二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第11部 中編

INDEX|2ページ/8ページ|

次のページ前のページ
 

今日で、あなたは晴れて自由の身よ…お好きなところにいきなさい…」





アンクは突然のことで驚き、身を起こした。
それは、他の3人も一緒だった。




「おい、一体どういう意味だ!?」



リンディはそのまま笑顔でアンクに話し始めた。



「今までのあなたの行動を見て…その力は、何かを壊すものではないとわかったの。…あなたのその力は…『人を守る力』…誰かを守る為に存在する奇跡の力…これじゃあ私達、時空管理局は手を出すことは出来ないわ!!あなたの力は、破壊する力ではないからね!」


「母さん…」






「…例え…お前たちが俺のことを忘れてもか?」

「えぇ!…だって、アンクくんは私達を家族にしてくれましたからね…あなたを忘れても…この家族である瞬間の記憶は絶対に忘れることはありませんよ…」


「…存在自体が記憶から消えてもか?」


「…記憶は消えるものではありませんよ…ただ、頭の引き出しに…大事にしまっておくだけです…」


「…そうか……」






アンクはソファから立ち、ベランダに移動した。



「おい…もう俺がどこに行こうが…勝手なんだろ?」






「はい、あなたはもう自由です!」

「僕の妹のこと…頼んだよ、アンク」









「…行ってくるぞ、女…それと……









…クロノ」







アンクはそのままベランダから落ちていってしまった。
4人は、ただそのベランダをずっと見つめていた。











誰もいない住宅街、二人の女の子が病院へと歩いていた。




「…フェイトちゃん」

「なに、なのは?」


フェイトは なのはの横顔を見つめた。
先ほどは笑っていたが、本当は心の奥底では不安だったのだろう。

なのは は今にも泣きそうだったのだ。




「どうしたの、なのは…」

「…不安なの…





さっきはアンクさんが元気付けてくれたけど…やっぱり怖いの…不安で仕方ないの…」





「な、なのは…(どうしよう…こういうときって、どうすれば…)」



フェイトはどうしたら良いのかわからなかった。
そんな時だった…。






「なのはぁぁッ!!!!」

「ふぇっ!?」

「…え?」



二人は後ろを振り向いた。
そこには息を切らしながらこちらへと走ってくるユーノの姿があった。



「はぁ…はぁ…やっと追いついた…」

「ユ…ユーノ…くん?……ふぇ…」




なのは は突然現れたユーノに驚いた…





だが、今は嬉しかった。






「ごめん二人とも!僕も一緒に…て、…なのは?なんで泣いているの?」


「あ……う……うぅ…っ!!」



その瞬間、なのは は勢い良くユーノに抱きつき、大泣きしてしまった。
ユーノはあまりの出来事にどうすれば良いのかわからなかった。






「恐い…恐いよぉ…ッ!!…私、どうすれば良いのかわかんないよぉ……ひくっ…」





「じゃあ…僕たちが守るよ…なのは の事…」



なのは は目を大きくし、ユーノを見つめた。





彼の目は全てを決意した目だった。




「…僕たちが、…絶対なのは の事を守るよ…、だから安心して」



ユーノは なのは の手を握り、精一杯 なのは に笑顔を向けた。



「なのはが不安にならないように…こうやってずっと手を握っててあげるよ…これなら怖くないでしょ?」


その瞬間、
次第に、なのは の顔に笑顔が戻っていった。


「…うん!…ありがとう…ユーノくん」



そんな二人のやりとりを見ていたフェイトもいつのまにか笑顔になっていた。



(…なのは、皆の前ではいつも笑顔を見せていたけど…本当は辛かったんだね。…けど、ユーノはそんな なのは の不安を吹っ飛ばしてくれたね…本当に、君は凄いよ)








「はんッ!ガキのくせに発情なんてしてるんじゃねぇよ!!」









その場に、聞きなれた声が響き、3人は驚いた。
なのは とユーノに至っては、すぐに離れお互い顔を真っ赤にしていた。


「…俺も一緒にいくぞ」

「…あ、…アンク」


次の瞬間、
フェイトのすぐ横にアンクが降りてきた。


「アンク?どうして…」

「…暇だから応援に来ただけだ…文句あるか?」

「うぅん…ないよ!」








「じゃあ…行こうか」

「うん!ユーノくん!!」






「アンク、やっぱりアンクは優しいんだね」

「…ふんッ!!」





なのは とユーノは手を繋ぎ、そのまま病院へと向かった。

なのは にはもう何の不安もなかった。


アンクとフェイトはそんな二人の少し後ろを歩いていた…。






………



「せいやぁッ!!」

「…うッ!」




シグナムがオーズから放たれた火炎弾をガードしきれず、数歩分後ろへ引き下がった。




どれほどの時間が経ったであろうか。
シグナム達やオーズはボロボロで、戦える力もそれほど残っていないというのに、お互い互角の戦いだった。






「…はぁ…はぁ…シャマル…頼む!!」

「…はぁ…任せてヴィータちゃん」



シャマルのクラールヴィントがオーズ目掛けて放たれ、両手に絡まった。
オーズはそれのせいで身動きが全く取れない状況になってしまった!


「くっ…」


「…ておぉぉぉぉッ!!!!」



狼状態のザフィーラがオーズの右足に噛み付いた!!
しかしオーズは気にせず、ザフィーラを振り払った!!



「グゥッ!!」

「ザフィーラ!!…クソォォォォォッ!!!!」



ヴィータが血相を変え、グラーフアイゼンでオーズの頭部を殴った!
その瞬間、クラールヴィントの拘束が解け、オーズは吹き飛ばされてしまった。



「あぁ……あ………」

「…まだ立つというのか、火野…」



オーズは立った。
止まることのない攻撃のお陰で装甲の所々にヒビが入っていた。

タカヘッドブレイブは半壊状態で、右足は先ほど噛まれたため、血が止まることなく出ていた。



「…はぁ…はぁ…当たり前でしょ」

「…なんだと?」

「…みんなの…










皆の笑顔が戻るまでッ!!!!俺は倒れるわけにはいかないんですッ!!!!」










「…え、映司ぃ…」


ヴィータの身体が止まってしまった。




そうだ…



私は、一体何をやっているんだ?








「いい加減にしてちょうだい!!!!」




シャマルの罵声が響き渡った!!
その瞬間、シャマルがオーズ目掛けて攻撃を仕掛けてきた!!

オーズはタジャスピナーでその攻撃をなんとか防御した。




「映司くんに…映司くんになにがわかるのよぉッ!!!!はやてちゃんは私達の希望なのよぉッ!!お願いだから……ッ!!お願いだから邪魔しないでぇぇぇぇぇッ!!!!」







「じゃぁッ!!!!なんで俺たちは戦っているんですかッ!!!?










思い出して下さいッ!!!あなた達は、本当は何をしたかったんですかッ!!!」











「いい加減に…しろぉぉぉぉッ!!!!」