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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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AREA2『生存者』


のび太は南舎の階段を駆け降り、1階に行ってから北舎に向かった。やがて北舎に着いた。
「この奥の筈だ。待ってろよスネ夫!」
と言うとのび太は体育館の扉が見えた。入ってすぐ目についたのは、ステージの上でアサルトライフルを連射していたスネ夫であったそしてその下にはゾンビが群がっている。
「スネ夫!!
そうだ、グレネードランチャーで!」
そう言うとのび太はゾンビの足元に向かって榴弾を撃った。
ボガァァン!バリン!
当たった床板は爆発で崩れ落ちた。その床板に乗っていたゾンビ達は勿論体制を崩した。
「オオオオオォォォォォォォォォォォォ。」
「アアアオオオオォォォォォォ。」
「ウワアアァァァァァァァ。」
「ウウウゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウゥゥゥゥ。」
「ウアアアウウウ。」
「アアアアアアアアアア。」
「ウオオォォォォォォゥゥゥ。」
のび太はすかさずスネ夫に叫んだ。
「今だスネ夫!」
すかさずスネ夫がアサルトライフルを撃ち放つ。のび太もM4カービンで応戦する。2丁のアサルトライフルによる銃弾の雨を受けては、流石に何体もいたゾンビもすぐ倒れた。ゾンビを全員倒すとスネ夫がのび太に駆け寄ってきた。
「ありがとうのび太。助かったよ。」
「スネ夫も気をつけてよね。」
「ああ解ってるよ。まだここの探索が終わってないんだ。」
「じゃあ2人で探索しよう。まずはステージ周辺からだ。僕が右を探索するから、左をスネ夫が頼む。」
「ああ解った。」
2人は会話を交わすと、早速探索に取り掛かった。











暫くして、のび太とスネ夫が元の場所に戻ってきた。
「こっちは何も無しだ。スネ夫、そっちは?」
「こっちも何も無かった。」
「そうか・・・、じゃ残りは後ろの体育倉庫だけだな。」
と言うとのび太とスネ夫は、体育倉庫に向かって歩いた。すると体育倉庫の入口にはゾンビが大量にいた。
「・・・ゾンビがかなりいるな。」
「のび太、早めに片付けようぜ。」
「でもなんかおかしくない?」
「何が?」
「何でゾンビが体育倉庫のドアを叩いてるのさ?」
「さぁ?知らないよゾンビの考えてる事なんて。」
「・・・・・・・・・・ゾンビって確か僕達みたいな一般人を襲うんだよね。」
「・・・・!体育倉庫の中に生きてる人がいるって事か!」
「多分そうだと思う。」
「じゃあ尚更このゾンビ達を倒さないと!」
「だけどちょっと待ってよスネ夫。体育倉庫のドアは木製なんだよ。このまま撃ったら向こうに貫通しちゃう。」
「じゃあどうするんだよ?」
「ゾンビの注目をこっちに向ければいいんだ。こういうふうにさ。」
と言うとのび太はゾンビを蹴った。
「な、何してんののび太!?」
「いや、・・・・だってドアから放さないといけないし。」
「荒っぽいよ!」
しかしそんな会話をしている間にゾンビ共はのび太達に近づいていった。
「おっと、そんな事を話している場合じゃなさそうだ。スネ夫二手に分かれよう。」
「OK!解った。」
と言うとのび太は左に、スネ夫は右に散開した。そしてのび太はハンドガンでゾンビを的確に狙い、スネ夫はサブマシンガンである、『UZI』を連射した。先程と同様、簡単に片が付いた。
「ふぅ、どうやらもういないみたいだな。」
「早く体育倉庫を確認しよう。」
と言うとのび太とスネ夫は体育倉庫の扉の前まで来て、そして、のび太達は扉を開けた。中には1人の女の子がうずくまっていた。
「ちょっと君・・・・・・・・・・。」
と、のび太が言いかけた時、その娘が振り向き、のび太はその娘が誰だか判った。
「君は前の席にいた、真理奈ちゃん!」
「の、のび太君?ここは一体どうなってるの!?あの変な人達は何!??」
「詳しい話は皆を集めてからだ。ここは危険だ。取り敢えずここを移動しよう。」
と、のび太が言うと、のび太は通信機を取り出し、ジャイアンに掛けた。
RRRRRRRRRRRRRRRRRRR
「こちらジャイアン。どうしたのび太?」
「ジャイアン、今何処にいる?」
「俺は今、学校に着いたばかりだ。どうかしたのか?」
「体育館で生存者を発見した。その人に現状を説明すると共に、現在状況の確認も兼ねて全員を集めたいんだ。」
「判った。何処に集まるんだ?」
「・・・北舎2階の相談室にしよう。他の人には僕が連絡しておくよ。」
「判った。」
ピッ。
のび太は通信機を切り、スネ夫に話した。
「スネ夫、視聴覚室に聖奈さんがいるんだ。悪いけど行ってくれないか?」
「大丈夫だ。それにのび太には助けられているしな。じゃ、行ってくるよ。」
と言うとスネ夫は体育館を出た。


そしてのび太は真理奈に話し掛ける。
「じゃ、僕達も行こう。」
「は、はい。」
と言うと2人は相談室に向かって歩いた。途中、のび太は通信機を出し、静香に掛けた。
RRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・静香です。」
「出るのが遅かったけど、何かあったの?」
「ごめんなさい。出られない状況だったの。」
「そうか・・・。これから皆、一度相談室に集まるんだ。」
「解ったわ。他の人には言ったの?」
「ああ。他の皆には全員に連絡した。」
「じゃあ今すぐ行くわ。」
と、静香が言うとのび太は通信機を切り、相談室へ向かった。








やがて、相談室に着いた。中には、まだジャイアンしか居なかった。
「おぅのび太。まだスネ夫達は来てねぇぞ。」
「解った。」
と言うとスネ夫と聖奈が相談室に入って来た。そしてスネ夫が喋る。
「まだ来てないのは静香ちゃんか?」
「ああそうだ。だけど、先に真理奈ちゃんに現状を説明しよう。・・・・・っと言っても僕達もあまり知らないんだけどね。」
と言うとのび太は徐に語りはじめた。
「僕達は3日前まで無人島にバカンスに行ってたんだ。でも、帰ってきたらいきなりこんな事になっていたんだ。只一つ判っているのは、あの怪物達は僕達、生きている者を襲って食べるっていう事だ。」
「な、なんていう事・・・・・・・・。」
ると、ジャイアンが言う。
「だが、何かあるはずだ。自然にこんな事が起きるわけねぇ!」
するとスネ夫が聖奈に訊いた。
「そういえば聖奈さんはずっとこの街に居たんだよね?いつからこんな状態になったの?」
「ええと、・・・・・・・確か数日前からテレビでは猟奇的殺人事件がどうのこうのってやってたけど、あのゾンビみたいなものが現れたのは今日からだったわ。」
と、聖奈が答える。
「って事は、いきなりゾンビが大量に徘徊し始めた訳じゃなさそうだな。」
と、のび太が言う。
「まっ、こんな所でグダグダ考ても仕方ねぇ!探索あるのみだ!!」
と、ジャイアンが言う。すると、相談室の扉が開き、静香が入って来た。
「ごめんなさい。少し遅れちゃったわ。」
「大丈夫だよ。じゃ早速、探索結果の報告をしよう。」
「それじゃあ俺様から報告するぜ。」
と、ジャイアンが言う。
「俺様は裏山にある旅館で、弾薬を大量に手に入れた。俺様は使わないから、ここに置いとくぜ。」
と言うとジャイアンは弾薬をテーブルの上に置いた。そして次は静香が喋る。