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新生勇者戦記 ブレイヴ・サーガ・ディザスター 第35話

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  要 (こんなさわ子さん・・・初めて見る・・・・ふふ、でも絶妙なギャップがあって悪くない。それにしても・・・・キツイ!)

  ギュギュウとサンドイッチ状態になる要。今日の彼は全てが初体験の状態だった。



  散々遊んだ後、軽音部メンバーは練習を開始する。すでに夕方の時間帯だった。練習中のサウンドが鳴り響く中、勇士朗達は別荘内のエプロンを着用し、夕飯を作り始める。

  勇士朗 「とりあえずカレーでもやるか。」

  俊 「じゃあ、飯炊いてと・・・。」

  光 「んじゃ俺はシーザーサラダでも作るかな。」

  蓮 「じゃあ、俺ハンバーグ作るわー。」

  それぞれが献立作りに取り掛かり始める。  

  蓮が熱心にハンバーグを作る準備をし始める。

  勇士朗 「蓮てハンバーグ作れるんだな。」

  蓮 「まぁな。この前律っちゃんの家で夕飯呼ばれた時に作り方教えてもらったんだよ。」

  俊 「おいおい・・・すっかり仲いいなお前ら。」

  蓮 「か、勘違いすんなー。」

  といいつつも蓮は少し赤くなっている。その後ハンバーグを作りながらこの前に知り合った律の弟の聡について蓮が語る。

  蓮 「そういえば律っちゃん、弟がいるんだぜ。結構俺になついてくれてな〜!やっぱ姉弟だけあって全然人見知り全然しないぜ。」

  勇士朗 「へー。弟か〜。」

  蓮 「ちょっと年は離れてて中一なんだけどな。そいつと結構馬が合うんだわ。なんかマジで俺の弟みたいだぜ。」

  光 「いっそ結婚すれば?そーすりゃ義兄弟になれるじゃん?」

  蓮 「あのな・・・・。」

  俊 「けどまさか・・・この中で一番うぶだと思った光が一番早く軽音部メンバーと付き合えるとはなぁ・・・しかも勇者になっちまって!!」

  光 「なんだよう・・・早く俊も梓ちゃんに告ればいいじゃんか。俊だったらいい感じになると思うけどなー。」

  俊 「そうか・・・?」

  男同士の恋話を展開させながら夕食を作る一行。それからしばらくして強めの地震が発生した。

    ゴゴゴゴゴゴゴゴォォオオ・・・・・!!

  俊 「うお!?地震だとっっ?!!」

  蓮 「まさか・・・デストリアン?!」

  勇士朗 「いや、マイナスエネルギーは感じない・・・。」

  光 「じゃあ・・・例の生体兵器か?!どの道、何かがりゃ俺達の出番だな!!勇士朗!!」

  勇士朗 「ああ!!」

  この地震で、聴こえていた演奏も止まり、軽音部メンバーがざわめきを立たせていた。

  地震の最中、近くにあった意味深な六地蔵が崩れてしまう。その直後。近くの山から巨大な咆哮が鳴り響いた。その声はあたかもエヴァ初号機の咆哮のようだった。

  謎の叫び声 「ヴォオオオオオオオオオオオオオオォォォォ!!!」

  澪 「ひっ!」

  紬 「きゃあああああ!!」

  律 「なんだ!?エヴァ?!!」

  梓 「こ、怖い!!」

  唯 「ふもおおおお!!」

  すると不気味な巨大な影が夕焼けの山中にゆらりと姿を現す。巨大な身体に鋭利な2本の触覚、漆黒の瞳の中央に小さな光が灯った眼、灰色の夥しい体毛、巨大な避けた口、鋭利な爪を持った巨大な両腕・・・・それはデストリアンでもBLWでもなかった。

  地響きを立てながら別荘の方面へと進行してくる。その音を聞いたメンバーは一斉に外にでる。夕焼けの山中にそれはやってくる。

  謎の巨怪 「ヴォオオオオ・・・・。」

  蓮 「なんだありゃああ??!」

  澪 「こ、怖い・・・!!!」

  その姿を見た澪が恐怖にすくむ。澪以外のメンバーもその不気味な存在感にぞくっとしたものを覚えた。

  勇士朗はすぐさまに一同を下がらせる。

  勇士朗 「みんなは下がれ!!俺達が相手になる!!」

  俊 「頼んだぜ!!勇士朗!!光!!さ、とりあえず別荘の中に入ろうぜ!!」

  一同が別荘に入るのを確認すると、勇士朗はファイアージェットを召喚する。

  勇士朗 「ファイアー・・・ジェエエエエエットッッ!!」

  光りを放った先からファイアージェットが飛来。ファイバードへと変形して川原に着地する。

  そして光は左腕のダグコマンダーのエンブレムをスライドさせ、ダグコマンダーを発動させる。高速で光の身体にダグテクターが装着された。

  光 「トライ・ダグオンッ・・・・・・・・・ファイヤー・コウッ!!!」

  勇士朗は琴吹家の高級エプロンを脱ぎ捨て(←おい)、エネルギーを帯びながら高速で駆ける。光りの球体となって胸部に飛び込んだ。

  ファイバード 『チェエエェエンジッ!!ファイバアアアァァァドッ!!!』

  謎の巨怪の前に立ち上がるファイバードとファイヤー・コウ。ファイバードが指を指して、謎の巨怪に向かって叫ぶ。

  ファイバード 『この先には俺の仲間たちがいる!!これ以上先へは行かせないぜっ!!いくぞッ!!光!!』

  ファイヤー・コウ 「おっしゃあああ!!」

  謎の巨怪 「ヴォオオオオオオ!!」

  ファイバード 『でやあああっ!!』

  ファイバードは飛び蹴りを謎の巨怪に見舞う。ものの見事に蹴りが炸裂し吹っ飛ぶ。

    ドォガアアアアッ!!

  謎の巨怪 「ヴォゴオオオ!!」

  ファイヤー・コウも倒れた謎の巨怪にファイヤー・マグナムを撃ちこむ。

  ファイヤー・コウ 「ファイヤー・マグナムッッ!!!」

    ギュドォオオオオオオンッッ!!!

    ズガギャアアアアンッッ!!!

  川へ着地し、倒れこんだ謎の巨怪の前に立つファイバード。謎の巨怪は、ゆっくりと起き上がると一声叫び、鋭利な爪をファイバードに振るった。ヒットするが、持ちこたえてパンチを繰り出す。

  謎の巨怪 「ヴォオオオオオオオオ・・・・・・ガアアアアウッッ!!」

    ズギャガアアアッ!!

  ファイバード 『ぐあっ・・・・だあああ!!』

    ドォガアアアアッ!!

  謎の巨怪 「ガアアッ・・・・・ヴァアアアアゥッッ!!」

    ズガアアアアアアアアッ!!

  ファイバード 『がはあああ!!』

  鋭利な爪の斬り上げをくらい、吹っ飛ばされるファイバード。山に激突する。

    ドォゴォオオォォォ・・・・

  ファイバード 『くっ・・・何?!』

    フュドォッ、フュドォッ・・・ガギャアアアッ!!

  ファイバード 『がぐぅ・・・!!』

  ファイヤー・コウ 「こうなったら・・・直接懐に飛び込むぜ!!!」

  謎の巨怪の両腕が伸び、ファイバードの首を両手で掴みかかる。ギリギリと締め付けられるファイバード。その時、懐の隙を見つけたファイヤー・コウがファイヤー・ナックルを見舞った。

    ギギギギギギギィィィ・・・

  ファイバード 『ぐがあっ・・・・!!』

  ファイヤー・コウ 「やらせるかっっ・・・ファイヤー・ナックルッッ!!!」

    ドォゴガァアアアアンッッ!!!

  謎の巨怪 「ガアアアアア??!」