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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第9話

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  突然切り出すジェイデッカー。

  ガンレイバー 『え??』

  ショットレイバー 『一体どうしたんだ、突然?』

  ジェイデッカー 『隊長達もこの前に言っていたが、今回の最初のハカイジュウ災害に関して隕石は落下していない。にもかかわらず、ハカイジュウ災害が発生した。妙だと思わないか?』

  ガンレイバー 『確かに言われて見れば・・・かつてとこの前のケースは隕石が落下して出現しているからな。』
 
  ショットレイバー 『かつてのクリーチャーの片割れか・・・??』

  ガンレイバー 『あるいは・・・・まだ生きてるってか?!!』

  ジェイデッカー 『・・・・無きにしも非ずと言った所か。隊長もかつての隕石のクレーターとC‐01を殲滅した後の地に何かがあると睨んでいる。だが、そのエリアは我々国家機構ですら立ち入りと領空の侵入が禁止されている。おそらくは国ぐるみで何かを隠しているのではないか・・・・私はそう思う。』

  ガンレイバー 『だとしたら、とんでもない話だぜ・・・。』

  ジェイデッカー 『今はまだ仮説の段階だ。まだ当分は様子見だそうだ・・・。』

  その時だった。ドック倉庫内にスクランブルが発令された。クリーチャーことデストリアンの出現である。
  
  スクランブル警報 『警視庁より入電!東京都多摩区北部にクリーチャー出現!!及び神奈川区上空にて隕石爆発!!もう一体のクリーチャーが飛来されたし!!繰り返す・・・・。』

  ガンレイバー 『一箇所は近くだが、もう一箇所が神奈川区!?どうするんだ?!』

  ジェイデッカー 『神奈川区には、比較的に旋風寺コンツェルンのブレイブ・フォートレスに近かったはずだ!!出撃可能か連絡を!!我々は近辺の多摩区のクリーチャーを叩く!M.P.D.BRAVE、出撃!!』

  レイバーズ 『了解!!』

  待機していた鹿島と霧島もJトランスポーターのコックピットに乗り込み、計器類を操作しながら出撃準備に入る。

  鹿島 「このタイミングで現れるとはな・・・これじゃクリスマスも台無しだな。」

  霧島 「全くです・・・・Jトランスポーター、各部オールグリーン!作業員はレイバーズの搬入を願う!!」

  専用搬入カーゴにのったレイバーズが作業員によってJトランスポーターに搬入されていく。作業を監督するのは彼らを開発した藤堂技術顧問だ。彼は、冴島と窮地の中にあり、「旦那」と呼んで親しんでいる。

  藤堂 「よーし!そのまま真っ直ぐー・・・・OK!続いてショットレイバーの搬入だー!」

  ショットレイバー ((これってけっこー楽でイイインだよな・・・))





  紬とのひと時を愉しんでいた舞人の耳にもこの事が告げられる。

  旋風寺コンツェルン社員 「失礼します!舞人さん実は・・・・。」

  舞人 「なんだって!!?すぐに出る!!」

  紬 「舞人君?」

  舞人 「正義のヒーローの出撃さ!また戻るから待っていて!」

  そして、舞人はマイトガインが格納されているブレイブ・フォートレスを目指すべく、その場を後にした。

  戦闘コスチュームに着替えた舞人が、ロコモライザーを起動させる。

  舞人 「ロコモライザー、起動!!」

  起動と共にマイトガインの意思が目覚める。

  マイトガイン 『舞人、今宵のクリスマスにもハカイジュウか?!』

  舞人 「ああ!せっかくの紬さんとの時間を妨害された!!この代償は高くつかせてやる!!」

  マイトガイン 『またか・・・あまり紬嬢にうつつをぬかすなよ舞人。戦闘がなまけかねない。』

  舞人 「な・・・・わかっているっ!!というよりむしろ彼女の事を想っていたほうが気合が入る!!やっぱり、守りたい存在の一つだからね☆さぁ、出るぞっ!!マイトガイン!!」

  マイトガイン 『ああ!!クリスマスを壊す輩は我々が排除してくれる!!』  

  ゲートがオープンし、ロコモライザーが飛び立つ。それに続いて、自動制御されたライナーズが飛び立ち、ロコモライザーの後部に就いた。

  平沢家の玄関でも、勇士朗とエクスカイザーが察知する。

  勇士朗 「・・・・・!!!」

  エクスカイザー 〈勇士朗!!デストリアンが現れたようだ!!〉

  だが、今回だけは流石に躊躇した。ここで出撃してしまえばせっかくのイヴの空気を壊しかねないからだ。葛藤する勇士朗は、テレパシーで事情をエクスカイザーに説明する。

  勇士朗 〈・・・・すいません!今日はこの空気を壊したくないんです!出撃できないです。秋山さんには今日だけでもデストリアンの事忘れてて欲しいから・・・・!!彼女のこと好きなんです、俺・・・。〉

  エクスカイザー 〈ファイバード・・・いや、勇士朗・・・・そうなのか・・・わかった。おそらく彼らが向かうはずだ。今回は彼らに一任しよう!!〉

  勇士朗 〈すいません・・・。〉

  エクスカイザー 〈いいんだ。今日は彼女達といいひと時を過ごせばいい。勇士朗の言うとおり、今回はその方が彼女達の為にもなるだろう・・・。〉

  勇士朗 〈エクスカイザー先輩・・・・。〉

  今回ばかりは高校生としての勇士朗の心境を考慮し、黙認するエクスカイザー。ジェイデッカーやマイトガインに一任する事にしたのだった。




  聖夜の中、デストリアンとの戦闘が開始される。C‐10によって既に住宅地が蹂躙され、家屋が火災を起こしていた。ポイントに到達したジェイデッカーとレイバーズがC‐10に向けて先制攻撃をかけた。

  空中からジェイデッカーが片手に構えたJバスターで、ずんぐりとした体系のC‐10に攻撃を仕掛ける。C‐10の頭部は、まるでウルトラセブンに登場したゴドラ星人のようだ。

    ディギインッ、ディギインッ、ディギンッ!!! ディギンッ、ディギイィィンッ!!!

    ズギャガンッ、ズドォドォガアンッ!!! ドォドォガアアアアンッ!!!

  C‐10「ギギギイイイッ!!」

  JバスターのレールガンがC‐10に連続で着弾し、小規模の爆炎が上がる。

  頭部の上にある口を開けて咆哮するC‐10。口から火球のようなものを撃ち飛ばす。

    ギュドォオオオオンッッ!!! ギュドォオオオオオンッ!!!

    ズドォゴォオオオンッッ!!!

  ジェイデッカー 『くぅううっ・・・・!!!』

  二つの火球がジェイデッカーに直撃する。吹っ飛ばされる衝撃を、ウィングスラスターで緩和するジェイデッカー。その前方より、ガンレイバーとショットレイバーが援護射撃を開始する。

  ガンリボルバーとショットガンの弾丸がC‐10の白くゴツゴツした皮膚の表面で爆発していく。

    ガァン!!! ガァン、ガァン、ガアアンッ!!! ガァン、ガァンッ!!! 

    バスガアンッ!!! ジャキンッ、バスダァアンッ!!! ジャキッ、ヴァドォスンッ!!!
     
    ズドォドォドォドォガァゴォンゴォオオオンッッ!!!

  C‐10 「ギシュウウウゥッ!!!」