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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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CHAPTER5 地下研究所 AREA1『スライドフィルター』


ギュゥゥゥゥゥゥゥン
大型エレベーターが降下音を立てながら地下へ進む。暫くすると、エレベーターのドアが開いた。第一声を開いたのはスネ夫だった。
「・・・・・ここは・・・・・・・・・。」
「どうやら研究所のようだね。・・・一体どうなっているんだ?僕達の学校は。」
とのび太が言った。
「よし、じゃあ今回は2ルートに分かれて探索する。俺と静香ちゃんと太郎のチーム、のび太とスネ夫と真理奈ちゃんと聖奈さんのチームで進むぞ。」
「解りました。」
と、聖奈が喋り、
「もう行くしか無いよね。」
と、スネ夫が喋った。
「それじゃあ行くぞ!皆死なないように気をつけろよ!!」
と、ジャイアンが言うと、ジャイアンのチームはさっさと奥へ行ってしまった。
「僕達も行こう!絶対ここに何かある筈だ!!」
と言ったのび太は先へ進んだ。通路の先には大型エレベーターと下へ続く梯子があった。大型エレベーターにはこう書いてあった。
『〜緊急時脱出用車両直通エレベーター〜
緊急時にはライトが赤く点灯し、自動的にロックが解除されます。』
「このエレベーターを使えばここから脱出出来そうですね。」
と、聖奈が喋る。
「でも非常事態にしか作動しないエレベーターみたいだ。隣のライトはグリーンだから非常事態として認識されていないと思う。非常事態として認識させる必要があるだろうな。」
と、のび太が言った。
「じゃあ傍にある梯子を下ってみよう。」スネ夫がそう言うと、全員は梯子を下った。下っていった先は何も無い小部屋で反対側に自動扉があった。のび太達はその先へ進んだ。進んだ先はL字廊下になっていて、突き当たりを右に曲がった後の突き当たりで左右に道が分かれており、右側は階段があり、左側は何かの部屋があった。そしてそこには2体のゾンビがいた。
「私が討つわ!!」
と、聖奈が言うと、聖奈はH&K MP5Kを連射した。
「ウオォォォォォォ!!」
「アアアアアアア!!」
ゾンビ共は悲鳴を挙げて倒れた。
「ゾンビ共は私達に任せて!のび太さん達はいざという時に怪物が出た時の為に、体力を温存しておいて!」
と、聖奈が言った。
「・・・判った。ありがとう聖奈さん。」
のび太が礼を言うと、全員は先へ進む。道が左右に分かれている所まで行くと、スネ夫が喋った。
「左側は何かの部屋で、右側は下へ続く階段か。まずは左側の部屋を見てみよう。」
と言うと4人は部屋に入っていった。部屋の中は、ダイヤル式のロックが掛かっている金庫とスライドフィルターを映し出すプロジェクターがあった。
「ねぇ、このプロジェクター、スライドフィルターがセットされているみたいだよ。」
プロジェクターを調べていた真理奈がそう言った。
「よし、早速映してみよう。」
と、のび太が言うと、真理奈はプロジェクターを起動した。映し出されたスライドにはこう書かれていた。
『ナムオアダフモ機関生物兵器開発資料』
それを見た全員は息を呑んだ。

やがて真理奈は徐(おもむろ)にスライドのページを送った。
次のページを見た瞬間、スネ夫が叫んだ。
「こ、こいつらは学校に居た狂犬!まさかこのバイオハザードは仕組まれたものだったのか!!」
と言うとのび太も言う。
「・・・・・だろうね。」
そこに描かれていたのは血みどろで内臓や骨が露出した犬の絵で、スライドの上の方には、『MA-39 CERBERUS』と書いてあった。
そして真理奈は次のページを開いた。次のページには、同じく血みどろで内臓や骨が露出していたカラスが映されていた。スライドの上の方には、『MA-18 CROW』と書かれていた。続いて真理奈は次のページを開く。次のページには、虫のような人型の怪物が描かれており、スライドの上の方には、『MA-87 BRAINDIMOS』と書かれていた。それを見たのび太が喋る。
「こいつは・・・!家庭科室やパソコン室にいた怪物だ!!」
と言うと真理奈は次のページを開く。そこには緑色をしていて、所々血管が浮き出ている巨大なカメレオンの様な怪物が映っており、スライドの上部には『MA-96 BIOGALLES』と書かれていた。
「・・・・!!あの時理科室にいた怪物だ!」
と、のび太が叫んだ。やがて真理奈は次のページを開く。次のページには、皮をひん剥いた様なゴリラの様な怪物が映されており、スライドの上部には、『MA-153 FROZEVINILT』と書かれていた。
「・・・・・・・・!!旅館にいたゴリラの怪物だ!酒蔵にあった手記には『フローズヴィニルト』と書いてあったな。あの酒蔵の管理人もここの関係者だったって事か・・・。」
のび太がそう言うと、真理奈は次のページを開く。次のページに映ったのは、緑色をしていて、身長が1.7m程で、肩幅が広い怪物だった。スライドの上部には、『MA-121 HUNTER』と書かれていた。
「・・・・・・!!この怪物!途中から学校に居た怪物だわ!!」
と、聖奈が言った。続いて真理奈が次のページを開く。次のページには、巨大な蜘蛛の怪物が映されており、スライドの上部には、『MA-138 BLACKTIGER』と書かれていた。
「こいつはあの時の蜘蛛だな。こいつも開発された生物兵器だったのか・・・。」
と、のび太が言う。そして真理奈が次のページを開く。次のページに映されてあったのは、今まで見たことも無い怪物だった。体躯は全体的に黒色であり、両手には鋭いカギ爪があり、そして背骨が露出していた。スライドの上部には、『MA-135 KIMERA』
「これは、今まで見た事の無い怪物ですね。」
真理奈がそう言うと、のび太も言う。
「そうだな。ここにも新しい怪物がいるかもしれないから充分に気を付けなきゃいけないな。」
と言うと真理奈は次のページを開いた。そのページに映っていたのは、左手に巨大な爪がある人型のシルエットだった。スライドの上部には『CODE:T-002 TYRANT』と書かれていた。
「これも今まで出て来てない怪物だね。」
と、スネ夫が言う。
「ええ、しかし今までの生物兵器と違ってシルエットになっていますね。・・・・・まだ開発中ということでしょうか?」
聖奈がそう言うと、スネ夫が喋る。
「・・・こんな所で考えても仕方がないよ。」
と言うと、真理奈が皆に喋る。
「もうスライドはありません。どうやらさっきのが最後のスライドだったみたいです。」
と言うと真理奈はプロジェクターの電源を切った。そして、中からスライドフィルターを取り出して言った。
「このスライド、一応持って行きましょうか?」
と言うとのび太が喋る。
「一応持って行こう。何か重要な資料になるかもしれない。」
と言うと真理奈は自分のバックにスライドフィルターを入れた。
「そろそろこの部屋を出よう。反対側に下り階段があった筈だ。」
と、のび太が言うと、全員は映像資料室を出て、下り階段を下っていった。






その頃・・・・・・・・・。
「ここは何なんだ?」
と、ジャイアンが言う。
「鋼鉄製の扉・・・・。何かを厳重に保管しておく場所かしら?」
と、静香が言う。
「ん〜。訳が判らないね。」
と、太郎が言う。