新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第11話
フォンッ!! ギュドォオオオオオオオオッッ!!!
マイトガインは加速しながら動輪剣の太刀を入れにいく。袈裟斬りの一刀から3連撃の斬撃のコンボを食らわす。
マイトガイン 『でやああああああああっ!!!』
ザァギャアアアアアアアアアンッッ、ザァドォドォザシュウウウウウウウウウンッッ!!!
ドォオオオオオオオオッ・・・
切断されながら後方へ吹っ飛ぶD‐13。頭部の甲羅が砕け、体内の泡の成分を噴出しながら倒れこむ。だが、再び起き上がってハサミを振りかざしてマイトガインに襲い掛かる。
D‐13 「ギュイイィイイイイ!!!」
マイトガイン 『でやあああああああぁっっ!!!』
ザガァドォザシュウウウウウウウンッッ!!!
マイトガインはハサミに向かって太刀を入れ、D‐13の腕と同時に斬り飛ばした。
このタイミングで舞人は動輪剣の出力を一気に157%まで上げた。鍔の車輪が高速で回転して刀身が輝く。
舞人 「動輪剣、エネルギーチャージッ!!!」
ギュゴォォ・・・・ドォオオオオオオオオオオオッッ!!!
バックブースターから青白い炎が噴出し、マイトガインを上空高く舞い上がらせる。動輪剣を振り上げながら、一気にターゲットに向かって急降下する。
舞人 「縦・一文字斬っっ!!!」
マイトガイン 『おおおおおおっ・・・斬っっっ!!!』
ゴォオオオッ・・・ザギャズズズズズドォシャアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!
縦一直線に真っ二つになるD‐13。斬り込まれた刀身のエネルギーが一気に開放される。
舞人 「動輪剣、エネルギーパージッッ!!!」
キュオアアアアァァ・・・ズドォヴァグドォゴォガァアアアアアアアアアンッッ!!!
爆発するD‐13。爆発の中から雄々しくそびえるマイトガイン。動輪剣を腰に装備し、勝利のシグナルを灯した。
一方、甲府市ではD‐12が破壊活動を続けていた。
ビルに芋虫状の頭部を突っ込み、逃げ遅れていた人々を捕食。さらにはそのビルをなぎ倒し、残っていた命を瓦礫の中へと沈ませる。
その惨状の中、ジェイデッカーが先行して飛来する。
空中で急速合体を開始する。Jローダーがジェイデッカーのボディーへと可変し、中央のレーザーセンサーにドッキングモードになったJポリスが導かれる。合体し、ジェイデッカーのヘッドユニットが飛び出した。
ジェイデッカー 『ブレイヴ・アップ!!ジェイデッカーッッ!!!』
鹿島 「Jバスター、投下します!」
Jトランスポーターから、Jバスターが投下される。それをキャッチして右手に装備するジェイデッカー。吉崎が遠隔操作でグリップの接続をロックする。
吉崎 「Jバスター、グリップコネクト・・・・Jバスター、アクティブ!!」
ジェイデッカー 『これより戦闘任務を開始するっ!!』
Jバスターの銃口から放たれるレールガンの弾丸。レールガンの弾速もアップしている。
ディギュイィィンッ!!! ディギュイイィィン、ディギュイィィンッ!!!
ズドゥウゥンッ、ズドォドォウウウウウゥゥゥンッ!!!
D‐12 「ギュギュギュウッ!?」
ジェイデッカーの方へと長い首を向けるD‐12。ジェイデッカーがJバスターの銃口をD‐12に向けながらホバリングしている。
ジェイデッカー 『なんという惨状だ!!街がこれほどにも・・・おのれデストリアン!!!』
ディギュギン、ディギュギン、ディギュギイイィンッ!!! ディギュギイィィンッッ!!!
ズディギャガゴギャガガガアアアアッ!!!
D‐12 「グギュギググググゥゥゥゥッ!!!」
怒りの感情を籠めながらJバスターを撃ち込み続けるジェイデッカー。警察として、これほど虐げられた市民と街を見るのはいたたまれなかった。
近隣の中学校の運動場では、ホバリングしながらJトランスポーターが着陸する。Jバギーとレイバーズが運動場に展開した。
毎回のように飛び降りていては脚部の負担が懸念される為、レイバーズは今回の出撃からこのように展開することとなったのだ。
ガンレイバー 『よっしゃっ・・・・行くとするかっ!!』
ショットレイバー 『撃ち砕くぜ・・・!!』
ギュウィン・・・・ガシ、ガシイィン・・・
レイバーズを固定していたローダーからレイバーズ達が起き上がり、D‐12へと急行していく。
葉山 「Jバギー、出します!!」
ギュオッ!! ヴゴオオオオオオオッ!!
Jバギーもハッチから飛び出して目標の近くへと急行していく。
ディギュギインッ、ディギュギインッ、ディギュギインッ、ディギイイィンッ!!!
旋回射撃をしながらD‐12へとJバスターを撃ち込んでいくジェイデッカー。D‐12も溶解液を飛ばしながら応戦する。
ビュギョッ、ドゥビョッ、ヴァチュンッ!! ドゥヴァン、ドゥヴァチュウン、ドォヴ!!
ジェイデッカー 『間合いが難しい!あれがJバスターに中れば、手の打ちようがなってしまう・・・!!!』
無造作に吐き出されてくる溶解液をかわしていくジェイデッカー。溶解液の射程距離はかなり長く、上空へ上がったとしても射程距離に入ってしまうほどだ。
レイバーズとJバギーが駆けつけ、戦闘指揮がはじまる。
要 「レイバーズ!左右からD‐12に射撃して気を引かせろ!!レイバーズが隙を作ってくれている内にジェイデッカーは上空からヤツの正面に射撃するんだ!!」
ジェイデッカー&レイバーズ 『了解!!』
安全圏内でJバギーが停車する。
吉崎 「レイバーズ、目標と接触します!!」
ガンレイバーとショットレイバーが左右に分かれて、ガンリボルバーとショットガンを構える。
ガンレイバー 『さーて、久しぶりだ!どっちに気を向く?!』
ガァン、ガァン、ガァアアンッ!!! ガァン、ガァン、ガァアアンッ!!!
ショットレイバー 『奴がどちらに向こうと、ジェイデッカーが有利に戦闘できる状況に事を運べばいい!!』
バドォスゥンッ!! ジャキッ、バドォスゥンッ!! ジャキッ、バドォスゥンッ!!
ドォドォガゴォガアアンッ、ズズグォォオンッ!!!
D‐12 「ギギギギギギギギョッ!!?」
ガンレイバーとショットレイバーの放った弾丸がD‐12の側面で爆発する。
左右に首を振って、レイバーズに気を向けるD‐12。するとガンレイバーに向かって溶解液を吐き出してきた。
ガンレイバーはこれをかわしながらガンリボルバーをリロードして走り出す。
ガンレイバー 『そうだ!!そう来てくれ!!』
その間にもショットレイバーが弾薬をリロードし、ジェイデッカーが上空へと舞い上がる。
走りながらD‐12に向けてガンリボルバーを撃ち込むガンレイバー。皮膚面が爆発する。
作品名:新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第11話 作家名:Kブレイヴ