Holy and Bright
民に詫びて光の力を民に思い出させ、光の力を願わせるようにするまでは。
そして。
ジュリアス……私の、守護聖。
私の大切な、光の守護聖。
あなたの、私に対する信頼は地に堕ちただろうけれど−−ううん、最初から……無かったかもしれないけれど……あなたがこの地で光の力を発するのを見届けるまでは。
「そうしたら、これを押します……ジュリアス」
まるで目の前にジュリアスがいるかのようにまっすぐ前を見つめ、静かにアンジェリークは呟いた。
作品名:Holy and Bright 作家名:飛空都市の八月