二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

INDEX|20ページ/59ページ|

次のページ前のページ
 

怪物達はのび太の方を向き、唸り声をあげた。
「くっ、やるしかない!!健治、っ健治の仇を討ってやる!!!うおおわああああああ!!!!」
叫びながらのび太はハンドガンを連射した。しかし、当たってはいるもののそれをものともせずに化物達はのび太に突っ込んで来る。のび太はなんとか怪物の殴り掛かる攻撃を交わし、反対側へ行って、レミントンM870を取り出した。
「これでも喰らえ!!」
と言い、レミントンM870を3発程撃った。
「GKYAAAAAA!」
「GKYAAAAAAAAAA!」
「GKYAAAAAAAAA!」
少しは効いたものの、また直ぐフローズヴィニルトは向かって来る。のび太は後退しながらもショットガンを撃ちまくる。しかし、3体の中の1体がのび太に殴り掛かってきた。のび太は素早くそれを横に交わした。そして、その隙をのび太は逃さなかった。フローズヴィニルトの横っ腹に向かって至近距離でレミントンM870をぶち込んだ。
「GOAAAAOOOOOOOOOOOOOO!!」
悲鳴をあげ、フローズヴィニルトはその場に倒れた。しかし直ぐ他の2体がのび太に向かって来る。のび太は大広間の壁に沿って移動しながらショットガンを撃ち放った。僅かながら怪物へのダメージも目立ってきた。すると、1体のフローズヴィニルトがのび太に、超高速で向かって来た。
「GOAAAAAAAA!」
それを見たのび太は、壁を蹴り、その反動で反対側に移動し、フローズヴィニルトの攻撃を避わした。しかしフローズヴィニルトも直ぐに方向転換し、のび太を追う。のび太はバックからグレネードランチャーを取り出し、何を思ったのかフローズヴィニルトに急接近していった。そしてグレネードランチャーの銃口をフローズヴィニルトの口に向けた。
「もう榴弾は装填されてある。喰らえ!」
と言ってのび太は引き金を思いっ切り引いた。いきなり急接近したのび太に驚いていたフローズヴィニルトは、何もできずに頭を吹っ飛ばされた。
「ふぅ。」
安心したのび太だがもう1体いるのを忘れていた。もう1体のフローズヴィニルトがのび太に接近してきた。
「うわっ、しまった。もう1体いたんだった。」
のび太は直前に気づき、咄嗟に避けた。しかし、いきなりの事だったので、グレネードランチャーを落としてしまった。
「しまった!グレネードランチャーが!」
すると、その隙を逃さないが如くフローズヴィニルトが急接近してきた。
「駄目だ、もう間に合わない!」
のび太は床に尻を付いてしまった。その時、右手に何かの感触と金属音がした。
カチャ。
「な、何だこれ。・・・健治のナイフだ。」
しかしそうこうしている内にフローズヴィニルトが直ぐ近くにまで接近していた。
「くっ、これを使うしかない。健治、仇を討つ!!」
そう言うとのび太はナイフを持った。しかしフローズヴィニルトが左手を振り上げて、今にも攻撃しそうな体制だった。そして、



フローズヴィニルトは一気に左手でのび太を殴りつける。するとのび太はそれを右に回転しながら捌き、右手でナイフの柄を持ち、左手を右手に沿え、一気にフローズヴィニルトの首に突き刺した。
「GOAAOOOOOOOOOOOOOOOOOO!」
フローズヴィニルトは悲鳴をあげる。
「このまま、切り裂く!!」
ズバンッ、ブシィィィィィ!!
のび太はフローズヴィニルトの首を切り裂いた。フローズヴィニルトはその場で倒れ、もう動かなかった。
「終わったか。健治、仇は討ったよ。さて、物置部屋にいる太郎を連れてこなきゃ。」
そう言うとのび太は物置部屋を向く。その時だった。
「GKYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAHH!!!!」
「!!な、何ぃ!!!!」
突撃のフローズヴィニルトの鳴き声に驚き、振り向くと、最初に倒したはずのフローズヴィニルトがこっちに向かってきた。もう手遅れだった。のび太にこの怪物を対処する方法は無くなっていた。
「くそっ、万事休すか!」
のび太が諦めかけたその時だった。
バタン! バァン!
急に大広間の扉が開き、誰かが銃を撃った。
「GOAAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
銃弾はフローズヴィニルトの頭部を直撃し、前頭葉付近は吹き飛んでいた。
「助かったのか?一体誰が助けてくれたんだ?」
そう言うとのび太は、後ろを振り向こうとした。すると、大広間の扉付近で声がした。
「危ないとこだったなのび太。」
振り向いたのび太は、その声の主を見た。
「ジャイアン!」
そこにいたのは紛れも無くジャイアンだった。その手には、マグナムが握られていた。やがてジャイアンはのび太に近づいてきた。
「でも何でこいつは生き返ったんだ?」
ふと、のび太がジャイアンに疑問を投げかける。
「ああ。下で見つけた資料に『こいつらは頭部を破壊しないと、復活して再び襲って来る。』なんて事を書いてあった。渡しとくから後で見といてくれ。」
そう言うとジャイアンは資料をのび太に手渡した。
「ありがとうジャイアン。」
のび太が礼を言うとジャイアンは頷き、そして変わり果てた健治の姿を見た。
「・・・・・・・健治・・・・・・・・。」
「ごめんジャイアン、もっと早く僕が敵の存在に気づいていれば。」
「自分を責めんじゃねぇよ。こんな状況だ。誰が死ぬかわからねぇ。」
「・・・うん。・・・・・・・・・でもさっき撃った銃は凄かったよ。」
「これの事か。」
と言い、ジャイアンはポケットからマグナムを取り出した。
「これはマグナムって種類の銃で、『デザートイーグル』というらしい。」
「何でジャイアンが銃の名称を知ってるの?」
「実はこれは静香ちゃんに貰ったものでな、その時にこの銃の種類や名称、後は特徴なんかを教えてもらったんだ。」
「ふ〜ん。」
のび太は腑に落ちない部分があったが、一応は納得したふりをした。
「だけど最後に健治が言った言葉、気になるな。確か『この旅館は、俺達の学校は・・・・・・』って言っていたけど。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん!何だこれ?」
のび太はふと健治を見ると、違和感があるのに気がついた。血が不自然に付いていたのだ。のび太はその不自然な所をよく見た。すると、
「これは何かの紙か?」
と言ってのび太は血まみれの紙を拾い上げた。その紙は2枚のFAX用紙のようだった。そしてのび太はそのFAX用紙を読みはじめた。それにはこう書いてあった。
『7月20日
長、こちらは順調に実験が進んでいますよ。もちろん例の子供達の件も順調です。T-virusワクチンの投与もしました。後は意図的にバイオハザードを起こし、奴らの戦闘データを録るだけです。
社員NO.440422332204より。』

『7月21日
報告ご苦労様といったところかな。まあ明日辺り僕も、そっちに向かうから。僕も彼等の戦闘の様子を生で見たいからね。じゃあ詳しい話はそちらに行ってから聴くことにするよ。
社員NO.33542242より。』
「・・・・・・・・・・・・・・・・ん?もう1枚紙があるようだ。」
のび太はもう1枚紙がある事に気がついた。そしてのび太はそ手紙を読んだ。それにはこう書いてあった。