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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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CHAPTER3 狩人の領域 AREA1『怪物』


のび太はスムーズに下山し、学校の裏口まで来た。しかしのび太はこの時まだ知らなかったのだ。学校にとんでもない化物が潜んでいることを・・・・・・・・・。
「ふぅ。取り敢えず南舎4階にある制御室の扉をこの鍵で開けるか。」
と言ってのび太は裏口の扉を開けた。そして南舎に行こうとした時だった。
ガチャ。
扉の開く音がして、向こうから誰かが出てきた。
「・・・・・・・・・・・・・・・ゾンビか。」
のび太は落ち着いた様子で銃を構えた。しかし、ゾンビの向こう側から緑色の"何か"が飛んできて、ゾンビの首を跳ねた。
「何だこいつは!!!!!!!」
突然飛んできた"それ"は、肩幅が広く、背は1.7Mはあり、恐らくは人の首をも簡単に跳ばせるであろう鋭い爪があった。
「KIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」
唸り声をあげてのび太に襲い掛かる。のび太はバックステップでそれを避け、グレネードランチャーを怪物に撃った。
「KIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
のび太の放った榴弾は怪物の首辺りに命中し、爆発した。怪物は断末魔の叫び声をあげて、その場に倒れた。
「何だコイツは・・・!?こんな怪物先刻は居なかったはずなのに!?」
すると、何処からか叫び声が聞こえてきた。
「キャアアアアア!!」
「聖奈さん!?南舎からだ!!」
と言うとのび太はすぐ傍の階段を昇り、南舎に向かった。南舎に向かう途中もあの緑の怪物が数体居た。
「何なんだこの怪物は!?僕が旅館に行って居ない間に何があったんだ!?」
と言いながらものび太は南舎に続く廊下を抜け、南舎のドアを開けて南舎に着いた。
「声が聞こえたのはこの辺りかな?」
と言うとのび太は視聴覚室の扉を開けた。




そこには、教卓の辺りで座り込んでる聖奈と、その聖奈を今にも襲い掛かろうとしている緑の怪物が居た。
「聖奈さん!!」
のび太が聖奈に向かって叫んだ。
「KIYAAAAAAAA!!」
怪物は尚も聖奈に襲い掛かろうとしている。
「おい化け物!こっちに来い!!」
のび太が怪物を挑発すると、怪物は一直線にのび太に向かって来た。するとのび太は素早く左に避け、至近距離でショットガンを撃った。
「KIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
怪物はその場に倒れた。
「聖奈さん大丈夫ですか!?」
のび太は聖奈に駆け寄る。
「のび太君・・・心配かけてごめんなさい・・・」
「間に合ってよかったよ。ここはもう危険だ。早く脱出する方法を探そう。」
「はい。」
「僕が先に行きます。聖奈さんは仲間と合流して行動してください。その間は君一人になるが冷静に判断して行動するんだ。」
「解りました。」
「絶対に生きてここを脱出しよう!」
と言うとのび太は、視聴覚室を出た。その時、
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR
いきなり通信機が鳴った。のび太はそれに出る。
「こちらのび太。・・・・・・・・・・ジャイアンか。どうしたジャイアン。」
「のび太か!今何処に居る?」
「・・・視聴覚室だけど。何かあったの?」
「どうやらスネ夫が北舎1階の体育館に行ってるみたいなんだが、危険な状態らしい。悪いけど行ってくれねぇか?」
「解った!すぐ行く!!」
と言うとのび太は体育館へ向かった。