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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第11部 完結編

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オーズとアンクのお陰で解決策を見つけることができた。


「あの魔力数値のレベルでは…本来『アルカンシェル』でやっと吹き飛ばせるレベルなんだが…」

「ちょ!?それはダメだよクロノ!!フェイト達の学校や家が全部吹き飛ばされるじゃないかい!!」

「いや、アルフ…そんなレベルの話じゃ…」

「それに、アースラはまだ整備中ですからね…もしアンク君達がいなかったら…今頃どうなってたんでしょうか…」

「提督…」


クロノは窓から外を見つめ、なのは や映司達に全てを託した。
この世界…いや、全ての世界のために…。



「皆、頼んだぞ…。それに…アンク、フェイト…無事で帰ってこいよ…」





−−−


「ッ!!お前達、来るぞ!!」

ザフィーラの声と共にその場にいた全員が闇の書の防衛プログラムへとデバイスを構えた!!

そして…
ついに防衛プログラムが動き始めた!!


「夜天の魔導書…呪われた魔導書と呼ばせたプログラム…闇の書の…『闇』」

「安心して下さい…俺が…俺たちが必ず…」






周りからは黒い魔力の柱が何本も出現し、その魔力はさらに増大していった!!



「俺たちが必ず、リィンフォースさんを助けます!!」







その瞬間、黒い球体が勢い良く弾け飛び、中から防衛プログラム…「闇の書の闇」が出現した!!!!
その姿はすでに言葉で表現することができず、しいて言えば複数の怪物が組み合わさったキメラのような姿だった。


「ユーノくん!拘束お願い!!!!」

「まかせて なのは!!…ストラグルバインドッ!!!!」


なのはの掛け声と共に、ユーノの両手から数え切れない程のバインドが現れ、闇の書の闇を防衛する触手のような物体を拘束した!!

「縛れッ!!鋼の軛!!!!テェェェェヤッ!!!!」

続いてザフィーラが手から高威力の衝撃波を放ち、拘束していた触手を全て吹き飛ばした!!


『ウァァァァァァァァァァァァァウッ!!!!』


闇の書の闇の悲鳴がその場に響き渡り、吹き飛ばされた触手を再生し始めた!!
だが、この時にできた隙を なのは とヴィータは見逃さなかった!!


「タイミング合わせろよ!!高町なのは!!」

「うん!ヴィータちゃんもね!!」


最初にヴィータがカートリッジを消費し、闇の書の闇へと突っ込んでいった!

「鉄槌の騎士 ヴィータと!黒鉄の伯爵 グラーフアイゼン!」
『gigant form』

ヴィータの掛け声と共に、グラーフアイゼンが今より数倍大きい鉄槌へと変形し、ヴィータが構えた瞬間そのサイズの数百倍以上の大きさへと巨大化した!!

「剛天ッ!!…爆…砕ッ!!!!」

そしてフラーフアイゼン・ギガントフォルムは闇の書の闇へと振り降ろされた!!


「ギガントシュラークッ!!!!」


闇の書の闇は咄嗟にバリアーを張ったが、あまりの強大なパワーゆえ、あっけなく破壊されてしまった!!
続いて なのはがレイジングハート・エクセリオン・エクセリオンモードを向けた!

「高町なのは とレイジングハート・エクセリオン!!行きます!!」


カートリッジを4発消費し、矛先に翼を出現させ、魔力を充填し始めた!!それを阻止しようと闇の書の闇から数本の触手が なのはに向かって突っ込んできた!!


「エクセリオンバスター!ブレイク…シュートッ!!!!」


なのは のエクセリオンバスターは触手もろとも吹き飛ばし、闇の書の闇へと直撃した!!
闇の書の闇は悲鳴を上げ、破壊された自分の身体を修復し始めた!!


「再生の時間など与えるものか…!!」


シグナムがレヴァンティンのカートリッジを消費し、左手に鞘を持った。


「剣の騎士…シグナムが魂…炎の魔剣…レヴァンティン!!刃、連結刃に続く…もう一つの姿!!」

シグナムは鞘をレヴァンティンの持ち手に装着した。その瞬間、レヴァンティンは巨大な弓へと変形した!!

『Bogen form』
「駆けよ隼ッ!!『シュツルムファルケン』!!」


シグナムは闇の書の闇へと目掛け、矢を放った!!
再生途中の身体がさらに破壊され、再び闇の書の闇の悲鳴が響き渡った!!

だが、その時闇の書の闇から放たれた触手がフェイト目掛けて突っ込んできた!!


「ッ!!また…」

『遅い…ッ!!』


その時、フェイト目掛けて突っ込んできた触手は空中で爆発し全て飛散した!!
フェイトには何が起こったのかわからず、ただその光景をじっと見ていた…。


『はんッ…こんなものか…闇の書の闇の力ってのは…!!』

「え?…もしかして…今のアンクが?」


フェイトの後ろには闇の書の闇に手をかざしていたアンクの姿があった。フェイトはすぐさまアンクの元へと移動した。


「すごい…アンク、今何したの?」

『あぁ、俺の本当の能力は自然発火って言ってな…任意の場所を爆発させることができる。まぁ今までメダルが揃ってなかったから使えなかったがな…それより…』


アンクは再び闇の書の闇を睨みつけた。
そのまま翼を広げ、今にも飛んでいく状態になった。


『ガキ…俺のスピードに着いてこれるか!?』


それを聞いたフェイトは笑顔になり、バルディッシュを構えた!!


「もちろんだよ!…アンクと一緒なら…」

『ふんッ…なら…行くぞ!!』


まず最初にアンクが身体から炎を放ちながら闇の書の闇に突っ込んで行った!!続いてフェイトがバルディッシュ・アサルトのカートリッジを消費して、アンクに続いた!!


「バルディッシュ!ソニックフォーム…行くよ!!」
「yes sir.sonic form」


フェイトの薄いバリアジャケットがさらに薄くなり、その瞬間、アンクをも超える超スピードで数秒も経たない間に闇の書の闇の身体を次々と引き裂いていった!!


『ウアァァァァァァァァァァァァッ!!!!』

『気持ち悪い声出しやがって…ハァァッ!!!!』


アンクは闇の書の闇へと手を振りかざし、様々な場所に大爆発を引き起こした!!その肉片は辺りに飛散し、シャマルは「やりすぎなんじゃ…」と小声でつぶやいた。


『ウアァァァァァ…ウアァァァァァァッ!!!!』

闇の書の闇の口からいろんな方向に高圧縮の魔力砲が何発も発射された!!その一つが なのはの元へと振り注がれた!!


「え…ちょっと…!!」
『master!!』

だがその時…なのは の前に一つの影がその魔力砲を受け止めた!!


「はぁ…はぁ…大丈夫?なのは…」

「ゆ…ユーノくん!!」


その時、ユーノは今の攻撃をガードするのに精一杯だったのか、力が抜けたようにその場に落ちそうになった。

それを見て、慌てて なのはがユーノの手を掴み、海に落ちるのを防いだ。


「…ははっ…約束…守ったよ」

「…ユーノくん…ありがとう…」









闇の書の闇は今までの連携攻撃により、最初現れた時の原型がもはやなかった。だが、速度が衰えているとはいえ、今も再生が進んでいた。


「これだけ破壊すれば…行ける!!クラールヴィント!!」