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Secret Operations

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 僕がそう言うか言わない内に、安雄君は射撃態勢を整えていた。やがて、安雄君は引き金を引き、それと同時に、銃口から、『HE弾』が発射され、ゾンビの集団の中の一体に命中した瞬間に炸裂した。炸裂時の衝撃によって、ゾンビは全て吹き飛んだ。ふと、安雄君の顔を見ると、驚いたような顔をしていた。榴弾の破壊力に驚いたのだろうか?
「……………………………………。」
 安雄君とはる夫君は立ち尽くしたまま、黙り込んでいた。このまま何もしない訳にもいかないので、安雄君とはる夫君に言う。
「…早く小学校に向かおう。もたもたしてる時間は無い。」
 僕がそう言うと、安雄君とはる夫君は少し戸惑っていたが、少しすると、僕が言った事に肯定してくれた。
僕達は再び、小学校に向けて走り出した。やがて、小学校の校門が見えた。小学校の校門をくぐろうとすると、後ろから、ゾンビの呻き声が聞こえた。慌てて振り向いたが、ゾンビはすぐ傍の位置にいた。僕は懐からボウイナイフを取り出そうとしたが、いきなり後ろから声が聞こえた。
「伏せろ!」
 僕はその言葉の意味を理解すると、安雄君とはる夫君の二人も伏せるよう促した。すると、僕達の頭上を一発の弾丸が旋回しながら飛んでいった。その弾丸は、ゾンビの額を撃ち抜いた。額を撃ち抜かれたゾンビはその場に倒れた。
「大丈夫か?」
 その声が聞こえた方向を向くと、SATの隊員と思われる服装をした男がいた。その男の手には、ドットサイト付きの『H&K MP5A5』が握られていた。
「ええ、助かりました。」
 僕がそう答えると、そのSAT隊員は僕達の手に握られている銃火器を見ながら言う。
「……何故こんな銃火器を持っているかは知らないが、警察の作戦書類上では、『銃砲刀剣類所持等取締法』の一時解除はされてる筈だったな。早く小学校に入れ。中に警官隊がいる筈だ。」
 SAT隊員がそう言うと、はる夫君が言った。
「中に警官隊がいるのか! おい、早く行こうよ!!」
 はる夫君はそう言いながらさっさと小学校の中に入っていく。僕達も小学校に入る事にした。小学校に入る前に、校庭を見ると、SAT隊員と陸上自衛隊員がいた。この事から推測すると、避難所の防衛を自衛隊とSATに任せ、避難民の誘導と保護を警察に任せたってところか。でも人外の生命体とは戦い慣れてないから、生き残れるかどうかは難しいかもしれないね。
そう考えてながら歩き、小学校の玄関を通り、下駄箱付近まで来ると、警官が走り寄ってきた。そして、僕達に話し掛けた。
「よく無事だったね。銃を持っているようだけど、銃は使えるのかい?」
 その警官がそう尋ねてきたので、僕は、
「銃は人並みには扱える。」
 と、答えた。すると警官は僕達に、言った。
「銃が使えるなら、西側の渡り廊下を進んで、裏口近くにいる警官に話し掛けてくれ。その警官が君達を誘導してくれる筈だ。」
 警官がそう言うと、安雄君とはる夫君はさっさと、渡り廊下に向かった。二人共、薄々勘付いていると思うが、警察は、銃を扱える人間を、小学校の防衛に駆り出そうとしているんだろう。…なんとか出し抜いて、のび太君の家に行ければいいけどね。
そう考えている内に、渡り廊下を渡り切り、北舎に着いた。すると、裏口の前には、銃を構えた警察官が3人程いた。僕はその警察官の中の一人に話し掛けた。
「すみません。僕達は、玄関の警官の指示で此処に来いと言われたんですけど。」
 僕がそう尋ねると、その警察官は、少し厳しい顔をした。恐らく、小学生が銃火器を持っている事を不審がっているんだろう。
「ここに来たって事は、銃を扱う事が出来るって事だな。お前達の担当はそうだな……………美術室を受け持ってもらおうか。」
 その警察官はそう言いながら、顎で、美術室の場所を指し示した。
―――――――態度が乱暴な警察官だな。…しかし、その事を愚痴っても仕方が無い。ここは無言で了解しよう。
そう思った僕は、安雄君とはる夫君の手を引いて、美術室に入った。安雄君は何か言いたそうだったが、こんな所でいざこざを起こしても何もいい事はない。安雄君をなんとか宥(なだ)めた。その後、美術室全体を見回した。美術室には、数人の警察官とSAT隊員がいた。その警官とSAT隊員に軽く挨拶をすると、部屋の中央で、いつでも戦闘が出来るよう準備していろ。と言われた。
……取り敢えず、どうやって此処を抜け出して、のび太君の家に向かうかを考えないとね。
作品名:Secret Operations 作家名:MONDOERA