ!」

「な!?なんだよ!俺だって一応責任感じてたんだから…」





少し間があいた後、男の子の口から弱々しく言葉が発せられた。




「あの時、公園であいつとその友達と遊んでたんだけど、…なんかお前一人っきりでなんか寂しそうだったからさ、仲間に入れてあげようと思ったんだ…、でも、まさかあんなことになるとは思ってなかったんだよ…。それから絶対謝ろうと毎日考えていたんだ…」


(なんや…、見た感じは悪そうな奴に見えたけど…、以外にしっかりしとるやんか)


はやて は下を向きっぱなしの男の子の両頬を思いっきりつねった!


「イダダダダダツ!!!!何するんだこの関西女ぁッ!!!!」

「はははっ!なんやオーバーやなぁ!すまんすまん…、でも、これでおあいこや!」

「え?」


男の子は頭の上に?マークを浮かべた。
意外に鈍臭いなぁと感じた はやて は、ため息をしながら最後まで説明した。


「だから、これで私の靴を木の上に乗っけたぶんと、今のつねりで、プラスマイナスゼロ!それでいいやんか!!」


男の子は納得したのか、手をポン…と叩いた。


「なるほど…、お前いいやつだな!名前なんていうんだ?」

「私は『八神 はやて』、あんたの名前は?」

「俺か?俺の名前は ひだ…『翔ちゃ~ん!!』…て、あぁ?」



その時、屋上の入口からメガネの男の子が何かをもって走ってきた。


「おう、遅かったな!『メガネ』!!」

「め、メガネって!いい加減名前覚えてよ!!」

「ん?どういうことや?」


はやて は今のやり取りを見て疑問に残ったことが一つあった。

この「翔ちゃん」という男の子はまるでこのメガネの男の子の名前を知らないようである。


「なぁなぁ翔くん、なんでこのメガネくんの名前知らないんや?」

「ん?だって俺この街にきてまだ数日しかたってないもん」

「え??」



「それは僕が説明するよ!!」


メガネの男の子…メガネくんが二人の間に入って説明を始めた。


「翔ちゃんはこの海鳴市じゃなくてここから遠いところにある街に住んでいるんだ、翔ちゃんは親の都合で少しの間、この海鳴市に滞在しているってわけ!」

「はいはい、説明お疲れさま。まぁ明日帰っちゃうんだけどな」

「へぇ~、そうなんか」


彼はこの海鳴市に住んでいる子ではなかったのである。