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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第28話

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    ディドゥドォドォドォドオオオォォォォドゥィンドゥィンドゥィンドォドォドォォ・・・

    ドォギャゴズドォドォドォゴゴゴゴオオオオオギャズドォガゴォォッッ・・・・

  BLW‐02 「キュアアアアアッ!!」

  断末魔の悲鳴をあげるBLW‐02。

  フレアダイバー 『全火力を集中させるっっ!!!』

    ドォドォドォギュダラララドォドォドォドォォォガガガガガドォオオオオォォ・・・

  皮膚がズタボロの状態になるBLW‐02。頭部の形状も崩れかけている。フレアダイバーはホバーダッシュして旋回しながらフルオープンアタックを続ける。360°からの射撃を受けて、瀕死状態になる。

    ギュァアアアア・・・・

  フレアダイバー 『生体エネルギーが消えかかっている・・・チャンスだな!!おおおお!!!』

    ヴドゥドゥルルルルルドォドォドォドォドゥィンドゥィンドゥィンドォドォドォドォドォドォドォオオオオオオオオォォォォ!!!

    ズギャゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴヴァドォドォドォガガッガガガガアアアアアッッッ!!!

  強力な射撃攻撃を受け続けたBLW‐02の全身が粉砕する。

  その近辺で、BLW‐06が路線に沿うように進攻する。

  ストライクボンバー 『おおおぉ・・・・どりゃあああああ!!!』

    ドォゴガアアアアアアッッ!!!

  BLW‐06 「グギャゴオオオオオオッ!!」

  後方から飛び蹴りを食らわしてBLW‐06を蹴り飛ばすストライクボンバー。ファイティングポーズをかまえて着地する。

  ストライクボンバー 『こいつはこの前のやつの変種か?!だが、ぶっ飛ばすまでだ!!』

  巨体を起き上がらせると、巨大な腕で攻撃を繰り出す。豪腕がストライクボンバーに激突する。

    ドォゴオオオオォォッッ!!!

  ストライクボンバー 『ぐおおお!!』

  ガードして持ちこたえるが、反動はすさまじい。その時、後方からフレアダイバーがツイン・バスターシリンダーで攻撃をかける。

  フレアダイバー 『加勢する!!』

    ドォドゥルルルルルルルルルルルルウウウウゥゥ、ドゥヴァゴッ、ドゥヴァゴッ、ドゥヴァゴオオオォォォッ!!!

    ズズズズズグォオオオオォッ!!!

  直撃を受けるも、異様に強固な肉体は表面を傷つけるだけに止まった。だが、フレアダイバーに気を取られ隙が生じたのは間違いなかった。

  ストライクボンバー 『ああ!!サンキュー!!どぉりゃああっ!!』

    ドォゴガアアアアッ!!!

  このチャンスにパンチを打ち込むストライクボンバーだが、BLW‐06も直ぐにストライクボンバーを向いて豪腕を再度揮った。

  BLW‐06 「ギュギイイイイィ!!」

    ドォバキャガアアアアアッ!!!

  ストライクボンバー 『ぐあああああ!!』

  地面に倒れこむストライクボンバー。フレアダイバーにも豪拳が炸裂する。

    ドォゴガアアアアアアッッ!!!

  フレアダイバー 『がはあああああ!!!』

  ストライクボンバー 『くっ!!やるなぁ・・・・!!!」

  苦戦を強いられる2機の勇者特急ロボ。その後方の遠方から紬が傘をさしながら路線の側面道路を駆ける。

  紬 「せっかく安全な所へ下ろしてもらって悪いけど・・・やっぱり彼らが心配だわ!!」

  紬の眼差しの向こうで更なるBLW‐06の攻撃が続く。豪拳が2機の胸部に直撃する。

    ドォズガギャアアアアアアッッ!!! ドォズガアアアアアアアアン!!!

  ストライクボンバー&フレアダイバー 『があああああああっっ!!!』

    ズズドォゴゴオオオオオオ・・・

  BLW‐06 「グクルルルルゥゥ・・・・!!!」

  倒れる2機にズンズンと迫るBLW‐06。ストライクボンバーとフレアダイバーの胸部にはダメージによるスパークが生じていた。更に雨が浸食し、決して良い状態ではなかった。

  ストライクボンバー 『ちくしょうがっ・・・・だが、これきしで怯まないぜっっ!!!』

  ゆっくりと身体を起こして立ち上がるストライクボンバー。そんな彼をフレアダイバーが止める。

  フレアダイバー 『無茶はよせっ!!ストライクボンバー!!』

  駆け出すストライクボンバー。腕を振るって拳を叩きこもうと攻める。同時にBLW‐06も豪腕を揮う。

    バギャドォガァアアアアアアッッ!!!

  だが、若干長いBLW‐06の豪腕が先にストライクボンバーの胸部に炸裂した。再度吹っ飛ばされて倒れこんだ。

    ズドォゴォオオオオッッ!!!

  彼らの戦闘が見える範囲の箇所までに駆けて来た紬。彼女にも地響きの振動が伝わった。

  紬 「きゃああっ・・・!!」

  すぐ近くの電信柱に掴まってなんとか立っていられた。傘を片手に前方に視線を伸ばす。

  そこには胸部を損傷したストライクボンバーが倒れていた。振り続ける雨が紬と勇者特急ロボに降り注ぐ。

  紬 「ストライクボンバー・・・!!」

  つい先ほどまで紬の身を安全な場所へと移動させてくれたストライクボンバー。その時の勇ましき勇者が苦戦を強いられている。紬の胸は不安にかられはじめた。

  倒れたストライクボンバーの後方からフレアダイバーの援護射撃が撃ち放たれ、BLW‐06の身体に直撃する。爆発が表面で巻き起こる。

    ヴィドゥルルルルルルルルウウウウゥゥゥッッ!!!

    ドォドォドォドォゴォオオオオンッッ!!!

  ぐらつくものの、咆哮して威嚇する。やはり今までの個体に比べ異様に防御力があるようだ。

  BLW‐06 「クケアアアアアアア!!!」

  紬 「そんな・・・フレアダイバーの攻撃も今ひとつだなんて・・・!!!」

  紬はただ彼らの見守る事しかできなかった。いや、彼らの為にそれだけでもしていたかった。

  その時だった。紬の頭上に巨大な何かが航行するジェット音が響いた。そして、奇しくもそのタイミングで雨が止み、幾つかの雲の隙間から太陽の光が街に降りた。

    キュギュオオオオオオオ・・・

  紬は傘を下ろし、空を見上げる。その瞬間、今までの紬の不安は消え去った。紬の表情に笑みが浮かんだ。

  紬 「あれは・・・?!舞人君!!」

  空を見上げた紬の瞳にロコモライザーとライナーズが映る。中の舞人は急速合体のシステムに切り替えて合体する。ちなみにこのシステムは、合体時の不具合が生じかねない為、多用は避けられているシステムだ。

  舞人 「ロコモライザー、ライナーズ、急速合体っ!!!」

  マイトガイン 『チェンジ・マイトガインッッ!!!』

  空中で瞬く間にマイトガインに変形合体したロコモライザー。マイトガインは直ぐに左腰の動輪剣を取り外し、空中から一気にBLW‐06に片手で斬り掛かる。

  舞人 「おおおおおおおお!!!」

  マイトガイン 『でやああああああああっっ!!!』