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ooo aftre ~夜天の主と欲望の王~ 第11部 完結編

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シャマルがクラールヴィントが装着されている右手を出し、目の前に魔力で作られた輪が生成された!!そこには闇の書の闇の体内にある『透明のコアメダル』が移し出されていた!!

「本体コア……ッ!!…つかまえ…たッ!!」

シャマルは咄嗟にそれをクラールヴィントでキャッチし、本体から引きずりだした!!

「よし!!後は任せたわよ!!はやてちゃん!!映司くん!!」








「よし、任せてな!!」

「行くよ…はやてちゃん!!」


オーズと はやて は翼を広げ、透明のコアメダルが露出された場所へと高スピードで向かっていった!!
途中で触手が邪魔をしたが、遠くからの なのは とアンクの攻撃により、自分達の元へと届くことはなかった。

そして二人はようやく透明のコアメダルがある場所の少し離れたところに辿りついた!!


「アンクから貰った最後のセルメダル…これで決める!!」

オーズはメダガブリューにセルメダルを一枚投入した!!

「ごめんな…おやすみな…」

はやて が夜天の書を開き、シュベルトクロイツを空高く上げ、魔力を充填し始めた!!


『ガブッ!…ゴックンッ!!
プットッティラ~ノッ!!ヒッサ~ツッ!!!!』

オーズはメダガブリューをバズーカモードへと変形させ、先に紫色のエネルギーを充填し始めた!!
それと同時に はやて の目の前にベルカ式の魔法陣が展開され、その先々に3つの魔力が充填された!!






「これで…すべてを決める!!!!」

「せや…いくでぇぇぇぇぇぇッ!!!!!!!!」




そして、二つのエネルギーは臨界点を迎えた!!




「響けッ!!終焉の笛、ラグナロク!!!!」
「セイヤァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!」













その瞬間、はやて のラグナロク、オーズのストレインドゥームが透明のコアメダルとその後ろにいた闇の書の闇へと放たれ、辺り一面大規模な大爆発が起こった……。














………













「皆、昨日はお疲れだった。僕たちにはこんなことしかできないが…今日の『クリスマスパーティー』を精一杯楽しんでくれ!!…それじゃぁ!!!!」





−かんぱ~いッ!!!!−





12月25日、19時30分
フェイトとアンクが滞在していたマンションで高町家、ハラオウン家…そして八神家が大規模なクリスマスパーティーを開催した。かなりの広さを持つマンションなのだが、流石に大人数のため、ぎゅうぎゅう詰めだった。他にアリサと すずか も出席していた。


『はんッ!!人数が多すぎだ!!!!お前達は帰れ!!!!』

「なんですってぇ!?」

「あ、アリサちゃん落ち着いて…」

「こらアンク!!ダメだよそんなこといっちゃ!!」


右手にオレンジジュースを持ちアンクに身を乗り出したアリサをすずかと映司が押さえ、それを見ていた なのは達が大爆笑をしていた。

本来なら闇の書の闇を消滅し、事後調査等の関係で八神家を拘束する予定だったのだが、クロノが気を利かせ「明後日までは黙認しよう…」と、柄にもない行動をし、当初ハラオウン家が予定していたクリスマスパーティーを3家合同で行うことになったのだ。このクロノの行動をみたユーノとアンクが「お前…一体どうしたんだ?」とからかっていたのは言うまでもない。


「はい、恭也さん!ビール注ぎますよ?」

「おっ、すまないな…えっと…」

「映司です!恭也さん!!」

「そうだったな、映司すまない!!だが…」


恭也は一瞬ビール瓶を凝視し、顔を掲げた。


「何故だかわからないが…映司には何か忘れられない『何か…』をされた気がするのだが…ははっ!まぁ『今日初めて会った』のにそんな訳がないか!!」

「えっ!!?…えっと…その…はい!気のせいですよ!!はははははは…」


映司は以前の高町家の件を思い出し、その時から最後まで恭也と目を合わせることはなかった…。


「アンク、その…よっと…ビール注ぐよ!」

「おいおい…ガキ、大丈夫か?」


フェイトは映司と恭也のやり取りを見て、自分もビール瓶を持ちアンクのコップに注ごうとした。
だが、予想以上に重かったのか、ふらふらで両手で瓶を持つのやっとの状態だった。


「お…重……」

「おいガキ…あまり無理す…」

「っ!!きゃぁ!!」










「どうしてこうなったぁ…」

「アンク…あまり気にするな…この子に悪気はなかったはずだ…」

「あ、アンク!!そのッ…ごめんなさい!!!!」


フェイトはバランスを崩し、アンクの頭上にビールをおもいっきりかけてしまった。今は近くにいたザフィーラとフェイトがティッシュを何枚も使いビールで濡れた部分を拭き取っていた。
アンクはテーブルに肘を置き、しかめっ面だったが、その怒りをフェイトにぶつけないように堪えていた。


「昨日の防御魔法といい…見事だったぞ、フェレット!」

「なぁ!!?僕の名前はユーノ!!ユーノ・スクライアです!!!!」

「にゃはは!シグナムさん名前間違ってますよ!!」


アンク達から少し離れたところにはユーノ、シグナム、そして なのはが雑談をしていた。もちろんユーノと なのは はジュースだったが、シグナムはこの時、初めてビールを口にしていた。


「す…すまない!!あの金髪トサカがずっとそう言っていたのでな…」

「まぁアンクさんはずっとそう呼んでますから…えっと…シグナムさん?」

「む?…にゃ…にゃんだ…」

「顔…赤くなっていますけど…大丈夫ですか?」

「にゃ…にゃにをいう…!!わたぁしはれっかのしょうけんのきしゅい…しぎゅなむ!!!!…こんにゃものでわたしh…wt!!!!」


シグナムが完全に酔っ払ってしまった。
後半に至ってはまともに発音ができていなく、テンションが上がってきたのか急にレヴァンティンを発動し、「えいじぃぃぃ!!」と言いながらその場を離れていった…


「なのは…僕たちが成人になってもお酒はほどほどにしようね…」

「にゃはは…あ、そうだ!!」

「ん?なに、なのは…」


なのは は懐から手の平サイズで装飾が施されたプレゼント箱を取り出した。


「はい!ユーノくんにあげる!!」

「えッ!?いいの?」

「うん!…えっと…その…昨日助けてくれたお礼…かな?」


なのは は頬を赤くしながらユーノにプレゼントを渡した。
ユーノは なのは と同じく頬を赤くしながらそれを受け取った。

「えと…その…開けていいかな?」

「う、うん!!もちろん!!!!」


ユーノはぎこちなくそのプレゼント箱を開いた。
なかにはシンプルなメガネが入っていた。

「最近ユーノくん視力落ちてきた…って言ってたでしょ?それで…その…」

「うん、…ありがとう なのは…」


ユーノは丁寧にメガネを装着した。
それをみた なのは は嬉しかったのか満面な微笑みをした。

「どう?似合うかな…」

「うんうん!!すっごく似合うよ!!!!」










「なぁぁぁぁぁぁ!!!!いつになったらあの二人はくっつくんだい!!!!」