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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第19話

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  律 「そうみたいだぜ。ちょっとくらいはがしてもバレナイかもな!」

  紬 「でも今あるのは新しく立てられたものらしいわよ。」

  律 「へェー・・・。」

  和が、近くにいた人にカメラを渡し、写真を撮るように頼む。

  和 「あ、すいません。ちょっと撮ってもらっていいですか?」

  通行人 「あ、いいですよ。」

  和 「みんな、写真撮るよ!」

  5人はピースしながら写真を撮ってもらう。それから近隣の各名所を回り、清水寺に到着する。

  清水の舞台といわれる有名な清水寺の本堂から唯と律が下を見下ろす。

  律 「うわあああ・・・・・たけぇぇぇ・・・・。」

  唯 「ふおおおおお!!高いぃぃ!!すいこまれそうっ!!」

  和 「そんなに身を乗り出したら本当に落ちるわよ!!やめなさい!!」

  唯 「ふいぃぃ・・・。」

  母親のような口調で唯の首根っこを引っ張る和。ずるずると唯が連れて行かれる。

  紬 「そういえば!ここのお寺の中に縁結びの神社があるらしいのよ。いってみない?」

  澪 「そうだな。いってみるか!」

  紬が、清水寺の地主神社の事を話す。縁結びの神社として知られている有名な神社だ。舞人と恋愛中の紬や、勇士朗にほのかな恋心を懐いている澪にとっては興味がわく名所だ。

  律が澪に付け入ってからかう。

  律 「おお〜・・・・勇士朗クンですか?澪サン?」

  澪 「う、うるさいな!!」

    ゴン!

  律にお約束のゲンコツをしたところで、一行が地主神社へと向かった。

  桜工運動場。体育の授業中、腹筋する俊の足を抑えていた勇士朗が、俊の上体が起きたタイミングでクシャミをブチかます。

  勇士朗 「はっくしょいいいい!!!」

  俊 「うわ!!きたねっ!!!」

  二つの守護石があり、目を閉じたまま片方の石から反対側の石へと歩くというものだ。無事に一回で歩ききれば恋が成就するといわれている。二度三度となると成就まで長引いてしまい、人のアドバイスを受けて辿り着くと、人の助けによって恋が成就するといわれている。

  言い出した紬が先に歩き始める。目を瞑ったまま無事に難なく歩ききる事ができた。

  紬 「やった!次は、唯ちゃん!」

  唯 「私はいいよ〜。もうギー太と結ばれてるもん!」

  澪&律 (かわいそうに・・・光君・・・。)

  勇士朗から光の恋話を相談されてた2人にとっていたたまれなさが残る。

  体育の授業中、腹筋中の蓮の足を押さえていた光が、蓮が上体を起こしたタイミングでクシャミをかます。

  光 「ヴァクシィィィッッ!!」

  蓮 「ぐぎゃあ!!?きたねーな!!顔にぶっかかったじゃねーか!!バカヤロウ!!」

  光 「あ〜・・・わりー!わりー!」

  続いて和が続く。

  唯 「あれ?和ちゃん好きな人いるの?」

  和 「ま、まぁね・・・・。」

  唯 「ええ?!初耳だよぉ!!」

  和 「とにかく集中したいから・・・。」

  そう言って歩き出す和。二度目に歩いて成功する和。実は、勇に助けられて以降、彼に対してほのかな恋心を懐くようになっていたのだ。

  和 「なんとか二度目で渡りきれたよ。」

  唯 「ねー、教えてよう。」

  和 「こういう話はまた寝る時にね。その時に話すから。」

  続いて澪かと思われたが、律が続く。実は蓮に対してなんと口で説明したらいいのか判らない想いを懐いていた。

  澪 「え!?律が?!」

  律が顔を赤くしながら恋を否定する。

  律 「て、適当にやってみたかっただけだからな!」

  紬 「律ちゃん・・・。」

  うっとりする紬に本心を見抜かれつつ、二度三度と失敗し、四度目で成功する。

  律 「さあ・・・・澪だぜ。」

  澪 「蓮君だな・・・・律?」

  律 「!!?」

  桜工運動場。

  蓮 「バシュラアアアッ!!!」

  光 「ぐはあああ!!!お前もじゃねーか!!!」

  蓮 「これでアイコだっ!」

  そして澪が歩こうとしたその時、近くで轟音が響く。

    グォオオオオンッ!!

  澪 「何?!」

  律 「ひょっとしてまたか?!」

  和 「なんだかよくわかんないけど、とりあえず・・・・あれは何?!」

  和が指を指した方向には二足歩行の蒼いロボットが街を破壊しながら進撃していた。

  そのロボットに乗り込む男。不気味にニヤつきながらモニターを眺める。

  男 「くくく・・・リストラしやがって・・・これは京都技研への復讐だ!!この新型ロボット・ファントムと、ブロッケンで京都の街を破壊してやるっ・・・!!!」

  ピッとコントローラーのようなもののスイッチを押す。すると、京都の街にある京都技研の工場で丸沢重工のクレーム処理の協力のために預かっていたブロッケンが、一斉に暴走を開始した。

  更にファントムに乗った男はファントムで破壊活動を本格的に開始する。

  男 「ぎゃははははは!!!」

  ファントムの腕からナパーム弾が撃ち放たれた。

    ディギュゴオオオオオオオオンッ!!!

    ズヴァドォゴオオオオオオッ!!!

  澪たちは後一歩のところで避難をせざる得なくなってしまった。

  澪 「きゃああああっ!!?あとちょっとだったのに・・・・!!」

  和 「澪!今は逃げよう!!」

  澪 「・・・・うん!!」

  紬が走りながら舞人に電話をかける。 

  紬 「もしもし?!舞人君!!大変なの!!」

  舞人 「ああ!!たった今、出張先でも連絡を受けた!!今すぐいくから待っててくれ!!」

  旋風寺社員 「舞人さん!!現地警察に話をしましたら、マイトガインの出動を要請してきました!!」

  舞人 「そうか!!じゃあね、紬さん!!俺はこれから嵐を起こしにいくぜ!!」

  紬 「あ・・・。」

  律 「こんな時に誰と話しているんだ?」

  紬 「私のナイト様よ。」

  律 「はぁ?!!」

  舞人は、京都技研本社ビルから出て、腕に付けた小型の通信機でロコモライザーを呼び出す。
 
  舞人 「ロコモライザー!!」

  マイトガイン 『む!!緊急通信受信!!』

  京都駅の特別レーンに停泊していたロコモライザーが街に向かって飛び立つ。連動して、ライナーズもロコモライザーについていくように飛び立っていく。

  京都技研の社長が出撃間近の舞人を引き止める。

  京都技研社長 「旋風寺さん!!これはわが社の一大事です!!新型のロボット、ファントムが強奪された挙句、つい先程、提携先からクレーム処理の協力の為に預かっていたブロッケンが、府内のわが社の各工場にて突如暴走をはじめたようなのです!!」

  舞人 「こうも大変なことが起きるなんて・・・!!!」