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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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『BHRカンパニー幹部のE.Dさん。4階西のエレベーターのバッテリーが切れていたので、外しておきました。予備のバッテリーは家庭科室に置いてあります。研究所か坑道へ行くときには、バッテリーを装着するのを忘れないでください。』
「これは、・・・もしかしてこのバイオハザードは意図的に仕組まれてたものか!」
「だがまだ情報不足だ。結論を出すのは早いと思うぜ。」
「そうだな。・・・・・・・・・・・待てよ。そういえばさっきの手記に学校の4階西には何かがあるような記述があった。そしてこの紙を見ると、学校の4階西から研究所やら坑道やらに行ける記述がある。学校の4階に何かあるんじゃないか?」
「充分考えられるな。だが、4階に通じる階段はシャッターで閉まっていたぞ。」
「問題はそこなんだよね。だけど、何処かで制御できる部屋があると思うんだけど。」
「ああ確かにな。」
「あっ、そうだ!太郎が物置部屋に隠れているんだった。」
のび太は物置部屋に太郎がいる事を思い出すと、物置部屋に向かって行った。するとジャイアンが言う。
「じゃあ今度は俺が連れてくよ。」
「ああ、ありがとうジャイアン。」
「お前は太郎を呼びに行ってくれ、俺は健治の死体を隠す。太郎には刺激が強すぎるからな。」
「ああ頼んだよ。」
と言うとのび太は物置部屋に向かった。そして太郎を見つけた。
「あっのび兄ちゃん。健治兄ちゃんは?」
「・・・・・・健治はもうこの世に居ないよ・・・。」
「・・・・・・・え!?」
「早く動こう。僕達は生きてここから脱出しなければいけない。健治の為にも!」
「・・・・・うん!」
そう言うと太郎はのび太についていった。
「あっそうだ。健治兄ちゃんが『もし俺に何かあったらこれをのび太に渡せ』って言ってたんだ。」
と言って太郎は何かの鍵をのび太に渡した。
「ああ、ありがとう。」
そしてのび太と太郎は物置部屋を出た。そしてのび太は太郎をジャイアンに預け、大広間を後にした。
「そうだ。太郎から貰った鍵をよく見てなかったな。もう一度見てみよう。」
と言うとのび太はポケットから鍵を取り出した。その鍵にはタグが付いており、そのタグには『管理人室』と書かれていた。
「管理人室か。見取り図で確認してみよう。」
そう言ってのび太はバックから見取り図を取り出した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あった・けど、特殊だなこれ。2階から梯子で降りて、地下1階の牢屋にあるのか。取り敢えず梯子のある203号室に行こう。」
と言うとのび太は203号室へ向かって行った。そして部屋の中へ入った。
「場所は・・・この奥だな。・・・・・・・・・・・・・・・・・本棚があるな。場所的にこの裏か。」
と言うとのび太は、本棚を横に動かした。すると、奥に下に続く梯子が見えた。
「・・・・・よし、降りるか。」
と言うとのび太は梯子で下に降りていった。
カンカンカンカンカン・・・。
金属の梯子独特の金属音を鳴らし、のび太は下に降りていき、やがて地下に着いた。
「さて、早速探索するか。」
と言ってのび太は地下の探索を始めた。しかし、のび太は直ぐにあることに気がついた。
「WAOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!」
「・・・・・・この鳴き声は犬かな?取り敢えず気をつけて探索しよう。」
と言うとのび太は慎重に壁の向こうを見た。すると、
「・・・・案の定犬がいるな。見えるのは2体だな。よし、1体ずつ片付けよう。」
と言うとのび太は、ハンドガンを取り出し、装填されてあるマガジンを確認し、ちゃんと弾丸が入っていることを確認すると、1体目の犬に向かって発砲した。
バァン!
「CAIN!!」
弾丸は犬の頭に直撃した。続いて2体目にも発砲する。
バァン!
「CAIN!!」
2体目の犬の頭にも命中した。
「ふぅ。よし、周りを警戒しながら探索していくか。」
と言うとのび太は奥へ進んで行った。突き当たりの左側には牢屋が見えた。
「牢屋か。牢屋の戸が開いているな。あの犬はここに居たのか。まぁでも探索してみるか。」
と言ってのび太は、牢屋の中を調べはじめた。しかし何もなかった。
「何もないな。よし、反対側を調べよう。」
そう言うとのび太は、反対側へ進み、扉を開けた。中は前の所と同じ牢屋があった。そして傍には頭を喰われた跡がある死体。それに、金属製の扉があった。
「まずは牢屋を調べよう。」
と言うとのび太は牢屋をくまなく調べた。やがて、のび太は牢屋を調べ終わった。
「牢屋には何も無かったな。でも、牢屋にあった3つの穴は恐らくあのゴリラみたいな怪物がぶち破ったものだな。
さて、次はあの金属製の扉を調べるか。差し当たり管理人室だと思うんだけど。」
と言うとのび太は、扉の前まで来た。扉の上の方には、『管理人室』と書かれたプレートがあった。
「予想が当たったみたいだな。早速この鍵を使って開けよう。」
と言ってのび太は鍵を使い、管理人室の扉を開けた。中は変わった様子も無く、テーブルと箱があるだけだった。
「まずは箱から調べるか。」
と言ってのび太は箱を開けた。
中には『アサルトライフル』と5.56mmNATO弾2つとハンドガンのマガジンが3つと12ゲージショットシェルが2つ、更に、焼夷弾が2つ、硫酸弾が3つ、榴弾が4つがあった。
「この箱は武器庫だったのか?何にせよ助かった。それにこの『アサルトライフル』、どうやら『M4カービン』らしいな。アサルトライフルはサブマシンガンよりも使いやすいからな、貰っておくか。」
と言うとのび太は次にテーブルを調べ始めた。テーブルの上には救急スプレーが1つと何かの紙が1枚あった。
「何だろうこの紙。」
と言ってのび太は紙を広げた。それにはこう書いてあった。
『〜ある研究員の遺書〜
7月23日
一緒に逃げていた宮部に、化け物の兆候が現れ始めたので、仕方なく殺して浴室に入れておいた。多分、これで私が最後の一人だ。何故このようになってしまったのか?
今となっては、この研究に参加した事が悔やまれる。最早、私が生きてこの旅館を出ることは無いだろう。準備は終わった。後は勇気を持つだけだ。悔いは残るが仕方が無い。このまま化け物になって人間としての自分が消えてしまうぐらいなら自らの幕を・・・・・・・・・・・・・・・












許してくれ、真理奈。』
「・・・・・・・・・・・・・・どうやらここにいた人達は被害者で、事件が起こるまでは何も知らなかったみたいだな。意図的にバイオハザードを起こそうとしたのは他にいるみたいだな。・・・・・・・・・・・・・取り敢えず後少し探索をするか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?」
と言うとのび太はテーブルの上にある物に気がついた。
「これは、鍵かな?」
のび太はテーブルの上にある鍵を取った。その鍵にはタグが付いており、『制御室』と書かれていた。
「タグには、『制御室』と書かれているな。・・・・・・・・・・・待てよ、確か学校の南舎3階に制御室があったような・・・・・。よし、学校に行ってみよう。」
と言うとのび太は管理人室を出て、梯子を使って2階に行った。そして203号室を出た。すると、
バァン!バァン!