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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第26話

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  直撃を受けて巻き起こる爆煙。だがキングエクスカイザーはそれを突き抜け、カイザーソードの斬撃をD‐20に浴びせた。

  キングエクスカイザー 『おおおおお!!!』

    ズギャシャアアアアアアンッッ!!!

  D‐20 「ギョギャアアアア!!!」

  右腕が切断され、紫の血が吹き出る。さらに右薙ぎにカイザーソードを振るい、胴体の肉半分を斬り飛ばす。

    ヒュファォッ・・・・・ズヴァシャアアアアアアッッ!!!

  D‐20 「ギュゴゴゴゴ・・・・!!!」

  肉半分でつながった胴体の斬り口から滝のように血が流れる。至近距離からカイザービームを撃ち放ち、更なる大ダメージを与える。

  キングエクスカイザー 『カイザービームッッ!!!』

    ヴィギュドォオオッ!!!

    ズドォギャアアアアアッッ!!!

  D‐20 「ヴィギャアアアアアアッ!!!」

  間合いを取ってD‐20から離れるキングエクスカイザー。この間にジェイデッカー達が一斉に援護射撃を加えた。

  ジェイデッカー 『キングエクスカイザーが離れたっ!!!火力をヤツに集中させるぞっ!!!』

    ドゥヴィイイイイッッ!!! ドゥヴィイイ、ドゥヴィ、ドゥヴィイイイイィッッ!!!

  ガンレイバー 『よっしゃあああっ!!!』

    ガァン、ガァン、ガァンッッ!! ガァアアアアンッ!!

  ショットレイバー 『撃ち砕くっっ!!!』

    ディドォゴォオオッ!! ディドォゴォオンッ!! ディドォゴォオオオンッ!!

  M.P.D.BRAVEの勇者達の火力が集中する。巻き起こる表面爆発。

    ディギャズドォドォドォドォズガアアアアアアアアアッッ!!!

  D‐20 「ギュグゴゴオオオオオッ!!!」

  カイザーソードを前にかざし、サンダーエネルギーを刀身に注ぎ込む。胸のライオンの口からサンダーエネルギーの過流が放たれる。

  キングエクスカイザー 『はあっ!!』

    ヴィキュアアアアッ!!

  サンダーエネルギーを充填させたカイザーソードを片手でかざし、刀身を空へと向ける。

  キングエクスカイザー 『サンダァアアアアァァァ・フラアアアアアッシュッッッ!!!』

    ヴィギュオオオオオオオオオオオオオ・・・・!!!

  刀身からサンダーエネルギーが上空へと奔る。そして一気にD‐20に向かって振り下ろされた。

    ギュオオオオオオオ・・・・・・・ズヴァシャアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!

  サンダーエネルギーがD‐20を斬り続け、大爆発させる。

    ズギュウアアアアアアアアァァァ・・・・・ヴァズドギャゴガアアアアアアアアアッッ!!!

  爆炎をバックにカイザーソードを収容すると、胸のライオンが勝利の咆哮をした。

    「ガゴゴオオオオンッ!!」




  事後処理をM.P.D.BRAVEに任せ、桜高に戻ったエクスカイザー。すると講堂から唯のMCが聴こえてきた。

  エクスカイザー 『なんとか間に合ったか・・・・む?!唯の声が・・・。』

  唯 「・・・・えーと、ライヴの前に亡くなった桜高生の仲間達に黙祷を捧げたいと思います・・・皆さんいいでしょうか・・・?それでは黙祷したいと思います。黙祷・・・・・。」

  黙祷。デストリアン、C‐02の餌食となってしまった生徒達に黙祷が送られる。

  エクスカイザーは、命の重さを尊重する主義者だ。故に唯の言葉を重く感じていた。

  エクスカイザー 『この地で未来ある少女たちの命が奪われたのか・・・・・デストリアン・・・・・・・必ず根絶させてみせる・・・・!!!』

  勇士朗達もゲストの席で黙祷をしていた。エクスカイザーと同じ想いを胸に。

  勇士朗 (デストリアン・・・・必ず根幹を駆逐してやる!!!ファイバードの力で・・・!!!救いきれなかった多くの命達の為にも・・・・!!!)

  勇士朗は改めて闘う覚悟を決め、自らに言い聞かせた。

  そして黙祷が終わり、唯のMCから一曲目がスタートした。

  唯 「・・・それでは気持ちを入れ替えて歌います。2曲続けていきます。天国のみんなに届きますように・・・『私の恋はホッチキス』、『ふでぺん〜ボールペン』。」

  律 「・・・1・2・3!」

       ♪ 「私の恋はホッチキス」 Vo.唯&澪

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                        ・
                        ・

  出だしはいつものような勢いのある曲ではなく、緩やかな「私の恋はホッチキス」から始まった。

  この選曲に勇士朗達や会場の人々の耳には天国にいるであろう、犠牲になってしまった桜高生徒達への鎮魂歌のようにも聞こえた。

  曲を終えて直ぐに律の出だしのドラムが響き、「ふでペン」に繋がった。


       ♪ 「ふでペン〜ボールペン」 Vo.唯&澪

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                        ・

  AパートとBパートに別れての唯と澪の歌声が講堂に響く。勇は客席で腕を組んで従妹の歌声を見守り、その横で憂が感激しながら見守っていた。勇士朗もゲスト席で澪の歌声に聞き入った。

  一曲目が終わり、拍手が鳴る中、軽い曲紹介を挟んで「ふわふわ時間」、澪がヴォーカルを務める「HeatGoesBoom!!」が続けて演奏された。

  唯 「・・・・それでは・・・ゴトンッ・・・キーーーーーン・・・。」

  マイクの不具合で起こるあの音がでてしまった。マイクを叩いて改めてMCをする唯。

  唯 「わわわっ・・・ゴン、ゴン・・・・よしっ・・・失礼しました、次は私達のメイン曲、『ふわふわ時間』です!!それではいきますっ!!」

  律 「1・2・3!」

      ♪ 「ふわふわ時間」 Vo.唯&澪

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  ジャーン・・・ドドドドン!

  唯 「続いて!ベースの澪ちゃんがヴォーカルをやります!『HeatGoesBoom!!』」

  声援 「きゃああああ!!秋山さーん!!・・・秋山さぁーん!!・・・イエー!!みおー!!・・・ワー、ワー・・・秋山さーん!!」

  会場にいた桜高の女子生徒達のおよそ半分余りが澪の名前を連呼して盛り上がる。勇士朗達には言いそびれてきたことだったが、彼女はこの学校でファンクラブが出来るほど人気があった。

  勇士朗 「すげー、声援・・・さすが秋山さんだ!!」

  光 「唯ちゃ〜ん・・・。」

  唯 「わ〜・・・やっぱスゴイ人気だねー。ねー、澪ちゃん?」

  澪にMCを振る唯。更に声援が上がる。小声で突っ込む澪。だが、自分への声援に圧倒されてしまう。止む得ずMCをやる澪。