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衝動SSまとめ③(コナン)

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平新+快




2012/3/22更新

平次と新一と快斗の複雑な関係。
シリアスで短いです。








――――――――――――――――――――



「・・・しん・・・いっ」


「五月蝿い。」


「・・・・くるっ・・・しっっ」




「黙れ。」




ベッドの上、新一の手に握られた快斗の首。
殺しはしない。


ただ、少し呼吸をしづらくしているだけ。
イラついて仕方がないんだ。

こいつの顔を見ていると、イライラする。


どうしようもなく…


その感情を抑えることが出来ない。




そうなると分かっていて、
俺の元へ来るこいつが理解出来ない。
いつかこの手で殺してしまうかもしれないのに。
どうして来るんだか…




「目障りなんだよ。」


「・・・・し・・・ん・・」


「目障りだっ!!!!!!!」





「工藤。」




薄暗い部屋に光が入り込む。
ドアを開けたのは服部だった。


「服部・・。」


「その手離し。」



「ゴホッゴホッ・・・ッ・・・」




新一は服部に素直に従った。
大量の空気を吸い込んで快斗は咳き込む。

その咳き込みに、また苛立ちがつのる。


服部はベッドへ上がり、新一を後ろから抱きしめる。
そして目を隠した。


「見んな。」


「・・・・・・服部、」


新一はゆっくりその体を服部に預ける。



「・・黒羽、お前何しに来てん。」


「・・・新一に会いに。」


「来るな言うたやろ。」


「俺の勝手だろっ・・」


「・・工藤は俺のもんや。」


「・・・・っ・・・」



「帰れ。」



「・・・・・・俺はっ!!!!!!」


「帰れ。」


「・・・・今日は帰る。でも、俺は諦めない。」


「・・・・・。」


パタン――
快斗が部屋から出ていき、新一と服部の二人が残った。



「なぁ、なんで家に入れたん?」



「・・・・・勝手に――


「嘘やろ。」


「・・・服部・・お・れ・・」


「もうええ、もう考えんな。」



「・・・服部、」





「工藤、仕置きや。」




end


作品名:衝動SSまとめ③(コナン) 作家名:おこた