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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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するとスネ吉は『LIGHT MURDER』をのび太に見せた。『LIGHT MURDER』は蜘蛛の糸が絡まっていて、もう撃てない状況だった。
「・・・天井に蜘蛛の糸があったから、もしかしてと思って天井を攻撃したんだ。」
と、のび太が言った。
「ふぅん、運も君の味方かな?」
と、スネ吉が言う。一拍置いてのび太が言う。
「まだやるのか?」
「いいや、もう武器は無いしね。ここは退かせてもらうよ。」
と言うとスネ吉は出てきた穴の奥へ行った。
「待てっ!」
そしてのび太もその後を追いかける。穴の奥は一つの部屋になっていて、ランプが一つと、80cm×210cm程のサイズのテーブル一つに、椅子が二つあった。入ったすぐ右にはエレベーターらしき扉があり、スネ吉がまさに今乗り込んでいるところだった。
「待て!お前には訊きたい事がある!」
と、のび太がスネ吉に言うと、スネ吉は答える。
「おっと、今は止めておくよ。生きていれば何(いず)れ出会うだろうから、その時にいくらでも答えてやるよ。」
するとエレベーターの扉が閉まった。閉まった扉からスネ吉が喋る。
「ああそうそう。確か回収し忘れた資料にBHRカンパニーという単語が出てきたと思うけど、あれはナムオアダフモ機関の別名だから。別に特にこれといった情報じゃないけれど、一応言っておくよ。・・・それじゃあね。また会える事を楽しみにしておくよ。」
すると、エレベーターが降下する音が聞こえた。
「逃げられたか。横に付いてあるカードリーダーみたいな物は恐らくナムオアダフモ機関の社員カードを入れるんだろう。」
のび太はエレベーターの横にあるカードリーダーを見て言った。やがて、踵を返し、
「さて、ここら辺に何かあるかもしれない。探索をしてみよう。」
と言うとのび太は探索を始めた。部屋があまり広くなく、探索はすぐに終わった。見つかった物は同じ形状の鍵2つと、青い本で、表紙には、
『最後の書(下)
EAGLE of EAST WOLF or WEST』
と書かれた本だった。2つの鍵はタグが付いており、1つのタグには、『休憩室』と書かれていて、もう1つのタグには『弾薬倉庫』と書かれていた。
「・・・この青い本、学校の生徒指導室にあった赤い本と同じタイトルだな。もしかすると中にメダルがあるかな?」
のび太は青い本を開いた。案の定そこにはメダルがあり、狼の模様が刻まれていた。
「見つける物も見つけたからスネ夫達と合流するかな。」
と言うとのび太は部屋を出た。