二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
神無月愛衣
神無月愛衣
novelistID. 36911
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

化物語 -もう一つの物語-

INDEX|3ページ/15ページ|

次のページ前のページ
 

 疑問を持ったことを一蹴した戦場ヶ原は(なぜか無表情で)、深呼吸をして、改めて僕に向き合い、にっこりと微笑み、

「おかえりなさい、阿良々木くん」

 と言った。
 その言葉に、僕は嬉しさを抱き、思わず飛び跳ねそうになったが、そんな衝動を抑え、僕もまた、戦場ヶ原に言うのだった。
「ただいま、戦場ヶ原」
 と。
 戦場ヶ原ひたぎ。
 心配させて――待たせて、悪かったな。
 言うとは恥ずかしかったから、心の中で、思うだけにしておいた。
 いつか――言える、その時が来るまで。