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衝動SSまとめ④(ZS)

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ゾロサン





2012/3/16更新

ファミレスサンジさん
続きの物語になります。

ゾロは一人暮らしということで。
そしてサンジは一度訪問済みということで!!










――――――――――――――――――――




『明日からメインを作ることになったv』


昨日の夜、サンジからメールが届いた。
それは嬉しいメールだった。



今までキッチンに移ったは良いがデザート担当だった。
それでも俺は、

『お前があんまり美味そうに食うから、
俺もそんな飯が作ってみたくなってさ。』

この言葉が嬉しくて…


デザートでも何でも構わない。
そう思って、毎度のメニューにパフェを足した。
似合わないと笑っていたが、サンジは嬉しそうな顔をしていた。
それが嬉しくて俺は頼み続けた。

そしてやっとこの日がきたんだ。
今日、サンジの作る飯が食える――


俺は剣道の練習を早めに切り上げ、いつものファミレスに走って向かった。
息を切らしたまま入るのはどうかと思って入り口の手前で止まった。
深呼吸をして息を整える。

そしてドアに手をかけたが、裏の方から話し声が聞こえてきた。
それは紛れも無くサンジの声だった。
早く着いてしまったから、休憩なのだろうか・・・と思い、俺はそっちに向かった。



声をかけようとして、止まる。

声が一つじゃなかった。

サンジともう一人は、聞き覚えのある声。
顔は覚えていないが、確かホールに居た女の声だ。


――――サンジ

食べて―――

――――嬉しい

俺も―――

――――今日?

エリ―――

会話は一部しか聞こえてこない。
でも、親しいということは分かった。
お互いが名前を呼び捨てで呼んでいる。

断片的にしか聞こえてはこないが、
サンジの作るものをその女に食べてもらうのか・・という事が分かった。

サンジの作る飯は俺だけのものじゃない。
そんなことは分かっていたが・・・自惚れていた。
サンジは俺のために作ってくれる、と。


そんなことねぇのに・・・

俺はあんなに楽しみにしていたのに、食欲がまるでわいてこなかった。
あんなにサンジの作る飯が食べたかったのに・・・


これじゃ・・駄目だ。

俺は来た道を戻り、家へ帰った。


その夜、サンジからメールが来た。

『今日、用事できたのか?』

「悪かった」

『次いつ来る?』

「分からない」

『どうかしたのか?』

「別に」

なんとなく、そっけなくなってしまった。
親しそうに話す二人の声が頭から離れなくて・・・イライラする。

携帯から目を逸らすと、タイミングよくメール受信音じゃなく着信音が鳴った。
振り返り、画面を見るとサンジの文字。
迷った末に出なかった。
だが、すぐにまたかかってくる。
シカトした。
だが、それでもまたかかってきた。

仕方なく、通話を押す。


『テメーーシカトしてんじゃねぇよ!!!!!!』

耳が痛いほど怒鳴られた。

「・・・トイレだ。」

『へーはーそうかい。まっ良いけどな。』

とっさの言い訳はすぐバレた。

「・・何か用か?」

『お前どうかしたのか?』

「別に何でもねぇ。」

『へー・・俺は落ち込んでるけどな。』

「どうかしたのか?」

『飯を食べさせる予定だったのにすっぽかされた。』

・・・あの女か?

「また次があんだろ。」

『俺は目玉焼きハンバーグ特盛り作ってたんだけどな。』

「・・・・・ぇ?」

『ついでに、気に入ったみたいだからパフェも作ったんだ。』

「・・・・サンジ?」

『俺はずっとお前待ってたんだよっ!!』

「・・・サンジ・・」

『急用なら仕方ねぇと思うけどよ・・』

「・・悪かった。」

『ばーか。』

「悪かった。」

『ばーか。』

「明日必ず行く。」

『別に良い。』

「・・・そうか、」


『早くドア開けろ。』


「・・・ぇ?」

『はやく、ド・ア・ア・ケ・ロ』

まさか―――――-

ドアを開けるとそこにはサンジが居た。
信じられなかった。

「ヘヘッ材料パクってきた。」

「・・・サンジ。」

「作ってやるよ。腹減ってるだろ?」

ぐぅぅぅぅぅう~

「腕がなるじゃねーか。」


出来上がった料理は最高だった。
泣きそうになるのを必死に堪えた。

「ハハッこれからはいつでも作るぜ。もう完璧だから。」

「あぁ、頼む。」

「おう。」


次の日、俺はサンジのファミレスに行った。
注文をとりに来た女から、昨日食べたじゃねーかという走り書きのメモを渡された。

「それでも食べたかったって伝えて貰っていいか?」

「良かった。昨日食べれたんですね。」

「・・・ぁ・」

よく聞くと昨日の女の声だった。

「昨日は大変だったんですよ?
アイツ、すっぽかしやがったーーーって。」

「・・・。」

「休憩中、お客様が来るのすっごく楽しみだって話してたんです。」

「・・・・・そうだったのか。」

「だから良かったです。では、」

そう言って女は接客に戻った。
昨日の話は・・俺のことだったのか。


そう思うと急に恥ずかしくなった。
一人で勘違いして落ち込んで、勝手にスネて・・
それでもサンジは来てくれた。

俺ももっと強くならねぇーとな――――


end


作品名:衝動SSまとめ④(ZS) 作家名:おこた